いよいよ当日。
少し早いかと思いながら集合場所に行ってみると、もうほとんど来ていた。
時間ギリギリで来たのは、滝野川遅刻番付大関のあいつだ。
ま、それでも遅刻ではない…(という事にしておこう)
例によって必要書類収集、切符分配、簡単な説明と注意事項などなどをしていざ出発。
幸いな事に、ここしばらくのあの酷暑は休憩のようだ。
合宿経験のある子どものほうが多いので、さほどの混乱も無く、目的地の駅に到着。
と思いきや、ここで子ども同士の小競り合いがひとつ勃発。
片方が泣いてストライキ状態になってしまった。
目的地についてからもご飯を食べずハンストに突入。
かなり強硬だ。
ここで叱ったりすると、逆効果なのは明らかだ。しばらくして稽古が始まったが、この子だけは別メニュ−にして部屋に残し、一人大人についてもらって、癒し作戦を取る事にした。巧みに癒してくれたのだろう、ほどなく道着に着替えて道場に顔をだした。すっかり元気を取り戻している。
それにしてもよく短時間で気持ちを立て直すことができたものだ。その子の話をいろいろ聞いてあげたと言う事だったが、そんな状態の子どもに口を開かせるのもなかなか難しいことだが、見事なものだ。
この日の稽古は短い給水タイムを何度か取りながら、びっちり2時間。
それでもほとんどだれることも無く、予定していた稽古メニュ−を全部こなしてから、夜のリクレ−ションに予定しているドッチビ−の練習試合まで到達した。
子どもはあまり休ませないほうが、よく動くのかもしれない。
最初に疲れるのは、身体ではなく気持ちの方なのか。
このあとは各部屋に行って、ここからが合宿の本番だ。
お弁当のあとチャンバラごっこのグル−プ
こちらはセミ取りグル-プ
そんな事は意に介さずその間も、ゆ〜〜っくり弁当、我が道を行く


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