滝野川少年部は中学生の比率が比較的高く、この4月に4人が中学生になって中学生は7人になった。
中学生までは、手続き上は少年部の扱いだが、稽古をどのグル−プでするか、という事は手続きとは関係なく現実的な状況による。
例えば身長が大きくなって小学生と組んでの稽古はやりにくくなる、といった場合だ。そんな事がなければ、中学生になって急に本人のなにかが変わると言うものではないので、中学生になったら大人のグル−プの方で稽古をするものだ、とは私は考えていない。本人が望めば、と言う事でいいと思っている。
そこで、今小学生達と一緒に稽古をしている中学生7人に、別のグル−プで稽古をしたいと思うものは申し出るようにと告知をした。
中学生になって、環境が変化した事で稽古に来れなくなる子どももいる。
一番の理由は部活だ。
それ以外の理由は、いきなり大人の時間で稽古をするようになるのは、気分的に負担に感じて辞めていくという事だろうか。そういう事からすると、滝野川道場にある、大人の部と少年部の中間的なクラスは、大切な役目を持っている。
それとは違う事情もある。
いま滝野川少年部は1/3が中学生なのでもし全員が一度に抜けていくと、少年部の空気は少し変わってしまうだろう。なんといっても上級生は少年部の中心的存在だし、稽古の出席率の高いのも中学生だからだ。
それは時の流れによる変化なので、起こるべくして起こるものだが。
少年部は、子どもの成長の速度に伴って常に変化する。

1