日曜日の稽古の時、子ども達それぞれの習熟度のチェックをした。
そろそろ審査を意識する時期になったからだ。
この日は飛鳥中での稽古だったが、どういう訳か珍しく欠席が多い。
子ども達を級別に前に出して、審査の課題技をみせてもらった。
大半の子はそれなりの習熟度は見て取れるが、当たり前だがそうでない子もいる。そんな子はそれほど心配ではない。おそい早いの違いはあっても、かならずみんなのレベルまで出来る様になる。
そんな中で、どうして?と言うくらい進んでない子も居る。
覚えられないのではなく、稽古の方に気持ちが向いていない様に見える。
仲よく話している仲間は居るので、それで稽古が続いるのだろう。
水曜日は塾のため日曜日しか稽古に来る事が出来ないので、この子と道場で一緒にいるのは週に1時間だけだ。そんな短時間ではこの子の気持ちをなかなか読み取れず、なんとももどかしい。
頑張って審査を受けてそれを乗り越えれば、自分に自信を持つきっかけになるかも知れないのだが、そのレベルには届いていない。
この子に必要なのは他の方法かもしれないが、まだそれを見つけられてはいない。思い切って審査を受ける事を決めて、今からの2ヶ月で乗り越える力をつけるための動きを始めるのが良いのだろうか。
あまり思案していると、時間切れになるが。

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