リトルドラゴンが合格した。6度目の挑戦だ。
回数としては、10回以上受けた子も居るので、ほぼ中間くらいだろうか。
少し前にMT6が合格したので、背中をつつかれている感じがして、居心地のいいプレッシャ-ではなかっただろう。だからと言って手を抜いた審査にならないように、念入りにみた。この日、稽古が始まる前にも1人で稽古をしていたし、自分でも十分チェックしたのだろう。誰もが陥りがちな、型の始まりと終わりの曖昧さもほとんどなくなって、問題なく合格だ。
本人もホッとしただろうが、こちらもホッとした。どうしてもMT6と比較される空気になっていたからだ。みんなの気持ちを刺激するためにMT6が幼稚園生である事をアピ―ルしたせいもあって、そのあたりの比較に注意が行ってしまっていた。自分も、という気持ちを起こさせるのが目的だが、そういう時の力の掛け方は難しい。子どもの間の批判はとても辛らつだからだ。
しかしちゃんとハ−ドルは越えた。

5