錬成大会の演武の稽古状況を、会長先生に見ていただいた。
最初は、・・・と思う出来だったが2度目でもうそこそこ動くようになっている。子ども達は、いつもと違う大人が見ていると雰囲気が変わってくる。あれは子どもが自然に持っているバリヤなのだろう。いつもはない緊張感が、少しだが出てくる。緊張感があるといつもよりはキビキビ動く。持っている内容はいつもと変わりないのだが、おもしろいものだ。ようするにそこそこは動けるのだが、いつもはそれを出していないのだろう。
滝野川少年部では、演武の稽古をそれほど熱心にはしていない。その結果としてこれくらいなら、まずまず他の道場にもついていけるだろう。錬成大会の目的は、武道館での大きな催し物を体験することだ。だが団体演武はうまく出来る方が達成感は大きいだろうから、これからの合同稽古で、それを子ども達自身が感じ取ればいい。
『上手にやりたい』
自分でそう思う事、それが一番大きなエネルギ−源になると、私は思っている。
少し気なるのは、この日の子ども達がフルメンバ―ではなかった、ということだが…。

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