原料、産地、賞味期限の改ざん。
表示を信じて買ったら食品の中身が全く別物だったのがミートホープ事件ということになる。
喜んで買う消費者にも問題はあると責任転嫁する社長に問題があるのは当然であるが、この人物をここまで放置してきた消費者を含む社会構造にも問題があることは確かだ。
この企業、普段から消費者無視を基本理念に掲げてきたわけではない。
内と外の使い分けでそれを疑問に思わない従業員がいた。
告発を受けても真摯に捉え動かない中央省庁と地方行政があった。
この行政の怠慢を放置してきた政治とこれを支えた国民がいた。
共通した無能は、想像力の欠如ということにつきる。