5月11日にほぼ出そろったとしていた知事選の候補者。その後の再混迷の経緯をまとめておこう。
その直後の小沢辞任、新執行部の榛葉出馬不承認を経て、榛葉に代わる相乗り後継に某大学教授に白羽の矢が。
しかし、その後自民党県連は相乗りに傾いた県議5人を文書注意処分とし、表向き坂本支持で党を一本化した。
一方、当の大学教授は当初は大学の理事長である石川知事の意向しだいとしていたが、27日に「知事選に出馬することはない。一切考えていない。」、記者の100%と言い切れないのかとの質問に「100%ですね」と答えるなど頓挫したかに見えたが、30日には豹変、6月5日に結論を出すなどと、文書で報道各社に伝えた。
この文書には「学の独立を脅かす事実があり、学長として断固として対決していく」と大学運営上の記述があり、6月5日の石川知事に代わる新理事長ポストの行方しだいで、自身の立場がどうなるかを踏まえて、ということのようである。