野党となった自民党県議から「がっかりした。知事の答弁は当局側の原稿を読んでいるばかりで、今までと何も変わらない。」などと挑発された知事。
何を言い出すかと思えば、「部長、局長会議を頻繁に開き、県幹部に私の政治姿勢を学んでいただいている。
改革は県庁の優れた人材と二人三脚でやるのが筋」と事務方との協力姿勢を強調した(読売新聞2009.7.25)、とのこと。
改革の衣をまといながらもその裏で役人の手のひらの上というのは単なる答弁棒読みよりも罪深い。
役人を使いこなすといって、いいように使われている世間知らずの麻生太郎のミニチュア版を見ているようだ。
さらに自民党県議から、知事が自治労静岡県本部との間で政策協定を結んでいることを筋書きのない再質問の中で暴露され、公務員制度改革に疑念を糾された川勝平太、「まず隗より始めるということで、7時にくるつもりですが県庁のドアが閉まっていて8時にきている」などとわけの分からない答弁で狼狽ぶりを露呈。
要は、自分はがんばってるんだから県職員もがんばって改革してくれるはず、と言いたいらしいが、二人三脚の役人が作った原稿なしではとてもやっていけないことは事実のようだ。