県会議員には7月23日までの搭乗率を伝えるなど、途中の数字も把握していた県も、ようやく県民向けに7月末までの搭乗率として実態を公表した。
注目の搭乗率保証中の福岡路線は、6〜7月の計で
61.4%、7月だけで見れば63.0%であった。
率はやや改善したのは事実であるものの、先日のブログでも証明した
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/441.html
とおり、率が上がろうが保証額は右肩上がりで上昇中である。
これは、保証の搭乗率が70%という高率であるため、7月が63%になろうが、仮に8月が65%になろうが、一定期間の率が70%に達しない限り
率が上がろうとも日を重ねるごとに保証額は増え続ける仕組みとなっているからなのだが、需要予測に象徴される数字に弱い空港信者にとっては、ぬか喜びの格好のネタとなりそうである。
一方、福岡路線とは逆に札幌、沖縄の両国内線(特に札幌線)が7月に搭乗率を下げたのは注目だ。
利用者総数は約2か月で国内線利用者62,028人、国際線26,815人。
FDAの就航日を考慮して1日あたりの国内線利用者数を計算すれば、1,043人/日。
国際線はチャーター便含めても、479人/日。(注:上海線は未公表のため含まれず)
国内路線だけで106万人、国内国際両路線で138万人という開港初年度利用者の県予測から計算すれば、国内線で1日2,904人、国際線で1日877人の利用を見込んでいたはずが、スタートダッシュにしてこの程度とは・・・
8月の繁忙期でどこまで盛り返せるかで趨勢が見えそうだ。