「さきほどの件について個人情報の問題はクリアしているとのことでしたが、本人が知らないところでの情報の流通及び利用が個人情報保護法で守られるべき法益であるのになぜ同意なしの収集及び利用が許容されるのか説明をいただきたい。」
これは今日、私の仕事の関係部局の局長増田何某に当てたメールの一文である。(ちなみに、この人とは法令上上司部下の関係にはない。)
ここに至る詳細は一般県民の個人情報に突き当たりかねないのである程度伏せなければならないが、概略というよりも要旨としていえば、この局長からの電話をたまたま私が取って、一般県民の個人情報の提供を求められ、これに対して情報の本人に確認の上、本人が難色を示したことを伝えたところ、知事の名を出した上で個人情報なんてクリアしてるんだよと意味不明な恫喝をし、一方的に話を打ち切ったことから、冒頭のとおり文書(証拠)としてメールしたものである。
彼がどれほどの権力を持っているのか知らないが、法を無視して行動できるわけがない。もし知事の指示があったとしてもこれは変わるまい。
我々が守るべきは県民の利益であって、知事の利益や興味ではない。
どのような圧力があっても私のこの信念は不動である。
逃げずにしっかりとした説明を期待したいものだ。
併せて、機会があれば知事にも事情を聞きたいものだ。指示という意図がなくとも、不用意な発言が組織を暴走させることもあることを知っておくべきだ。