ついに日本航空が経営破綻した。
ところが会社が消滅したわけではなく、実質1兆円の公的支援で会社を立て直すということだ。
問題は再生ができるかだが、示された収支計画はまるで静岡空港の需要予測のようにバラ色のV字回復。
売上が右肩上がりとの予想だが、人口減少、高速鉄道網の整備など航空需要自体が下降する中で価格をあげて売れるわけがない。
路線縮小で売り上げ増とは如何。
年金も清算すれば6割カットのはずが3割カットだとか、ばらまかれた優待券も紙くずとなるはずが保護されるとか、いったい見事再生とならなければどこから補填されるのか。
金科玉条の如くJALはつぶさないというだけで、税金を投じるにあたって何ら合理的な費用対効果の検証はない。まるで宗教だ。