昨日発表した静岡空港の9月期利用者実績は昨年同期比で1割以上も低下した。
にもかかわらず、県空港利用政策課の「9月のキャンペーン利用者は8月の3倍。上海線利用者の3分の1近くが利用した計算で、搭乗率向上に寄与したと思う。」(静岡新聞)とのコメントは、税金投入による割引キャンペーン政策がうまくいったということらしいが、利用者人数が減って税金依存者が増えたということは裏を返せば静岡空港利用者の税金依存体質が深刻化したことに他ならない。
失敗は認めない、良くいえばポジティブ志向、より的確には能天気な役人思考の産物だ。
税金漬けは麻薬と同じで税金切れの需要低迷という恐怖と禁断症状に耐えられず、延々と続く税金漬けと、効き目が弱くなったときのさらに強力な税金漬けが繰り返されるという悪循環に陥るだろう。JALの二の舞のパターンだ。
しかし役人は自分の金でない税金の出血に何の痛みも感じないで相変わらずの能天気だ。
さて、9月期の利用者実績を以下に紹介しよう。