県内ニュースをしばらく見ていなかったが、被災地がれき受け入れ問題に関して島田市の桜井市長が、
「(がれきを受け入れないで)絆だとかがんばれ東北だとかひとりじゃないよという言葉は、いったいどこに行っちゃうのってことになるんです。行動で示さなきゃ私はだめだと思います」
などとテレビで述べたそうである。
被災地がれきの受け入れについては純粋に科学的検証にかかる問題であるべきで、このような情緒論で是非の誘導を行うことは問題の解決にはならない不誠実な対応である。
まして、このようながれき受け入れを欠く様々な形の支援を見下すような発言は自己の負担のもとにできる範囲の支援をしているボランティアをも冒涜するに等しい。
彼は、彼自身が何の犠牲も出すわけでない行政の長としてではなく一個人としてどのような支援をしたのだろう。それはがれき受け入れがないとどこかに行っちゃうようなものなのだろうか。
だったらあまりにかわいそうな人だ。
無理なくできる範囲でできることから始める支援は確かに一つ一つは小さいがそれらがつながった時の大きさや尊さを知らないのだから。