久しぶりになります。
年明けに帰国してから、週末は国内を西へ東へと移動し、気づけばもう2月です。
今日は島田市が焼却がれきの受け入れについて覚書を交わしたとのことで、少しこのことについて書きたいと思います。
木材チップの試験焼却のためにまずは10tとのことですが、同じ町の木材といっても採取場所やその保管状況によっても違うものであり、検査は試験焼却時だけでなく、受け入れ継続ならば受け入れるものすべてに行うべきです。
また、うそ偽りのない検査と情報公開は当然のことであり、これも継続すべきです。
その上で、安全の定義が明確でない中、さらに受け入れ継続か中断かを、(国の基準ではなく住民の判断として)住民自らが決められるような仕組みを作るべきです。
加えて、木材はきっかけづくりでその他のがれき受け入れ(被災地ではなく地元への有償請負の拡大)を考えているのなら、最初から誠実にその旨を表明すべきであり、住民を騙すようなことは厳禁です。
不信がどれだけのコスト増になるのか、現状を見れば分かるはずです。

(表面のがれきは除去されたが多くは基礎部分が未だむき出しのまま)

(左上には分別もされず山積みのままのがれきが)
[二枚とも南三陸町にて:2012.1.29]