今日のJR東海の社長会見で山田社長は、7年後の東京オリンピックに便乗し静岡県知事川勝平太が設置の再考を持ち出し騒いでいる静岡空港新幹線新駅について、「意味が分からない」と一蹴した。
川勝の空港新駅構想は12月県会でも質疑が行われ、これまでの発言と併せ、要約すると以下のように知事は構想及びその理由を示している。
1 オリンピック期間中(17日間)の航空需要を首都圏の空港だけではまかなえないので、新幹線新駅を造って静岡空港が成田、羽田を補完する首都圏第三空港となるべき。
2 富士山が噴火すれば降灰のため東側の成田、羽田は飛行機が飛べなくなるが西側の静岡空港は使えるので首都圏第三空港にふさわしい。
3 静岡空港は南海トラフ巨大地震等の防災拠点であるので被災時の支援部隊などの輸送に空港新駅が有効。
4 JRの採算性を害しないように、新駅は原宿の御召列車用の駅同様、有事の際やオリンピックの際に使う(駅員を配置し開設する)だけでよい。
5 JRに陳情や誘致はしない。駅の必要性(富士噴火時やオリンピックの際の首都圏空港としての位置づけ)は国に訴えていく。