県は2月10日に平成27年度当初予算案の概要を公表した。
三重県などの情報公開先進県においては予算編成過程の情報だけでなく知事査定の映像まで公開されており、具体的に予算がどのように執行されるのかもわかるようになっているのに比べると、静岡県の予算の密室査定は戦後民主主義において欠落した参加型民主主義を欠き衰退しつつある欠陥自治体の姿を象徴するものである。
今日は、平成27年度当初予算案についてコメントするとともに、同日発表された平成26年度2月補正予算案についてもコメントしたい。
<平成27年度静岡県当初予算案について>
まずはじめに、県債残高の推移を見てみよう。

未だに増え続けていることがよくわかる。