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USBケーブルが必要だ。
まず私が考えたのは、「100均で買えないだろうか」という事であった。
私の出した結論など、どうせアテになどならないはずだ。無駄になってもいい値段が望ましい。
早速近所のダイソーへ行ってみた。早く結果が知りたい。
USBなんちゃら、いっぱいあるね

しかしその中から「au」の「ガラケー」の「転送用ケーブル」を見つけ出すのは至難の業であった。
ほとんどスマホ用なのである。
やっと見つけ出したのはたったの1つ、そして「充電」と書かれていた。
充電は充電であって、やっぱり充電しかしてくれないんだろうか。
それとも「充電」という言葉に暗黙の「転送」が含まれているのが常識なのだろうか。
見たところ形はバッチリ、今うちにあるのとソックリだ。
100円だし、買って帰ろうと思ったが、もしかして他にあるかもしれないので一応聞いてみることにした。
ハハハッ、そうだよね、充電って書いてあるんだから充電だよ

転送できるやつには「転送」って書いてあるやん。
仕方なく手ぶらで店を出て、諦めがつかずに車の中で売ってそうな100均を探してみる。
その結果、セリアで売っていることが分かった。
セリア、GO〜〜〜
ねーし

どう見てもない。充電用もない。辛うじてdocomoのガラケー用があったぐらいである。
ガックシ。
ついでに、併設されている電気屋も見てきたが、ここには2種類あった。
しかしどちらも、失敗して無駄にするには惜しい額だったので、保留に。
駐車場で、近いセリアが他にないか調べてみた。私の、モノに対する執念は、凄まじいのである。こんな程度で諦めるか。
でもセリアって、あんまりないね

隣町に2軒。
しかし駅前なので、駐車場がない。
明日にしよう。
車がダメならチャリで行ってやる。
ビリブー疲れたし、明日はこのチャリ移動でチャラにしてしまえ。
翌日。
私はひと駅先にある隣町のセリアに向かった。
ビリブーを帳消しにする程の走りをしなくてはならない。
カッ飛ばしてブレーキをかけたら、ブレーキがチョン切れた

まだまだ先は長い。どこかで修理しなくては。
まずはセリアに行ったが、ここにもなかった。
ただ、前日のセリアにはなかった充電器があったのだ。
これは、店舗によって品揃えが違うことを意味する。
よし、さらにふた駅先のセリアじゃ
その前にブレーキ修理だ

交番で自転車屋さんの場所を聞いていたら、「ぽ子!」と呼び止められる。
Pのマスターであった。
どえれー美人さんを連れていたが、妹さんとのこと。
妹さん〜〜〜、カレー復活頼みます〜〜〜〜。
誰にも会わないだろう前提で、どスッピンであった。所沢はまだ地元ということか。
ふた駅先のセリアにもなかったのだ。
もう外は暗い。
合計3駅を戻りつつ、途中でパンとひき肉を買って一度家に帰る。
どうするか。
セリアにないんじゃ、割高でも電気屋で買うしかない。
ダンナに聞いてからの方がいいのか?
いや、それでは「自力」にならなくなってしまう。
これは授業料だ。
仮に失敗しても、痛みがあるからこそ学習するのである。
・・・とこじつけて、家から一番近い電気屋へ行った。
さすがは専門店、品揃えは豊富だったが、それだけに探しにくい。
なんせこちらは「ガラパゴス」なのである。もはや化石になりつつあるものを発掘しようとしているのだ。
充電器すらなかった。
これは逆に、あったら今買っておかないと後で困るかもしれないぞ。
もうこうなったらヤケクソだ。今日やらなくてはならないことなどどうでもいい、これこそが今日のノルマだ。
逆方向の電気屋へ向かう。
ここになければ、前日最初に行ったセリアの並びにあった電気屋まで行かなくてはならない。
もう膝も腿もパンパンである・・・、なぜまだ自転車に乗っている!?一度帰ったんだから車で来れば良かったじゃないか。
あまりにも自転車をこぎ続けていたので、車の存在を忘れていた。
しかしここでやっと見つけたのだ。
1種類しかなく、前日見た2つのうち、高い方であった。
もういい、疲れた、これを買って帰る。
家に帰り、ひとり晩ご飯を食べ、いよいよその時が来た。
すぐにでも新しいものを試してみたかったが、ここの記事にするために、もう一度不具合を確認してメモを取りたい。
全て外してあったポートに、もとからある方のUSBケーブルを突っ込む。
なにこれ。
普通に動いてるじゃん
何が何だかさっぱり分からん。
あれこれいじった刺激でどうにかなったのか。
こればかりはいくら考えても分かりそうもなかったので、深く考えずにハッピーエンドとした。
買ったUSBケーブル、返品しに行かなくては。
ここまでの総走行距離、21km。
何だったんだ、この苦労は。

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