春休みも終わりです。3月4月は雨期とは言え、見事に悲惨なお天気の春休みでしたが、今日はなんとか穏やかに晴れた春の日となっています(朝方はマイナス5℃くらいだったけど)。
ほとんど何もしないでのんびり過ごした春休み、なんとウーが毎日キッチンをピカピカにしてくれるので、ボロボロになっていた私の手の皮も復活。ウーだけは毎日せっせとキッチンを片づけ、チェロを練習し、日本語の通信教育を楽しみ、完全独学のピアノでバッハの小品集に取りかかりました。私が置きっぱなしにしておいたショパンのバラード1番の譜読みに挑戦していたのには驚いたけど。好きなことってどこまでも追求できちゃうんですね。
フーは玄関前の庭木をトリミング中、チンピラはひたすら吠えまくっています。
ところで、私、最近かなり忙しくしていますが、ほぷちゃんカレンダーのおかげでなんとかピアノの練習も、iknowで英語の練習も続けています。日本の小学校で使っていた「うたはともだち」なんかを使って、フーにメロディを弾いてもらい、コードで伴走付けの練習なんかも。こういうことが苦手なのでありがたいし、とても貴重で楽しい時間でした。
ところで、今日は
大発見!をしました。
お正月の「のだめinヨーロッパ」以来、のだめちゃんがお城のコンサートで弾いた、あの「まん丸い美しい形の光の粒」のようなピアノの音が忘れられなくて、ひたすら「キラキラ星変奏曲」を練習中。ああいう簡単で単純な曲をカンッペキに弾きこなす、というのは私の夢です。
ともあれ、ひたすら弾いているのに、ちっともちっとも「まん丸い光の粒」に近づかない、どころか、「ベタベタしたドロのカタマリを引きずった」みたいな、いかにも
うぃるちの飼い主的な音がします。しつこくしつこくしつこく同じフレーズを練習していたら、フーが横から「爪、切ったら?」と何気なく一言。
なんだか新鮮でしたねー。ン十年もピアノを弾いてきたけど、そういえば、私あまり真面目にピアノを弾くための短い爪を心がけたことがなかったんでした。
その場でいそいそと爪切りを取りに走り、これまたン十年ぶりに、深爪直前ギリギリまで、まさに「ピアノ用の爪」に短くしてみました。するとどうでしょう!すごーく弾きやすくなった!
…って、アンタ、一体どんだけピアノ弾いてきたんですかorz…って感じですが、身近過ぎて逆に気付かなかった。まともな先生にピアノを習ったのは小学校の数年間だけで、その先生以外は爪のことなんか注意してくれなかったし、すっかり忘れていました。
ショパンのバラ1。1カ所どうしてもちょっとミスタッチに近くなると、必ず鍵盤の間に爪が引っかかってすごく弾きにくいところがあったんですが、これも難なくクリア。
なんてこったい。
今までどれだけの時間をこの爪のために無駄にしてしまったのかと軽くショックです。おまけに長年、爪が鍵盤を滑るのをかばうような妙な弾き方をするクセまで付いていたみたいで。爪がないと、指先が鍵盤をガッチリとつかめるというか、無駄がなくなるんですね。
いや、世の中にこんな間抜けは人はそうそういないと思いますが、速いパセージがどーうしてもうまく弾けない!とお悩みの方、試しに爪を短く切ってみるといいかもしれません。私の「ベタベタしたドロのカタマリ」のような音も「クッキーの足音」(イマイチ拍子がバラバラ)程度に聞こえるようになりましたから。
ええ、ホントに初歩的なことでスミマセン。これで練習がまたちょっと楽しくなりそうです。
ついでにバレエのことも少々。ここのところ、美しいティーンネイジャーたちと合同のクラスになってしまうことが多くて、なんとかついて行こうと無理をしすぎ、ハムストリングスを傷めたりしていましたが、春の訪れと共にようやく痛みがほとんどなくなりました。どこまでが「無理なく」なのかがやってみないとわからないのは厄介だけど、ますます気を付けなくちゃいけないお年頃になってきたんだなぁ、と実感。
でも、やっぱりバレエにケガは付き物なのか、ティーンネイジャーたちも足やらモモやら足首やら、傷めている子がたくさん。実は我が家のブーちゃんも、5月のSleeping Beautyに出るため、先月からバレエに完全復帰しているのですが、やっとトウシューズでのレッスンも軌道に乗り、以前の体に戻ってきた、というこの時期、アキレス腱を傷めてしまいました。グランジュッテ(移動しながら片足で踏み切る一番大きなジャンプ。いにしえのバレエマンガ "SWAN"で京極小夜子さんがアキレス腱を切ったアレです、アレ。)の着地でプチッっていったそうです。
プチッって。
抗炎症剤を飲んで、なるべく動かないようにして、家の中でも踵の高い靴を履いて、アキレス腱を保護しています。せっかくもらったソリストの役、大切にしないとね。きちんと手当てしているから、来週あたりからはまたレッスンに戻れるでしょう。最初で最後の大きなクラシックの舞台になるかもしれないから毎日を大切にしなくちゃ。
ダンサーのみなさん、季節の変わり目には気を付けましょうね。…と言いつつ、今週のレッスンでは、プレ・プロフェッショナルクラスの子たちと一緒になって、スモールジャンプを最後までがんばってしまい、その日は湿布がなかったら歩けない状態になった私です。年相応の分別っていうのはなかなか付かないものですねぇ。
湿布さん、愛してるわー

両ふくらはぎと背中と首とお尻
(開脚ストレッチで失敗するとお尻の筋肉を傷めるのは私だけ?)これからもよろしく。
「オマエ、湿布さんが超過手当払えって言ってる〜」


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