先週は「夏になった〜!」と毎日バテバテでしたが、週末になって気温は急降下。明日の月曜にはなんと、最高気温56度F、最低気温36度Fということで、おそらく今シーズン最後の霜になりそうです。
まだ最終的に植え付けはしていないのが幸い、苗床ごと家に取り込んでしまえば大丈夫です。
更にラッキーなことには、もうほとんど開いて散りかけていたチューリップがまたしっかりと長持ちモードに入ったこと。チューリップって低温だと驚くほど長く咲くんですよね。

咲き始めはオレンジ色だったサーモンピンクのチューリップ

種まきしちゃったけど、霜が心配です。
西側花壇にはピンク花壇の種を播き、お隣との境目にもマロウの種まきをしようとトップソイルを敷いていたら…

ハダカのガキんちょがやってきました。
「種まきしたい?」と聞くと

したいに決まってますよね。

「マミ〜!Tが種まきしたんだよ〜〜〜〜!」
綺麗に咲くといいですねえ。

こちら、愛しのアイビーゼラニウムちゃん…なんか…普通のゼラニウムっぽいような…気のせいよね…

昨日Trader Joe'sで買ってきたミニバラ。秋に植えたのは春まで生きていたのに、かまいすぎてダメにしてしまいました。今度こそ。

発芽状況の一部 左下はキュウリ・ズッキーニ・スカッシュ
他に、ムルチコーレ、ルピナス、ペインテッド・デイジー、スノー・イン・サマー、スィートバジル、ローズマリー、ナス、ピーマン、カラーピーマン、ゴーヤ、クレオメなどなど。人に頼まれているシソがなかなか出てきません。
さて、お待たせしました。本日の犬どもコーナー
「失礼なこと言うと顔見せてやらないでちよ。」

かつて、テケテケやマミー、そしてほぷちゃんが楽しんだこの日陰、今年はうぃるちのお気に入りスポットになりそうです。え?クキさん?背中がつかえてうまく収まらないみたいですね。

いつも影から心配そうに、叱られる弟を覗くクキさん@巨犬の星
話は変わりますが、地元大学で行われた演劇のチケットをもらってしまい、教案作りに追われて睡眠時間も確保出来ない中、ヘロヘロと見に行ってきました。年間会員になっている方が「行けなくなった」とのことで譲られたチケット。その場にいた全員が辞退するも、ご本人も「無駄にしたくないから」と強行にくじ引き作戦。こんなときばっかりくじ運が強い(いや、弱いというべきなのか)私に見事当選してしまったわけです。誰か他にもらってくれる人はいないかと、知り合いの知り合いにまで連絡を回したのですがとうとう見つからず…
それというのも、この演目。なんとびっくり、羅生門だったんです。羅生門といえば、日本で学生時代を経験したほぼ全員の頭にインプットされた恐ろしい場面の数々と暗〜いイメージ…というわけで、日本人は全滅。一方、アメリカ人はそれほど興味なし、というわけでやっぱり全滅。
この大学はPerforming Arts(舞台芸術課)では有名で、全米屈指のレベルとされています。興味がないわけはない…と、やっぱりあまり積極的には行きたくなかったのだけど、我が家の長女ブーの志望学部でもあることだし…と嫌がるフーを引きずるようにして出かけました。
(肝心のブーは、バレエのレッスンがあるので行けませんでした。アキレス腱を傷めて4週間も休んでしまったけれど、フィジカルセラピーを週に3回、「今まで生きてきたなかで一番痛い思いをした。骨折のときどころじゃない痛みだった」というマッサージのおかげで劇的に良くなり、今までよりも深いプリエができるようになったとか。今から死に物狂いでレッスンとリハーサルをこなして、今月末のSleeping Beautyでソロを踊れるかどうか、微妙なところですが、ともあれレッスンに復帰できました。ご心配くださったみなさん、ありがとうございました)
さて、羅生門。今回初めて知ったのですが、アメリカでいわゆる「羅生門」と言えば、黒澤明の映画の方なので、芥川原作の羅生門そのものの話ではなく「藪の中」のお話がメインになっているそうです。羅生門に出てくる下人と老婆、僧侶の3人が狂言回しとなって話は進むのですが、基本的には「藪の中」のお話です。
アメリカ人が「日本」を再現する、というのは何かと無理があるし、普段あまりにも
ひどいものに囲まれすぎているので、うんざりする部分があるのですが、さすがに全米屈指のレベルを誇るだけあって予想していたよりもずっとよく出来ていました。ただ、ちょっと違和感があったのは、みんな演技もさすが!だったのだけれど、老婆を演じた女の子が、歩き方やメイク、外見は老婆なのに、話し方がまるで「アメリカの今時の女の子」に聞こえてしまったこと。私の中で羅生門のイメージと言えば、なんと言ってもあの不気味な老婆に尽きるのに、妙に元気で甲高い声のキャピキャピした話し方はガッカリでした。演出家の意図するところが違うのかもしれないですけどね。
あとね、主人公の名前が「多襄丸(たじょうまる)」って言うんですが、これがどうしても聞き取れなくて、「
タジョーノ
ルウ」って何だろうとずっと考えてしまいました。もちろん「羅生門」の発音も「ゥ
ラッシャモーン」みたいに聞こえます。仕方ないんでしょうけどね。固有名詞は原語に近く発音してほしいな、と思いました。でもうーん、よく考えてみれば日本のお芝居だってやっぱり日本語で演じる時は「エリザベス」とか言ってますもんね。
殺陣が微妙にフェンシング、アクションっぽかったり、舞台は1000年前の京都だと言いつつ何故か芸者頭の「サムライの妻」が出てきたり、かと思うと烏帽子姿はいるわ、半月の剃った部分が耳の上まで広がっている人はいるわ、おまけに「巫女」が赤と黒のド派手なドレスを着た狂女だったり、やはり「日本人の目」から見てしまうとツラいところもありましたが、私は概ね楽しむことができました。「面白いものを見せてもらった」という感覚です。でも、やっぱりアメリカ人が日本の作品を演じるには限界があるのかな、と感じてしまいました。きっと日本人が演じる西洋作品も西洋人が見ると「何故だ〜!?」って感じてしまうんでしょうね。もちろん、上演後は(一部)スタンディング・オベーションがありました。

ロビーに展示されている[RASHOMON]の舞台セット

びみょーな感じです・・・


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