最近パーティがいろいろありました。
我が家で、友人宅で、先生宅で、それから、Wedding Partyにも呼んでもらいました。
今日はこの、結婚パーティのレポートをしようかな。
アメリカで結婚パーティに出るのは初めてです。式には一度参加したことがありますが、それはカソリックのセレモニーで、パーティではありませんでした。今回は、式は身内だけで済ませたあとのパーティのみの参加です。
お祝いはどうするの?
何を着ていけば?
返事の仕方は?
パーティには時間通り行けばいいの?
なにもかも、日本の常識とは違って、とても気楽でした。
まず、お祝いは、本人達から「これこれこういうお店にレジストリ(登録)してあります」というお知らせがemailで来ます。そのメールからお店のサイトに飛んで、そのカップルの名前を入れれば、彼らが欲しい物のリストが出てきて、各自の予算に合わせて選べる、というシステム。これは結婚祝いに限らず、出産祝いとか、他のお祝いの時にも一番ポピュラーなやり方です。
で、その店のリストの中に、自分があげたいものがあればヨシ、なければ(あるいは予算に合わなければ)各自が別にプレゼントを用意すればいいのです。
服装は本人達に聞くのが一番。今回は、「カジュアルでいいよー」とのこと。本人たちはさすがにジーンズはあり得ないけれど、招待客はジーンズでもOK、と言われました。もっともジーンズで来ている人は少なかったけれど。
返事は、日本のように用意周到なハガキが同封されているわけではなく、各自、電話やemailで「何人参加」という返事をするだけでした。これもそのカップルに寄るのかも知れません。
時間に関しては、「5時から」と招待状に書かれていたので、何も考えず5時に行きましたが…まだまだ人は少なく、結婚披露パーティといえども、普通のパーティと同じく、少し遅れ気味でちょうど良いらしいとわかりました。日本の結婚披露宴に遅れていったら大変なので、ちょっとその感覚が残っていたのだけど、全くの別物なのねー。

本物のウェディング・ケーキだーっ!

入り口近くに置かれたアペタイザーのテーブルにて。

開始時間直後の会場。誰も来てない〜!

お料理は、パーティの中頃から饗されます。

動物のおりがみ、頼まれて100コくらい作りました。

あ、ウーが遊びで作ったウサギの集団も活用してくれてる!

ちなみに、家ではウサギの合唱団だったのでした。

ナチュラル志向のカップルなので、ケータリングもそれを反映して、アメリカのパーティとは思えないおいしいものばっかり!

お料理解禁になりました!
日本の結婚パーティとの決定的な違いは…新郎・新婦が主役じゃない!ということかな。間違ってもひな壇にちょこんと座っているような存在じゃないのですね。彼らはあくまでもパーティの主催者。ホストとして招待客の一人一人に気を配り、会話を楽しみつつ、盛り上げるのがお仕事なのです。
もっとも、アメリカのこと。「普通」というスタイルはなくて、大抵何もかも「それぞれ」なのだということでしたが、パーティは大音響のライブミュージックで始まり、三々五々、集まっては食べて飲み、話して踊って…という感じ。
とにかく音楽の音量がものすごい!耳をつんざくというか、空気が震える、というか。で、ひな壇に上がっているのは新郎新婦ではなく、ミュージシャン達、あるいは余興のタップダンスや自作の歌を歌う人たち、新郎のギター演奏や歌もありましたが、メインはむしろサックスだったような。
パーティなので、参加者の使命はやっぱり人と会話すること!なのだけど、あまりの音量に相手の話を聞き取ることはもちろん、話をするのも大変でした。今回気づいたけれど、あまりにうるさいところだと、英語が出てきません。いや、普段から出てこないのがもっと出てこないってことなんですが、集中力がなくなるのか、自分の声が聞こえないから考えがまとまらないのか。もうひどいひどい。でも、普段私と日本語で話しているアメリカ人も全く同じことを言っていて、お互い自分の母語で勝手に話すようになってしまいました。
ごくごく局地的な一説に寄れば、パーティの音量が大きいのは、参加者達が会話するために顔を近づけなければならず、それが親密さを助けることになるからではないかとか…まあ一理あるかもね。
そうして、パーティはなんとなく音楽と共に始まり、わいわいがやがやむしゃむしゃごくごくと時間が過ぎていきます。新郎新婦の紹介はもちろん、スピーチもお色直しも、キャンドルサービスもありません。指輪の交換もとっくに済ませちゃってる。それどころかウェディングドレスもなし、ケーキカットも特にしませんでした。ひたすら音楽、ひたすらダンス、飲んで食べて喋って…確かに、考えてみればパーティに呼ばれている人たちに今更「紹介」ってのも変な話ではあります。でも日本式の「結婚披露宴」と照らし合わせると、それはそれはあまりにも違っていて、見るもの聞くもの新しい!って感じに新鮮でした。
とにかく!

食べましょう!!

このころには会場は人で溢れています。席に座れない人も続出だけど、そしたら立食でOK。
動画で紹介。こんな雰囲気です。
音量注意!

このころにはあの巨大なケーキもこの通り。

そしてお土産お持ち帰り。こうして、帰りにテーブルや会場の飾りを参加者が持ち帰るのは、わりとよくある習慣ですね。こんな立派なマム、どこに植えようかな。
カップルの人柄を象徴するような、良いパーティでした。これから新婚旅行です!!おめでとう!行ってらっしゃーい!
おまけ画像!
「オレ、およばれしなかったの。オレだって仲良しなのに。」
「兄さん、兄さん、ボクなんかお写真もないでちよ。噛みまちよ。」

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