少し前に、娘達2人へ指令を出しました。
「
ブログネタにするので、キミたちの食事を毎回包み隠さず写真に撮って送るように」
4人で1つのキッチンを共有、自室からキッチンまで3歩の娘1号ブー(
ドームの様子はこちら)と、自室から4階分階段を下りて廊下を歩き、別の棟まで行かなければならない上に、ほぼ300人で1つのキッチンをシェアするしかない、娘2号フー(
ドームの様子はこちら)。この時点で勝負はあった。
「そりゃあ太るだろう!」と思いました。「包み隠さず」と指令を出したのにこれしか写真ないし。
でもねえ、選択肢がないんじゃしょうがないよねえ。とはいうものの、さすがに心配です。幸いなことに夏からは仲良しさんたちとアパートを借りて一緒に住むことになりました。それまでの辛抱だからがんばって〜!
ブーの引っ越しの日、ルームメイトたちが、親切に私にもいろいろと話をしてくれたのですが、毎日みんな自炊して食事は一緒に取っているとのことでした。ちょっと感心したりしたもんです。。。。。
引っ越しから数日、ブーが電話してきて、「おかーさん、みんな自炊して一緒に食べてるって言ってたよね?あのね、私、一体いつみんなが一緒に食事なんかしてるんだろうと不思議に思ってたんだけど、どうやらわかったの。各自電子レンジなんかで温めたようなものをそれぞれソファに座ってテレビ見ながらバラバラにつまむことが『一緒に食事』だったんだよ!びっくりだよ!」
なぁるほど!「一緒に食事」の概念が違ったわけですね。
アメリカの食事の何割かは車の中でとられている、という統計もあるそうです。子どもの習い事が、どう考えても夕食時に思い切りぶつかっているのも不思議だったけど、みんなマクドナルドやらピッツァやらを車の中で食べて終わり、って感じなんですよね。
私は食事は一緒に取りたいな。と願っています。
ここからはどうでもいい話をぐだぐだと書いてます(ということで、別画面にしようとしたら前半が長すぎてダメだって。久しぶりにAutopage使えない〜!と思いました)
数週間前になりますが、Newsweekだったか何だったか、大きい雑誌に載った「Chinese mom」の記事が話題になりました。アメリカに住む中国人ママたちがいかに子どもに厳しいか、いかに英才教育をほどこすか、ユルい日本人ママたちには(もちろん、もっとユルいアメリカンママたちにも)大きな衝撃を与えました。
曰く、優秀な子どもたちを育てたチャイニーズママが子どもに
許さなかったこと
・誰かの誕生日パーティに参加すること
・お泊まり会に参加すること
・決められた楽器の練習をしないこと
・決められた楽器以外に触ること
・学校の成績でA以外を取ること
et.et.et....
こんな感じでした。世間は賛否両論、このチャイニーズマムの記事について興味津々の私、実際そういったチャイニーズマムに育てられた香港系3世の青年に突撃インタビューしてしまいました。
彼が言うに、まあ、概ねその記事は事実だろう、ある意味彼らのコミュニティでは当然のことだ、と。私は不思議でした。どうして子どもたちが反抗しないのか、そんなに厳しく育てられても歪むことがないのか。こんなに、チヤホヤされた子どもたちが好き勝手やっている国の中で、例外的に厳しく育てられても、どうしてそのまま中華系の子どもたちは成功していくのか。
彼が言うには、中華系コミュニティにおける、『家族の結びつき』というのはたぶん普通のアメリカ人には到底想像もつかないくらいに強いモノなのだそうです。そして、一番重要なのはたぶん食事だと思う、と。
彼らが小さい頃から、食事はなにがなんでも家族で一緒に取るものだった。食事の時間になったら友だちとの遊びを中断してでも家族のところに帰らなければならなかった。それが周りのアメリカ人の友人たちには奇異に映り、どうしても理解してもらえなかったけれど、お母さんは、食事の時間をないがしろにすることは【絶対に】許してくれなかった。
…そんなふうに家族の絆が食事を中心にできているのかなあ?と思いました。決してチャイニーズママ風教育に諸手をあげて賛成というわけじゃないんだけど、子どもたちが真っ直ぐに育つのはいいことだなあ、と。ぐだぐだ書いてますが、要するに
食育ってやっぱり基本だよね?
と思った次第です。自由の国アメリカだけど、各自が冷凍で買ってきて電子レンジでチンしただけの味気ない油のカタマリをそれぞれソファに寝そべってテレビを眺めながら口に運ぶ光景は、「食事をしている」と言えるのかなあ。たまにはいいけどね、いつもそれじゃ、私は嫌だな。
子どもたちにも、食事を大切にしていってほしいです。
フーちゃん、ふんばれ!

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