忘れないうちに・・・
木を切った翌日は大仕事が待っていました。

朝8時すぎ 夜明けと共に作業開始
「霜下りてるけど。オレちょっと寒い。」
「今日は1日監督さんしなくちゃいけない。」
「なにしろお庭が伐採場みたいだったから。」
「前の日の夕方、Home Depotで借りてきたんだって。」
斧で薪割りできるのはせいぜい直径30センチまで。それを超えるととてつもない労力が要るので、機械の手を借ります。
ログ・スプリッターレンタル 約90ドル/24h。だから何が何でも夕方までに作業を終えなければ!

太い木をこのスプリッターで割って、一輪車で裏庭に運び、ひたすら積み上げていきます。

切りたての木材だからでしょうが、機械の大きな刃がグーッと入っていく時に、樹液がジュワーッと染み出すんですよ。おそるべき力。

最初の十数往復までは、楽勝でした。なにしろ一輪車の腕を買われて酪農農家からヨメにスカウトされたくらいの私なので。

しかし、この山を2つ完成させたころから、だんだん、一本数キロばかりの薪が重くなり始めたんです。

なのに、見た目、ほとんど変わってないんですよ(泣)
時間は迫るわ、状態は変わらないわ…腕に続いて足腰、そしてしまいには循環器系、呼吸器系まで辛くなってきました。芝生にぶったおれてしばし休憩(←半分意識不明)
「オマエがんばれー、オレ見てるから。」
ちょっとは手伝ってくれたっていいじゃん!
「出た。犬にヤツアタリ。」
「でもオマエほら、少しずつ進んでるから。」
「もうちょっとガンバッテ。」
…と優雅なクキさんでしたが、実はこの日、翌週の外出の関係で、どぉーしてもクッキーをお風呂に入れなければいけなかったのです。作業の気分転換に別のタイプの重労働。
「おじがフロ入れ、ばあがドライヤー。ひどい、オレ、ぐれてやる。」
ランチとクキさんのお洗濯後、オシゴトに復帰。このあたりから写真を撮る気力もなく、誰も口を利く力もなく、ひたすら作業を進めていました。

裏庭がいっぱいになったので、今度はビビさんちとの境目に積み上げました。3つめのスタック(右)と4つめのスタック
「まあだいたいキレイになったんじゃないかー?」
最後の最後、期限1時間前、薄暗くなり始めた頃、ようやく最後の丸太を割り終え、オットとウーが機械にガソリンを補充してから返しに行きました。
オワターっ (T◇T;)/

晩ご飯はたき火を囲んでバーガー・キング。
文字通り夜明けから日没まで10時間外で働いた、生まれて初めての経験となりました。自力でコーヒーカップが持てないくらい筋肉を使ったのって、オーストラリアでいきなりオールを持たされてカヌーを漕ぐこと3時間!のキャンプ以来です。
そのままAdvil(鎮痛剤)2錠飲んで、超久しぶりにお風呂を用意してもらって(ウー君、ありがとう)なんとか生き返りました。でもそのままベッドに行き倒れ。
更に数日かけて、ログ・スプリッターでキレイに割れなかった(つながっちゃった)部分をちまちまとチェーンソウで切り離しては積み上げました。
木がなくなったのは寂しいはずなんですが、この労働のおかげで気が済んだというか、スッキリお別れできた感じです。

今までありがとーっ!(感謝!)

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