
甲のアーチが出やすいかな、と期待して買ってみたシューズ。うーん。回転しづらいな。サイズが大きすぎたかも。ブロックのシューズは、ストリートシューズより、3サイズ下を選べ、となっているけど、なんでそんなサイズ設定にしてあるのか全くの謎。
ここ1,2年、土曜朝のクラスはロシアの鬼教師S君。今話題の暴力教師じゃないけど、これは暴言教師とはいわないのか?そりゃー、「なんでこのオレ様がこんなオバサンばっかのクラス教えなくちゃなんねーんだよ」くらい思っても仕方ないけど、なかなかドSな発言が多いです。
自分のつけた振り、すぐ忘れて適当なこと言うし、ほとんどお手本見せないで言葉だけで指示するし、教えが上手かどうかは?だけれど、老舗バレエ団の元プリンシパル、王子の気品と踊りの技術は見事だし、さすがワガノワ式、触って直すのがとにかく上手い。バランスが取れなくてグラグラしているとき、緩んでいる筋肉を一目で見抜いて指一本触れられるだけで、ピッと立てたり、クルッと回れたり。そういうことがあるからまだ続けていられるのだけど。
今回は、2回転でグラついている私のところへおもむろに近づいてくると(その時点で怖いし)「おい、腕。」「腕…」「ホールドしろってば。ちゃんと背筋と胸筋使って支える!なんでできないの?ここ!」背中の両側から肉つままれて、「肩胛骨ちゃんと寄せろ、これ以上できなかったら針と糸持ってきて縫うからな!」 縫う…って。。。
こんなS君なのですが、スタジオの外では普通にナイスガイです。去年の秋、日本へ行くからしばらくクラスを休むと告げた私に「いいな〜。オレも連れてってよー。」日本に行ったことがあるのか、と聞いてみたら、公演で行った、と。ああ、それはあるかもねー、なんて軽く流しそうになったのですが、次の言葉を聞いてびっくり。「92年だったかな、93年?どっちだったかな、ワガノワバレエ学校のシニアの時に、クラスメート40人くらいで日本へ行って、国中を公演旅行して回ったんだよ。あちこちのホテルにみんなで泊まってさ。あれはほんっとに楽しかった。日本大好きだよ。」
え?92年?93年? ワガノワバレエ学校の公演旅行?日本全国を回った?
ええええーーっ!!????あの公演ですか!?
確か、跡見女子学園大学の講堂での公演がテレビ放映されて、その後「サンクトペテルスブルグの天使達」とかってタイトルでビデオなんかにもなって、バレエ雑誌にも特集されて…。あの中にシニアでS君がいたと!?もうびっくりびっくりです。
だって、その時に放映された番組をしっかりビデオに録って、それを当時1,2歳だった娘達と来る日も来る日も見ていたのだもの。そのビデオの前で真似してるつもりで短い足を一生懸命上げて踊ってるブーの幼い日のホームビデオはしっかり保存してあります。あのとき、私たちが見ていたのが若き日のこの鬼教師!?
世界は狭い、いや、バレエの世界が狭いのか。
残念ながら、いくら探しても当時のワガノワバレエ学校の公演ビデオは我が家には見あたりません。捨てちゃったのかなあ。
手に入らないかしら?S君も是非是非見たいそうです。やっぱり当時ソ連からロシアに変わったばかりのあの国で、生徒1人1人にビデオ配ってくれる、なんてことはなかったのですね。本人もびっくりしてました。ただ遠足のように連れ回されて、何が起きてるかよくわかってなかったんでしょうね、コドモだったから。幻のビデオですね。

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