最近ハマっているアニメ「4月は君の嘘」これがまたアメリカのNetflixで見られるんですね〜。つくづくいい時代です。影響されやすい私はビアノの練習にもまた熱が入り…なにやってるんだかな。
個人的にはのだめをしのぐハマりっぷり。当初は「こんなポエムみたいなセリフを吐く中学男子は存在しないよ!」とか毒づいていたのですが、いつのまにかまんまと…。いや〜、いいですね。こんな純粋な時代…とか言っちゃってます。
しかし、このアメリカで使われている英語の吹き替え…ありえないです。とても日本語がちゃんとわかっている人が翻訳したとは思えない。なんだろう、作品の色が変わってしまっている。字幕はちゃんとしてるのにね。。。悲しい限りです。どうも、よくわからない部分やアメリカの常識と照らしあわせてちょっとおかしいと思う?部分を勝手な解釈で違うセリフに変えちゃってるみたい。アメリカのティーンエイジャーの会話になっちゃってる。確かに日本語のセリフをそのまま翻訳したのではアメリカ人には意味がわからない部分も多いとは思うけれど、だからって勝手に意味まで変えちゃって許されるわけではないと思う。
これだけじゃわけわからないと思うのでほんのほんのほんの一つの例:
【日本語】
公生「君は自由そのものだ」
かをり「違うよ。音楽が自由なんだよ」
【英語字幕】
公生[You're freedom itself.]
かをり「No, I'm not. Music is freedom.] (そのまんま)
【英語吹き替え】
公生「You're freedom itself.]
かをり[No, I'm not. Freedom is what we find out there.] (違うよ。自由は私たちが見つけ出すものなんだよ。」
もう、何言ってんだ、どっから出てきたんだよ、そのセリフ!というふうに、こういう改変がほとんどすべての会話で行われちゃっています。確かに「音楽が自由なんだよ。」では意味がよくわからない、というのはあるかもしれないけど、このお話そのものがそうやってできているんです。「よくわからない」ところから感じるものが大切なのに。この話では中学生たちが自分を「ピアニスト」「バイオリニスト」と称し、それももちろんちょっと変わっているけれど、それにもちゃんと意味があるわけで、なのに「私、ピアニストです。」というセリフを英語吹き替えでは「私、ピアニストになるために勉強しているんです」に変えちゃう。ヲタクになりきれないからできないけど、全部リストアップして怒り狂いたい。最近はこういうの減ってきていると思ったんですけどね。本当に残念。声優たちもオリジナル聞いたんだろうか、と疑問に思うような演技でこれまたガッカリです。
とはいえ、吹き替えで見なくても日本語オリジナルもちゃんと聞けるので、是非そちらを見てほしいです。…ってここで吠えても誰にも届かないな。

英語名は Your Lie in April これも微妙に意味違っちゃってるような。「4月の君の嘘」になっちゃってるけど、まあ、ここは日本語のタイトルの方が微妙だから仕方ないですね。どうも、英語版吹き替えは、そういった「微妙」とか「あいまいさ」とかを全部無理やり単純明快にわかりやすくしちゃってるのが私はとっても気に入らない。

ともあれ、輝く5月の空気の中で、犬たち眺めながら日本の番組を楽しめるとか、もう至福のときです。

あ〜、贅沢!

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