『ASP.NETの絵本』
(株)アンク(著)
2010年
技術評論社
☆☆☆
Microsoft Visual Studioで作るWebアプリ入門。無料でダウンロード&インストールして使えるVisual Web Developer 2008 Express EditionをWindows Vista上で動かす。本文中ではプログラミング言語としてVisual Basic(VB.NET)が用いられているが、各章末にはC#のコード例も掲載されている。CD-ROM、DVD-ROM等は付属しない。
Webアプリケーションの概要、ASP.NET・Visual Studio(Visual Web Developer)の概要、(ASP.NETの特徴の1つである)ポストバック、ページ遷移と値の受け渡し、検証コントロール、構成ファイル(web.config)、Webサイトの発行(デプロイ)、SQL Serverの利用、その他・付録、といった内容。
Webアプリ開発やプログラミング言語の入門書というより、Webアプリ(ASP.NETアプリ)の開発・実行の裏側にある「仕組み」について、イラストを用いて平易に解説している本。イラスト主体の「絵本」なので、1日で読めてしまう。
正直言って、これ1冊読んでASP.NETアプリの開発ができるようになるとは到底思えないが…、それでもWebアプリ開発というものが全くの初めてという初心者には、最初の1冊として役に立つこともあるだろう。逆に言うと、ちょっとでもWebアプリ開発についての知識・経験のある人には「無用な本」ということになってしまうのではないかと思う。
僕はこの本を古本として500円程度で買った。この「絵本」シリーズのコンセプトと内容のレベルはわかっていたので、決して定価では買わなかっただろうと思う(半額でも買わなかったのではないか…)。
本文175ページ程度(他に、付録・索引等、25ページ程度)。

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