2004/1/31  22:17

褒めること。  海外ドラマ:フレンズ他

最近ふと思ったのだけど…私、映画やビデオの会社とか翻訳者とか、つまり、「プロ」の人々が、いいかげんな仕事をした時には怒りを表明しているけど、逆に素晴らしい仕事をしたときにちゃんと褒めることはあまりなかったような気がします。相手はプロなんだし、私が褒めるのもなんだか失礼かなーという気もあったので。でも、これからは、「これぞプロの仕事!」と思ったときは、ちゃんと褒めることにします。やっぱり、怒っているより褒めている方が精神衛生上いいし。

で、まず、もう何年も前のことで今更なんですけど、「フレンズ」のDVDの話。

「フレンズ」の第一シーズンは、WOWOW放映時の翻訳者が今の野口尊子さんとは違う方で、これがどんな番組かまだ掴めていなかったのか、「?」と思う訳がちょこちょことあったのです。そこで、DVDとビデオの発売にあたり、第一シーズンは訳を野口さんが全面的に改訂して発売されることになりました。

でも、考えてもみて下さい。訳を改訂するったって、字幕や活字の話じゃない。吹き替えの話です。

字幕や活字ならすぐに改訂できますが、吹き替えを改訂するには、声優さんを集めて全部吹き替え直さなくてはならないのです。主演の6人をはじめ、第1シーズン全24話に出演した声優さん全員を。WOWOWでは半年以上かけて放映された24話を、(おそらく)短期間で。声優さんたちも大変ですし、お金だってかかります。

いくら翻訳者が「訳が納得できないから改訂したい」と言ったって、会社が「そんなことは無理だ」って、言いますよね、普通なら。当時、日本でシットコムのDVDが出ること自体が画期的なことで、当初はどのぐらい売れるかもわからなかっただろうし。元々の「フレンズ」ファンはDVDが出るってだけで感謝感激状態で(<私のこと)WOWOW放映時と訳が同じだからって、あえて文句を言うファンがいたとも思えないのに。

それなのに、やったのですよそれを。野口尊子様とワーナー・ホーム・ビデオ様は。もちろん、改訂された吹き替えは、訳も声優さんの演技も、完璧でした。

このことについて書かれているのはあまり読んだ事がないし、私自身も書いたことはなかったけど…すごいことだとは、前から思っていましたです、はい。



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