2005/2/23  22:15

WOWOWでみた映画いろいろ&メールフォームお礼  映画感想 〜2007年

ロミオ&ジュリエット☆☆1/2

台詞はまったくシェイクスピアの原作通りなのに、画面はハデハデの現代。銃を持っているのに台詞は「私の剣を…」とかなっていて、それはこの世界でポピュラーな銃のブランドが"SWORD"だから(でも字幕では普通に「銃」となるので何のこっちゃ)…というようなお遊びはすごく好みだし、美術や衣装のセンスも好きです。でももう一歩、ひねりが足りない感じがして、途中で飽きてしまいました。ごめん。

「ロミオとジュリエット」のアレンジというのは、ハードル高いと思う。フランコ・ゼフィレッリの完璧にして清新な映画化がある上に、大傑作「ウエストサイド物語」や、最近では「恋に落ちたシェイクスピア」も面白かったし。見ながら、いちいちこの3本と比較してしまって。正統派のゼフィレッリ監督版の方が新鮮に感じてしまった。だめじゃん。

まあ、この監督は数年後に「椿姫」のアレンジで感涙ものの大傑作を作ってくれたから、これはその小手調べってところかな。

感動して見た人には怒られそうだけど、ひとつだけ、つっこまずにはいられない。ラスト、ロミオが死ぬタイミングだけが原作と微妙に違っているのは…意図はわかるんだけど、ヘンです。台詞がそのまんまだから、「(唇が)まだ温かい」って…まだ生きてますから!

アイデンティティ☆☆☆☆

やった、これは面白い!

よく出来たミステリというのは、最後まで犯人(トリック)が全然わからなかったのに、見終わって(読み終わって)から思い返すと
「ああ、もちろんそうだよ!あんなにはっきりヒントが出てたじゃないか!あれに気づかないなんて、私ってなんて馬鹿馬鹿!」
…といった嬉しい(?)思いをさせてくれるものですが、これはまさにそれ。(結末がわからなければいいってもんでもないのよね〜)

ドッグヴィル☆☆☆☆

これはミステリじゃないけど、最後になって「あ〜、なるほど、そういうことね」と、全て納得がゆくところが気持ちいい。題名(村の名前)の意味とか、透明な犬とか。【あれ、住民自身が犬だから犬は見えなくて、住民が全部死んでから初めて見えるようになったってことですよね。底意地悪いわ、ほんと。

「アイデンティティ」と比較して観ると、また味わい深い。ひょっとしてこれも、そういうことなのかも…(笑)

歌え!ロレッタ愛のために☆☆☆
フリーダ☆☆☆

映画館で観た「Ray レイ」も入れて、アーティストの伝記映画ばっかり観ているような気がする。単に「アカデミー賞特集」を観ているだけなんですが。「ビューティフル・マインド」も含めて、アカデミー賞って、つくづく伝記映画好きだなあ。

これらの伝記映画は、ごく大雑把に言えば「主人公が自らの才能と周囲の理解・愛情により、貧乏・差別・病気・障害を乗り越えて行く」という話。どれもいい映画だし、感動的だし、励まされるのだけど…才能あってこそなんだよねー、とか考えていて、そうでない伝記映画を思い出しました。それは「エド・ウッド」。

あれは、主人公がその情熱と脳天気さと、周囲の変人たちの温かい理解によって「自らの才能の無さ」を乗り越えて行く話でした。自身はバリバリの才人であるティム・バートンの、彼に対する愛情溢れる視線が素敵で、大好きな映画です。実際のエド・ウッドの人生が、あの映画ほどハッピー・エンドじゃなかったことを考えると、ほろ苦い気分になりますが。

ところで、「レイ」もそうだけど、「ロレッタ」の子供の頃の貧乏っぷりは驚きですわ。1940〜50年代のアメリカに(白人でも)あんな貧乏があったとは。当時、ハリウッド映画を観てアメリカン・ライフに憧れていた日本人には想像もつかなかっただろうなあ。

「歌え!ロレッタ愛のために」って、恥ずかしい邦題ナンバーワンですが、伝記映画をはじめどんな映画にでも応用できそうですね。「歌え!レイ愛のために」「描け!フリーダ愛のために」「撮れ!エド愛のために」「計算しろ!ジョン愛のために」etc...

相変わらず、全然映画の感想になってなくてすみません。

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>アメジストさん
やーん、私も保険のくだりは大好きです!変なところで世間知らずなスティーブンに呆れてバンザイするサーが目に浮かびます。ジャックとスティーブンは「両方ボケ」のコンビですが、サーはすばらしいツッコミですね。

>エリクソンさん
情報ありがとうございます。船を思わせる家…見てみたいです。

>koreさん
ありがとうございます。こういうお言葉をいただけると、私も幾日も幸せな気分になれます。これからもよろしくお願いします。
このシリーズ、当時のアイルランドの歴史を知ってから読み返して、やっと少し理解できたところがたくさんあります…

>ダウトフルキャットさん
こちらこそ、ありがとうございます。原書はおすすめですよ〜



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