2005/6/1  20:28

キングダム・オブ・ヘブン ☆☆☆  映画感想 〜2007年

*まず、ホスピタル騎士団のデビッド・シューリス(役名なし)がカッコよかった〜。出番が少なかったのは残念…

*大義名分が「聖地奪還」であろうと「テロとの戦い」であろうと、結局は富と権力が目的でない戦争なんて歴史上ひとつも存在しないんだなあ、と思ったり。リドリー・スコットが今この映画を作ったのも、そのためなのでしょう。そういうことを前面に出した映画ではないけれど。

*エルサレム王がよかった。顔は仮面に隠れているのにこれほどの存在感…いや何より、カッコいいよ!「病気になる前は誰より美しかった」というのが何の抵抗もなく納得できてしまう。「中の人」がエドワード・ノートンなのは映画を観た後で知りました。さすが。

*そのエルサレム王の、「王が君に何を命令しようとも、それをやるかどうかは君の魂にかかっている、神の前では誰に命令されたという言い訳はきかない」という意味のセリフが印象的でした。命令したのが王でも上官でも、教祖様でも大統領でも、罪というのは個人と神の間だけの問題なんだと。(私は個人的に、信仰を持つというのはそういうことだと思っていますが…)まあこれも、そういうテーマを前面に出した映画ではないのですが。

*以前、「グラディエーター」のファンフィクションを訳していて「攻城搭」というのが出てきて、具体的なイメージがわかなくて困って、じゅうばこさんに絵が載っている図鑑を教えていただいたりしましたが、この映画にわさわさ出てきましたね。戦闘シーンのスペクタクルは実に素晴らしく、満足でした。まあ、そこまで行くのに時間がかかるのがちょっと難点なんですが…

*いえ、別に私は、アクションばっかり楽しみにしてドラマ部分は何でも「退屈だ」と言うようなタイプではないのです。ただ、ドラマ部分を面白く見るには、その登場人物に興味が持てないと辛い。主人公の父(リーアム・ニーソン)や前述の騎士や王はよかったけど、ドラマ部分の大部分を占めるのは主人公(オーランド・ブルーム)と姫(エヴァ・グリーン)。この主人公が、いまいちどういう人なのかつかみ所がなくて。これはオーランドがどうのというより、脚本の問題だと思いますが。

*この映画、感想がまとまらなくてこういう書き方になりました。どうも私は最近、映画を観るとき「主人公に共感できるかどうか」と「役者の魅力」ばっかりを評価の基準にしているような気がしてきました。まあそれも重要なポイントではあるけど、あまりにそればっかりに偏りすぎているかなあ…まあいいか、どうせ個人的な感想だし。



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