2006/2/9  22:19

ミュンヘン ☆☆1/2  映画感想 〜2007年

恒例・アカデミー賞強化月間(<私が勝手に言っているだけですが)。今年は特に、公開されている候補作が少なくて淋しいわ〜

というわけで、「ミュンヘン」を観てきました。(【】内は一応ネタバレですが、たいしたネタバレではないので、読んでもあまり鑑賞には差し支えないと思います。)

「私は主人公に共感できるかどうかで映画の好き嫌いを決めすぎる」と、自分で言っておいて何ですが…私、この映画の主人公(エリック・バナ)はどうしてもダメだわ。いや、良い人か悪い人かという問題じゃなくて(悪人でも共感できることはある)。

いくら「元は平凡な父親です」と言ったって、やってることはジェイソン・ボーンも顔負けの、バリバリの暗殺者なんだから、命を狙われる可能性や家族の安全ぐらい、最初から考えに入れとけよ。そんな「巻き込まれた素人」みたいな顔してるんじゃないよ、とか思ったり。いや、そもそも何でモサドがあんな素人集団を使っているのかが、全然わからんのですけど。

とにかく、わからんことだらけの映画ですが、一番わからないのは…ミュンヘンで選手たちが襲撃される場面を、主人公が繰り返し、「まるで見てきたように」回想することです。

終盤、主人公は焦燥してゆくのですが…映画の文法では普通、その焦燥の理由が「自分と家族に危険が迫っているから」なら、回想するのは「仲間が殺された場面」、理由が「人を殺した罪悪感」であるなら、回想するのは「殺した相手の死に顔」になるはず。でも、そこで主人公の脳裏をよぎるのは、「ミュンヘンで選手たちが無残に殺されるところ」…

以上に書いたようなことは、すべて意図してやっていることかもしれないのですが、そうだったらそれはそれで…いや、わからんです。




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