2007/5/24  20:32

ラブソングができるまで ☆☆☆☆  映画感想 〜2007年

もう、最初の「POP!」のクリップから笑いっぱなしでしたよ。まあでも、こっから笑えるのは80年代に青春を送った人だけかな。

ヒュー・グラントは、いつも同じ役を演じているように見えるけど、時によって「ヒューが演じているからチャーミングに見えるけど、冷静に考えると何の取柄もない男だな」だったり、「ダメなとこもあるけど、本当にいい奴だ。ヒロインが惚れるのもわかるわ」だったりします。今回は後者。微妙な違いなんですけど。いつもよりは苦労している分、大人かな。

ドリューの方も適役。ドリューといえば、「ウェディング・シンガー」では「この女には自分の意志というものはないのか?」と腹立ったものですが…この映画でも、ちょっと意志の弱いヒロインを演じていますが、こちらの場合、彼女がしゅんとしているのも分かるからなあ。

一時は惚れていた相手に、自分の悪い点ばかり指摘されるだけでも辛いのに…それが一冊の本として出版されて、ベストセラーになって、おまけにハリウッドで映画化されたんでは…何か書こうという気が失せるのも無理はない。

恋愛にゆく前に、二人のキャリアの問題をしっかり描いてあるところにも好感がもてます。二人とも、成功のために手段を選ばない人間にコテンパンにされて挫折し…でも不運だけじゃなく、自分自身にも問題があるからなかなか復活できなくて…助け合えることに気がつくけど、もたれ合うのじゃなくて、まずはそれぞれが自分の足でしっかり立たなければならないという…

ヒーローとヒロインを好きにならせて、応援させることができれば、ラブコメは8割成功。

あとの2割ですが…重要なのは、映画に出てくるオリジナル曲が、みんな本当にいい歌だってことですね。

特に、最初と最後に登場する "Pop! Goes My Heart" なんてマジでいいですよ。あまりの「らしさ」に笑いはしたけれど、気がつくと帰り道に口ずさんでいたもの(笑)。80年代にナンバーワンなった曲だと言われればすんなり納得するし、ヒューの役が本当に才能のある作曲家だというのが、説得力あるのです。

彼が曲を提供するイマドキのセクシー系女性ミュージシャンも、からかった描き方をされているわりに、曲やダンスはきちんとしたものを作りこんである。こういうところで手を抜いてない映画はいいな。

思わずサントラが欲しくなりました。これも、80年代に青春を送ったせいかもしれないけど(笑)。



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