2008/1/24  23:58

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 ☆☆☆☆  ミュージカル

個性の強い原作(この場合は舞台のこと)に、自分の色を強く出す監督は合わないと思ってましたが、認識を新たにしました。

うまくかみ合えば、個性を潰しあうのではなく、相乗効果でパワー倍増できるのですね。(まあ、私は舞台を見ていないので、半分想像で書いているんですけど)

また、私はミュージカルはなんといってもソング&ダンスが肝心で、他の要素はおまけだと思っていました。(それはまあ、基本的にはそうなんですけど)ミュージカル映画でも、ビジュアルでここまでできるのですね。

ジョニー・デップの歌は、まああんまり上手いとは思わないのだけど…それでも「声に色気がある」とか「この役には合っている」とか思ってしまうのは…やっぱり、ビジュアルがあまりにもハマっているから、声もよく感じられるのでしょう。つまり総体的なパフォーマンスとしては優れているっていうことだから、いいよね。

ヘレナ・ボナム・カーターもハマりすぎ。この二人、生身の人間なのに、「コープス・ブライド」の人形と比べても、背景へのハマリかたは遜色ない(笑)。もともとこの世界から出現したようだ。

ティム・バートンって、自分のヴィジョンから抜け出してきたような男と女を使って映画を撮り、しかも女の方は私生活でもヨメにしているわけですね。なんか、スゴいなあそれ(笑)。

映像についてばっかり書きましたが、音楽については…ま、私などが今更申し上げるまでもなく、素晴らしいの一言。(と言うか、もうちょっと聴きこんでから語りたいな。)

2008/1/23  22:34

うわあ。  映画・俳優一般

今日はアカデミー賞のノミネート発表のことを書こうと思ってたのですが、会社でこっそりネットのエンタメニュースを見ていて「ええっ!」と声を出しそうになってしまいました。

俳優ヒース・レジャー急死

この間のブラッド・レンフロの時もびっくりしましたが、今回は、名前を読み間違えたと思って何度も確認してしまいましたもの。28歳だって。ああ〜

今日は「スウィーニー・トッド」を観てきたのですが、思えばジョニー・デップも、若い頃はけっこうなムチャをしていたのですよねえ。ヒースなんか、こんなことがなければジョニデのようなキャリアを歩むことも可能だったでしょうに。

ご冥福をお祈りする、なんてまとめることが、どうしてもできない訃報ですね。

2008/1/21  0:08

俺たちフィギュアスケーター ☆☆☆  映画感想 2008年〜

この手のコメディって、日本ではマニア向けみたいな感じで公開されちゃうから、つい誤解してしまうのですが、アメリカではこれ、メジャー中のメジャー、メインストリームど真ん中なんですよね。それをつい、忘れてしまうわ。

その、何が言いたいかというとですね…

「男子&男子のフィギュアスケートペア」の話、と聞いて、もっともっとホモネタを期待してしまった私が間違っていました。

二人のライバルになる双子の兄妹ペアに、当然のように近親××ネタを期待してしまったのも…ほぼ間違っていました(笑)。

もっと健全(?)なHネタ、下品ネタは満載なんですけどね。

「ラブソングができるまで」の時に(「プラダを着た悪魔」も意識して)「80年代ポップスをおちょくろうと思ったら、本物の80年代ポップスに負けない曲を作らなくてはならない、ファッション業界を皮肉ろうと思ったら本物の一流ブランドの最新モードを出さなければならない」と書いたのですが…これなんかまさにそれですね。「フィギュアスケートをおちょくった映画を作ろうと思ったら、思わず見惚れるようなフィギュアスケートを見せなくてはならない。」その点では、この映画は残念ながら…イマイチ、かな。

せっかく男子ペアなのだから、サイドバイサイドの4回転はやって欲しかった。(「銀のロマンティック…わはは」知ってる?)スロージャンプは4回転半…いや5回転だ!(もちろんCG使いまくりでよろしい。)

普通のおばかコメディ、スポ根コメディとしては笑えるし、十分楽しめるのですが、「フィギュア好きなら余計に楽しめる」という部分がないのは残念かなあ。一般アメリカ人は、そんなにフィギュアスケート好きじゃないのかな、やっぱり。





2008/1/20  22:48

2007年ベストテン(2〜1位)  映画ランキング

2位 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

1位 ヘアスプレー

原作をこよなく愛してしまっている映画の場合、どんなによく出来ていても、長い時間をかけて脳内で作り上げてしまった「理想の映画」にはかなわない、という宿命(?)をしょっているわけです。

でも、そんなハンデをのりこえて、「ああ、あれを2時間そこそこの映画にするという制限を考えると、まずこれ以上のものはあり得ない」と思わせてくれる映画があります。そういう映画を観ると、コレを愛していた自分はラッキーだと思い、その原作の映画化にお金と才能と情熱を注ぎ込んでくれる人々がいたということに感謝を捧げたくなるのです。

この2本で特に感じたのは、キャスティングの重要さ…それも名優の中からよりどりみどりするわけにはゆかない若いキャストの重要さですね。

ハリポタの3人といい、ヘアスプレーの若手組といい、まあよくこんだけの子たちを見つけてきたもんだと…

ダニエル・ラドクリフ(18歳)
エマ・ワトソン(17歳)
ルパート・グリント(19歳)
ニッキー・ブロンスキー(19歳)
ザック・エフロン(20歳)
イライジャ・ケリー(21歳)
アマンダ・バインズ(21歳)

彼らの人生とキャリアに末永く幸あれと、おばさんは祈っているよ、うん(笑)



2008/1/19  23:07

2007年ベストテン(6〜3位)  映画ランキング

6位 プロヴァンスの贈りもの

「人生はワインのようだ」という映画…と見せかけて、ほんとうは「人生は株式投資のようだ」という映画でした。(「人生はワイン」な映画は「サイドウェイ」。)人生には、売るべき時、買うべき時、すっぱり捨てるべきモノ、押さえておくべきモノがある。また、物の本当の価値を見抜くのは難しい…あの手この手で安く見せようとしたり高く見せようとしたりするライバルがいるからね。

5位 トランスフォーマー

去年もっとも(私にとって)サプライズヒットだった作品。ハリウッドばんざい。

4位 クイーン

ブレア首相が女王ファンになってゆくところが面白かった。
ラッセルがイギリスのテレビに出た時の発言を思い出しました↓

http://www002.upp.so-net.ne.jp/kumiko-meru/jross.htm#R1

私もまったく同感です。

ダイアナ妃のことを聖女みたいに言う人が多いのは、私も前からフシギに思っていました。(気の毒な女性だとは思うけど。)慈善活動をしていたっていうけど、セレブとして当たり前の活動の枠を出ていないんじゃないかなあ。あれだったら、エイズの流行が始まったばかりでまだまだ「同性愛者の病気」と思われてたころから支援に取り組んで、アメリカ中のスーパーを回って(時には偏見の強い人とケンカしながら)啓蒙して歩いていたっていうエリザベス・テーラーの方がよっぽど聖女だと…あ、また話が飛んでしまった。

3位 ラブソングができるまで

私、「アバウト・ア・ボーイ」を観るまで、ヒュー・グラントってけっこう嫌いだったのですよ、実は。今は好きですけど。昔読んだインタビューで、何かすごくカンジが悪かったのです。誤解されやすいことを言ってしまう人なのかもしれないけど…今考えればあれ、インタビュアーか翻訳にだいぶん問題があったのかもしれないなあ。

最近になってわかってきたのですが、たとえインタビュー記事でも、書く人の意志によって、その人をどうとでも見せることができるのですよね。こういうことにもメディア・リテラシーが必要だなあ、と思ったわけです。

で、この映画ですが…感想を書いた時に入りきらなかったのですが、ラストのクレジットのところで、音楽番組のトリビア風に登場人物たちのその後が出るのが楽しかったです。ドリューの元カレの映画がボロクソにケナされて大コケしたというトリビアに、思わず快哉を叫んでしまいました(笑)。



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