2008/2/22  1:21

エリザベス ゴールデン・エイジ ☆☆  映画感想 2008年〜

たしかに前作は、この時代の歴史を知らないと分かりにくいってところもあったので、今度は分かりやすくしたかったのかもしれないけど…何も、ここまで単純化せんでも。

少なくとも役者見物は楽しめるかと思って観に行ったのですけど、「どんな名優でも、ヒドい脚本には勝てない」という真実を、久々にかみしめることになってしまいました。

いや、もう。エリザベス一世がただの馬鹿女にしか見えないんですけど。よくこれで戦争に勝てたなあ、と思うけど、スペイン国王はそれに輪をかけて馬鹿っぽく描かれているのでバランスはとれているのでした。

同じ話でも、ヘレン・ミレンが出ていたBBCのドラマ(「エリザベス 愛と陰謀の王宮」)は面白かったのになあ。脚本なんですね、やっぱり。

でもまあ、それはいいの。私が何よりがっかりしたのは、ほとんどそれが目当てだったと言ってもいい海戦シーンが、しょぼかったことです。無敵艦隊なんて、4隻ぐらいしかいないように見えたのよ。

この海戦のシーンなら、青池保子の「七つの海七つの空」の方がよかった…漫画だけど。

まあ、大海戦を映画でちゃんと描いたら、とてつもないお金がかかるのはわかっているけどね…それが売りでもない映画に期待しても、無理というものか。

はじめと終わりの字幕は、なんかちょっと「いい気なもんだよな、イギリス人は」っていう気もするんですが…考えてみればこれ、主なキャストはオーストラリア人がぞろぞろ、監督はインド人なんだよね。それを考えると、ちょっと微笑ましい。なんとなく。(まあもちろん、基本的にはイギリスの映画なんですけど。)

ついでに、(日本語)字幕で気になったことを2つだけ。ウォルター・ローリーが「(女王の王宮に入るのは)スペイン船に乗るより難しい」と言っていたけど、この場合のboardは「乗る」じゃなくて「斬り込む」じゃないかなあ。

あと、幽閉されているメアリー・スチュワートが「女王の命令です」と言われて「I am the queen.」と答えたのは、「私女王です」じゃなくて「私女王です」でしょう。




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