2009/4/30 1:32
昨日のThe Daily Show ジョン・スチュワート
旅行記の途中ですが、またしても素晴らしいインタビューで感動中なんで...
http://blog.indecisionforever.com/2009/04/29/jon-stewarts-extended-interview-with-cliff-may/
保守派のクリフ・メイとの拷問に関する議論。議論が白熱し過ぎて放送にはほとんど入らず、ネットのみに完全版がアップされています。
議論の中心(拷問の是非)には直接関係はないのですが、Part 2で、ジョンが原爆投下について言ったことに感動しました。アメリカ人が、戦争を終わらせたからなんとかという言い訳なしで、ここまではっきり「間違っていた」と言うのを初めて聞いたような...
ガザの件の時も思ったのですが、9・11のとき、自分の家の窓から見えるところが攻撃されて3000人が死ぬという経験をして...それで、「二度とこんなことが起こらないように、自分と自分の国と家族が絶対安全になるように、自分の国にはどんなひどい手段でも使ってほしい」となる人もいれば、よその国であっても敵であっても、攻撃を受ける無力な人々の気持ちをより深く考えるようになる人もいると...
まあ、トルーマンを「戦争犯罪人」だと言ったのはたぶん言いすぎで、ここをとらえて攻撃する人もいるだろうな、とちょと心配ですが。
後でなんとか、部分的にでも訳したいのですが、時間あるかな〜。
http://blog.indecisionforever.com/2009/04/29/jon-stewarts-extended-interview-with-cliff-may/
保守派のクリフ・メイとの拷問に関する議論。議論が白熱し過ぎて放送にはほとんど入らず、ネットのみに完全版がアップされています。
議論の中心(拷問の是非)には直接関係はないのですが、Part 2で、ジョンが原爆投下について言ったことに感動しました。アメリカ人が、戦争を終わらせたからなんとかという言い訳なしで、ここまではっきり「間違っていた」と言うのを初めて聞いたような...
ガザの件の時も思ったのですが、9・11のとき、自分の家の窓から見えるところが攻撃されて3000人が死ぬという経験をして...それで、「二度とこんなことが起こらないように、自分と自分の国と家族が絶対安全になるように、自分の国にはどんなひどい手段でも使ってほしい」となる人もいれば、よその国であっても敵であっても、攻撃を受ける無力な人々の気持ちをより深く考えるようになる人もいると...
まあ、トルーマンを「戦争犯罪人」だと言ったのはたぶん言いすぎで、ここをとらえて攻撃する人もいるだろうな、とちょと心配ですが。
後でなんとか、部分的にでも訳したいのですが、時間あるかな〜。
2009/4/29 22:34
New York断片的な旅行記〜Mystic Seaport(その5) 日常雑記

Mystic Seaportのガイドマップと、鍛冶屋のおじさんのくれたフック

フックは、壁につけられるように穴をあけてくれました。この機械で。というか、この機械のハンドルのところをぐるぐる回したのは私ですが(笑)
そのあと、アメリカの捕鯨や漁業や海軍の歴史を展示してある博物館や、フィギュアヘッド(船首像)の展示を見ました。
最後に行ったのは、Maritime Art Gallery
海や港や船を描いた現代アート専門のギャラリーです。すごい綺麗な絵ばっかり!
セールのコーナーに、パトリック・オブライアンの表紙を描いているジェフ・ハント(Geoff Hunt)の複製画もあって、しかもいくつかはオブライアンの表紙絵(4巻と7巻と10巻だったかな…?)で、「欲しい〜!」と思ったのですが、値段よりも(400〜500ドルぐらいで、買えないこともなかったのですが)どうやって持って帰るかという問題で、断念しました。
でも今、サイトのShopのところを見ていたら、サプライズ号のポスターが!うわ、美しい!ほしい!でもポスターでこのお値段は…
そんなところで、Mystic Seaport訪問記はおしまい。
その後、私は数少ない電車を逃さないように駅へ急ぎ、一路NYへ…帰らなかったのですよねえ。反対方向へ向い、ボストンまで行ってしまったのです。
日帰りでミスティックとボストンなんて、いくらなんでもムチャだしムダが多いかなあ、とも思ったのですが…ここまで来てしまったら、ボストンまであと1時間半なんだもの。埼玉在住東京勤務の人間として、1時間半電車に乗るなんて、毎日朝晩やってるもの。(<どういう理屈や)
というわけで、次回は「USS コンスティテューション号訪問記」です。…と言っても、残念ながら修復中で、美しい姿は見られなかったのですけどね。まあとりあえず。
2009/4/26 23:51
New York 断片的な旅行記〜Mystic Seaport(その4) 日常雑記

こちらは20世紀の漁船、L.A.Dunton号

これは近くに停泊していた現役の帆船、名前は不明

灯台
Mystic Seaportには船だけではなくて、当時の港にあった建物も再現してあるのですが、そのひとつは、捕鯨船で使う装具を作る鍛冶屋さん。(ここは再現してあるだけじゃなくて、実際に捕鯨船の修復をしているので、実際に金具とか作っています。)

鍛冶屋のおじさん。うまく写ってなかった…
この鍛冶屋さんとは、解説してもらうというより、ほとんど世間話をしていたんですけど。へー日本から来たの、仕事は?NYに滞在してるの?ここへは車で来たの?電車で?日本の人は電車には慣れてるんだろうね。アメリカの食事はどう?ベーグルとピザぐらいしか食べてない?ミスティックに来た観光客は「ミスティック・ピザ」(ジュリア・ロバーツの映画で有名なピザ屋)に行くけど、あそこはマズいからやめた方がいいよ。
…てな感じ(笑)私は「ミスティック・ピザ」の映画は観てないし、行く気はなかったんですけどね。そういえば、イーストウッドの「ミスティック・リバー」も観てなかった…(このSeaportが面しているのがミスティック・リバーです。)
わざわざ日本から来てくれたのだから、おみやげに、と言って、捕鯨船の装具の一部(何かはよくわからない…)から作った帽子掛け(というかフック)をくれました。
あ、それの写真撮ってなかった…また後日。
2009/4/21 22:04
New York 断片的な旅行記〜Mystic Seaport(その3) 日常雑記
チャールズ・W・モーガン号は1841年就航だから、ジャックやスティーブンの時代よりはちょっと新しいのですが、保存されている民間船としては最古のものだそうです。(軍艦も入れると、もっと古いものがあるのですが…その話は後で。)
ハシゴ段を降りて、下層甲板にも入れるようになってます。

船艙を見下ろしたところ。
グリニッジで見たティークリッパーのカティ・サーク号と比べると、ずいぶんずんぐりした船体ですが、それはスピードは求められてなくて、とにかく鯨油をたくさん積めるようにってことなんですね。
鯨のblubber(脂肪層)から鯨油を絞って樽詰めにする手順も説明してもらいました。Mystic Seaportでは、客が少なかったためか、ほとんどどこへいってもスタッフがつききりで解説してくれて…博物館だと考えると、贅沢なことですよね。
オブライアンの10巻に、元捕鯨船員が鯨の処理方法をスティーブンに説明するシーンがありましたね。16巻には、サプライズがアメリカの捕鯨船を拿捕して、スティーブンがわざわざ見学に行くシーンがありました。blubberという単語も、オブライアンで読んで知っていたので、なんとなく懐かしい感じ。

食事のテーブル

ギャレー。どうも、こういう生活臭あふれるところに興味を示してしまう癖が…
やっぱり気になって、鯨肉は食べなかったんですか?と聞いたんですが、やはり全然食べなかったみたいですね。鯨油と、鯨髭(傘の骨とか、パニエとかに使ったやつ)を取るだけで。

船員たちの寝床。
狭いようですが、ハンモックじゃなくてそれぞれに寝床があるし、だいぶんスペースには余裕がある感じ。それもそのはずで、けっこう大きいこの船に30人〜40人ぐらいしか乗っていなかったんですね!軍艦と違って砲を操る人が必要ないので、そんなに人数はいらないのですね。軍艦だったら、このサイズなら200人ぐらい乗せているところだ。
「ハンモックじゃなくてちゃんとベッドなんですね」と聞いたら、ハンモックなのは軍艦だけだって。砲に場所をとられるので、その上に吊るせるハンモックになるということです。
捕鯨船は遠くまで行くので、一度出港すると何年も帰港しなかったのですが…「たくさん鯨油を積んで帰ったら、乗組員は大金が入ったのですか?」と聞いたら、「金持ちになるのはその捕鯨船に投資した人たちで、乗組員は給料をもらうだけ」だったそうな。一部の専門職(銛手とか)には、パーセンテージをもらえる人もいたみたいですが。
ハシゴ段を降りて、下層甲板にも入れるようになってます。

船艙を見下ろしたところ。
グリニッジで見たティークリッパーのカティ・サーク号と比べると、ずいぶんずんぐりした船体ですが、それはスピードは求められてなくて、とにかく鯨油をたくさん積めるようにってことなんですね。
鯨のblubber(脂肪層)から鯨油を絞って樽詰めにする手順も説明してもらいました。Mystic Seaportでは、客が少なかったためか、ほとんどどこへいってもスタッフがつききりで解説してくれて…博物館だと考えると、贅沢なことですよね。
オブライアンの10巻に、元捕鯨船員が鯨の処理方法をスティーブンに説明するシーンがありましたね。16巻には、サプライズがアメリカの捕鯨船を拿捕して、スティーブンがわざわざ見学に行くシーンがありました。blubberという単語も、オブライアンで読んで知っていたので、なんとなく懐かしい感じ。

食事のテーブル

ギャレー。どうも、こういう生活臭あふれるところに興味を示してしまう癖が…
やっぱり気になって、鯨肉は食べなかったんですか?と聞いたんですが、やはり全然食べなかったみたいですね。鯨油と、鯨髭(傘の骨とか、パニエとかに使ったやつ)を取るだけで。

船員たちの寝床。
狭いようですが、ハンモックじゃなくてそれぞれに寝床があるし、だいぶんスペースには余裕がある感じ。それもそのはずで、けっこう大きいこの船に30人〜40人ぐらいしか乗っていなかったんですね!軍艦と違って砲を操る人が必要ないので、そんなに人数はいらないのですね。軍艦だったら、このサイズなら200人ぐらい乗せているところだ。
「ハンモックじゃなくてちゃんとベッドなんですね」と聞いたら、ハンモックなのは軍艦だけだって。砲に場所をとられるので、その上に吊るせるハンモックになるということです。
捕鯨船は遠くまで行くので、一度出港すると何年も帰港しなかったのですが…「たくさん鯨油を積んで帰ったら、乗組員は大金が入ったのですか?」と聞いたら、「金持ちになるのはその捕鯨船に投資した人たちで、乗組員は給料をもらうだけ」だったそうな。一部の専門職(銛手とか)には、パーセンテージをもらえる人もいたみたいですが。
2009/4/20 20:46
New York断片的な旅行記〜Mystic Seaport(その2) 日常雑記
チャールズ・W・モーガン号は階段がつけてあって、ちゃんと甲板に登れるようになっています。

舵輪

船長室(その1)

船長室(その2)

おお、Seat of ease(トイレ)…こういうのには必ず興味を示してしまう私。
「この船はどこまで行ったの?」質問したら、「世界中に行っていた」と答えが返って来ました。「日本まで行った?」と聞いたら、「日本には行かなかったけど、近くまで行った」そうな。

説明してくれたのはこのおじさん。(待てよ、おじさんと言っても、ひょっとしたら私より若いのかも…)

舵輪

船長室(その1)

船長室(その2)

おお、Seat of ease(トイレ)…こういうのには必ず興味を示してしまう私。
「この船はどこまで行ったの?」質問したら、「世界中に行っていた」と答えが返って来ました。「日本まで行った?」と聞いたら、「日本には行かなかったけど、近くまで行った」そうな。

説明してくれたのはこのおじさん。(待てよ、おじさんと言っても、ひょっとしたら私より若いのかも…)