2009/4/11  20:02

New York 断片的な旅行記〜The Daily Show with Jon Stewart (その5)  ジョン・スチュワート

昨日のつづき。

ゲストコーナーの後のブレイクで、この後は「Moment of Zen」だけのはずなのに、ジョンはやけに真面目な顔で長々とスタッフと打ち合わせしているなあと思ったら…

ブレイクが終わった時、ジョンは「申し訳ないけど、ワンシーンだけ撮り直したいのだけど」と言ったのです。

The Daily Show With Jon StewartM - Th 11p / 10c
Carmageddon '09 - Lemon Aid
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最初のセグメント後半の、自動車会社への政府救済策を扱ったところで、去年の選挙期間中に流れていた「オバマのそっくりさんがオバマの演説スタイルを真似て車の特売セールを売り込むコマーシャル(君も『キア』を買える!Yes, you can!)」と、「今、アメリカ車を国民に売り込む演説をしている本物のオバマ大統領」を対比させたジョークがありました。

最初に撮った時には、そっくりさん(と言ってもあんまり似てないんですが)のコマーシャルを流した後に、ジョンが「オバマのような立派な政治家が、安っぽい車のセールスマンみたいな真似をするわけがないじゃないか!そうだろう?」という前フリの台詞がなかったのです。もちろん、この部分がなくてもジョークの意味は通るのですが、このはっきりした前フリをした後で、現在のオバマ大統領が「今アメリカ車を買えば、数百ドルの節約になります…」などと演説しているところにつなげた方が、より分かりやすいだろう…ということで。

インターネット・フォーラムのテーピングレポートをいろいろ読んでいたところによると、デイリーショーの収録で撮り直しというのは本当にめったにないようです。だから、普通は(Q&Aセッション以外は)テレビで放送されるのと同じ番組を生で見るだけなので、撮り直しがあったらそれはむしろラッキーと言えるわけです。

撮り直しをすると言った時、ジョンは「テレビで見ている人が意味がわからなくて、『はあ?』って感じになったらいけないからね」と、どっちかと言うと申し訳なさそうな感じでした。こっちは、「撮り直し?余分に見られてラッキー!」とか思っていたのに(笑)。

さて、この部分の撮り直しが終わって…後の期待は、「休暇明けだから、アレがあるんじゃないかな〜」ということでした。つまり「Toss」です。「いや、期待しすぎちゃいけない、最近は休暇明けでもTossはないこともあるし、休暇明け二日目にやることもあるし…」と自分に言い聞かせつつ待っていると…

ジョンが「番組を終わる前に、スティーブン・コルベアに挨拶を!」と言って、モニターにスティーブンの顔が!きゃ〜〜やった!

収録を見にいった時にTossがあることの何がラッキーかと言うと、これがある時は、ジョンとスティーブンの二人はTossを収録するだけじゃなくて、その前にいろいろ話をするんですよねー。その雑談の部分はテレビでは放送されないので、収録を見にいった人たちだけのお楽しみなのです。以前はTossは一週間に二度は必ずあったのですが、最近は一週間に一度だったり、また一週間ずっとなしのこともあるので、これに当ったのは本当に大ラッキーだったのですよ。

二人は、前の週の一週間の休暇の間に何をしていたかという話をしていて、ジョンは「休暇はアウトドアでアクティブに過ごしたんだって?」と言って、スティーブンは「スカイカイティング(スキーカイティング?)に行っていた」と言っていましたが…はて、スカイカイティングって一体何?スティーブンは「子供用の凧につかまって山を滑り降りるんだ」と言ってましたけど。(帰ってきてからちょっと検索したのですが、英語のサイトがあんまりなくて、よくわからなかったのですが…画像検索したら、ノルウェイ(?)のサイトでこんなんが出てきました→ http://www.moonair.nl/Snowkite-pagina.htm ひぇ〜)

スティーブンは脚をちょっと怪我したみたいなことを言っていましたね。前にもかなり危険なヨットレースに出たとか話していたし、スティーブンってかなりの冒険家なんです。

ジョンは「休暇の時は、スティーブンはアウトドアでアクティブに過ごして、ぼくは咽喉が腫れていないかどうか気にしながら家でおとなしく過ごすんだ」と言ってました(笑)。そういえば、ジョンは休暇明けは風邪っぽい声になっていることが多いような。

スティーブンと話している間、ジョンは足をデスクにのっけて、頭の後に手を組んでモニターのスティーブンを見ていて、すっかりリラックスしている感じでした。うはは、眼福、眼福…

しばらく談笑した後、Tossの撮影をやって(今までの話とは関係ない、スティーブンの「普通の車コレクション」の話)、その後「Moment of Zen」とクロージングがあって、最後にジョンが挨拶して、拍手を受けて退場して、テーピングはおしまい。終わったのは7時15分前ぐらいでした。「出待ち」とかはできないことになっているので、あとは帰るだけです。

この日はこの後ミュージカルを見て、ホテルに帰ってこの「The Daily Show」の放送を見たのでした。(劇場街に近くてケーブルの入るホテルだったのです。)

この回は、例えばCNBCとの一件のような世間で評判になるようなエピソードではなかったけど、私は大満足でした。なんたって、「Toss」があったんだもの!

終わったとたんに、「もう一度、必ず見に来るぞ!」という決心を固めてしまった私でした(笑)。

これでこの話はおしまい。次回からはミュージカルの話をしますね。

2009/4/10  23:01

New York 断片的な旅行記〜The Daily Show with Jon Stewart (その4)  ジョン・スチュワート

昨日のつづき。

さて、Q&Aセッションの後、青い地球儀が回って「March 30th, 2009, From Comedy Central World News Headquater in New York, this is "The Daily Show with Jon Stewart"...」というおなじみオープニングがモニターに映り、いよいよ収録が始まります。

私が見た回のデイリーショーはこちら。

http://www.thedailyshow.com/full-episodes/index.jhtml?episodeId=220614

この中に、私の笑い声や歓声も混じっていると思って下さい(笑)。

ここからは基本的には、テレビで放送されるこの番組をそのままライブで見ている、というだけなんですけど…でも、私が見たこの回は嬉しいオマケもありました。その話はまた後で…

最初のセグメントは、ノースダコタ州ファーゴの洪水の話(というより、それに対するCNNのちょっとマヌケな報道ぶりの話)と、GMのCEOが「ホワイトハウスの要望で」辞任したことを受けての自動車会社の救済策の話。まあこのへんは、テレビで放映される通りです。

「ファーゴ」というと、真っ先にコーエン兄弟の映画を思い出してしまう私としては、「堤防用の土嚢の中身が不足して困ったファーゴの人々は、極端な手を使うことに…」と言って「ファーゴ」のウッドチッパーの場面が映った時は大喜びしたんですけどね。ここでの笑い声は、意外と少なかったような…みんな「ファーゴ」見てないのかしら。

最初のセグメントの後、コマーシャルブレイク。(生放送じゃないので、実際にここでコマーシャルを流すわけじゃないんですけど、このタイミングで2〜3分休憩になります。)このブレイクの間は音楽が流れて、ジョンはスタッフの人となにやら打合せをしています。音楽が流れている上にマイク切ってるので、もちろん何を言っているかは全然聞こえないのですけど。

二番目のセグメントはアッシフ・マンドヴィによるフィールド取材レポート。メキシコからの不法移民を「アメリカ人の仕事を奪う、諸悪の根源」と目の敵にして、自主的に国境を見張っている、ちょっとパラノイアなおじさん二人の話。

フィールド・レポートはあらかじめ録画されたものなので、モニターに映されます。スタジオの照明は落とされて、観客はモニターの方を見ることになっているんですけど…

でも、えーと…ご想像がおつきかと思いますが、私はジョンがスタジオに登場してから、撮影中もブレイク中も、ずーっと目を離さずに彼を見ておりました。まさに"Can't take my eys off of you"状態。(す、すみません…)

なので私は、モニターの方は「どうせ後でテレビで見ればいいや」と思って片目でちらちら見るだけで、照明の落ちたデスクに座ってモニターを見ているジョンをじっと見つめていたわけです。(気持ち悪いとか言わないで…めったにない機会なんですから。)

アッシフのレポートを見ながら、ジョンはときどき脚本で顔を隠して笑っていて、「自主国境警備隊」のおじさんのひとりが「(川を越えようとするメキシコ人を襲わせるために)メキシコ国境の川にアリゲーターを放すといいと思っている」と言って、もうひとりが「わしもそれは考えた」と言った時は、思い切りHeaddesk(デスクに頭をぶつけること)していました。

ちなみに、この「アリゲーターを放せばいい…」のところでは、観客からは(私も含む)笑い声だけじゃなくて「ええ〜〜!!」というような、批難というか抗議の声も上がっていたのですが、後でテレビを見ると、ほとんど笑い声しか拾われていないですね。

照明が落ちていたので、最初よくわからなかったのですが、このセグメントを流している途中でアッシフっぽい背格好の人がスタジオに入ってきて、カメラの横に立って一緒にモニターを見ていました。セグメントが終わって明かりがついた時に、ジョンが「アッシフ・マンドヴィでした!」と紹介してみんな拍手したので、ようやくはっきり本人とわかったのですが。

二番目のセグメントの後はもう一度コマーシャルブレイク、再び、スタッフとなにやら真剣に打合せしているジョンの顔にぼーっと見とれる私(笑)。

ブレイクが終わるとゲストコーナー。この日のゲストはCNNのキャスターで、最近本を出した人。なかなか面白いインタビューだったのですが、放映されたのと同じなので内容は省略。

ただ、この人がオバマ大統領を賞賛する言葉を言うたびに、いちいち拍手したり歓声を上げる客がいるのは、私としてはちょっとうっとうしかった…私はジョンのファンだけど、オバマさんに対しては別にそうでもないので。まあ、アメリカ人が自国の大統領を熱心に支持するのに、外国人の私が文句をつける筋合いじゃないですけどね。

ゲストコーナーが終わると再びブレイクで、普通はこの後は「Moment of Zen」のコーナーがあって、それだけで終わりなんですが…前述したように、幸運なことにこの日は嬉しいオマケがあったのでした。

つづく。

2009/4/9  23:30

New York 断片的な旅行記〜The Daily Show with Jon Stewart (その3)  ジョン・スチュワート

スタジオ内部を見てまず思ったのは、「おお、これがいつも見ているスタジオの現物なのね!あれがジョンがいつも座っているデスクなのね!」ということと、あと「…あのデスク、思ったより小さいんだな」ということでした。てことはつまり、ジョンが小さいってことか(笑)。(<身長156cmの私が言うことじゃないけど。)

スタジオに入ってしばらくすると、ウォームアップ(観客に注意事項を説明し、盛り上げておく係)の人が現れます。日本では「前説」と呼ばれる役割ですね。ここのウォームアップ・ガイはポール・マーキュリオという人で、ネットで下調べした限りでは、The Daily Showのウォームアップはずっと以前からこの人らしいです。

もちろん収録では、観客の笑い声や歓声というのは重要な役割を果たすので、しっかり声出すようにと念を押して、観客を立ち上がらせて何度か練習するのですが…でもこの「練習」は1、2回であっさり終わって、残りの時間は、ポールさんは観客をいじって雑談してました。(「おじさん、どこから来たの?職業は?」みたいな感じ。)ウォームアップの効果、あるんだかないんだかよくわからない雑談でしたが。まあ、ここの客のほとんどは、わざわざ見に来てるっていう時点で番組の熱心なファンばかりですから、改めてウォームアップする必要はあんまりないのかも。

ポールさんの雑談がけっこう長く続いた(<私がそう感じただけで、実際には15分ぐらいのもんだと思いますが)後…いよいよジョンの登場となり、全員が立ち上がって拍手と歓声で迎えます。

実は私、このCheer(歓声を上げる)というやつが、わりと苦手でして。ミュージカルとかコンサートとか見ていても、拍手は熱心にするし、時によってはスタンディング・オベーションもしますが、相当に感動している時でも、めったにヒューとかウォーとかは言いません。

でも、こういう時になると、言われなくても自然に声が出るもんですね。ははは(照)。

その後はQ&Aセッション。ジョンが「質問のある人は?」と言うと十数人ぐらいがいっせいに手を上げて、ジョンが適当に指して質問を受けます。時間の制限で手を上げた全員が質問することはできないので、ここで長々とまわりくどい質問をする人は他の客に嫌われるのですが(よくフォーラムのテーピングレポートで愚痴っている人がいます)…この日はわりと、あっさりした短い質問ばかりでした。

えーと、ここで言い訳しておきますが、スタジオ内では荷物は全部椅子の下に置いて、何もヒザの上にのせたり手に持ったりしないように言われるのです。つまり、メモをとることができないんですよね。なので、ここでの質問を憶えていてレポートできるかどうかは、ひとえに記憶力にかかっているんですよ。

私は記憶力があまりよくない上に、初めて生ジョン(笑)を間近に見ていることでちょと興奮状態だったのと、その後に見た番組の収録の方でメモリ容量がオーバーになってしまったことで、ここでの質問の記憶はきわめて曖昧になってしまいました。でも、憶えている限りで書いておきますね。(きわめて不正確であることを、あらかじめお断りしておきます。)

・最初はたしか、「NPR(公共ラジオ)の人をゲストで呼ぶ予定は?」という質問。どうしてこの人がNPRの人を呼んでほしいのかは分からなかったのですが…ジョンは「あなたはの地域のNPRを聞いているの?」と訊いた後、「(The Daily Showゲストの多数を占める)本の著者はヒマだけど、NPRは24時間放送しているから…」とか答えていました。

・いきなり「あなたのプロセスについて伺いたいんですが…」と質問を始めた人がいて、ジョンは「ぼくの『プロセス』って?いったい何の『プロセス』?」と焦ったふり。もちろん、質問者が言っていたのは番組作りのプロセスのことで、要はゲストへの質問はあらかじめ用意しておくのか、その場で思いつくのか、と訊きたかったみたいなんですけどね。(そんなの、もちろん両方というか、場合によりけりだと思うのですが…)ジョンはいつものself-deprecating(謙遜)モードで、「いつも準備不足なので、その場の思いつきで喋ることになる」("That's being unprepared do to you")とか答えていたように思います。

・この日の前の金曜日(3月27日)に、ジョンはヴァーモント州の大学でスタンダップのライブをやっていたので、「ヴァーモントの印象は?」という質問がありました。ジョンは、ヴァーモントは何もかもが麦わらとヒゲ(?)でできていて、人々は変なほどフレンドリーで、帽子をかぶっていて、いきなり「おはよう」とか声をかけてくるので、こっちは「ケンカ売られてんのか?」と勘違いしてしまう、みたいなことを言ってました。

「ヴァーモント」と聞いて歓声を上げた女の人がいたので(質問者とは別の人)、ジョンはその人に「あなたはヴァーモントの人?」と聞いて、ヴァーモントの話をしながら、いちいちその人に、なにかのヴァーモント名物(?)の名前を上げては「あのXXXは…あれはXXXと呼ぶんだったよね?」と確認していました。だだし、二回目ぐらいからはほとんどデタラメな名前を言っていたような。(このあたり、正確な言葉をほとんど覚えていないのがもどかしいのですが。)

・「また映画に出る予定はありますか?」…これにはジョンは「Why would I do that to people again?」(なんでまた、そんなはた迷惑なことをすると思うの?)とか答えていました(笑)。

・あと、ジョンのMarch Madness(春の全米州対抗大学バスケットボール大会。なんでMadnessと呼ばれるかというと、みんなこれでギャンブルするから)の成績はどうですか?という質問。答えはよく憶えてません。

・最後は「今まででいちばん印象的なゲストは?」という質問。ジョンは「ゲスト?ぼくはいつもゲストにはほとんど注意を払っていないから」と冗談を言った後、ある人の名前を挙げて、他の人とあまりに違うから印象に残っている、と言ったのですが…悔しいことに私、この人の名前をまったく憶えてないのですよ。私はまったく知らない名前だったのですが、名前を覚えていれば、後で調べることもできたんだけどなー。

どうも、全体に要領を得ない説明ですみません。自分の記憶力のなさが口惜しい。

ジョンはどの質問にも親切丁寧に答えていて、ちょっとまわりくどい、ズレた質問であっても、質問者に気を遣いつつ、話を面白く広げようとしているのが感じられて、本当に、人柄の良さがにじみでているというか…(はいはい、このあたりから私のファンモードも本格的になってきますよ。覚悟してください。笑)

つづきます。

2009/4/7  21:16

New York 断片的な旅行記〜The Daily Show with Jon Stewart (その2)  ジョン・スチュワート

昨日のつづき。当日(3月30日月曜日)編。

ネットであらかじめ調べていったところでは、「だいたい3時半ごろから列ができ始める」とのことだったのですが、最近は出足が早くなっているらしく、私が行った3時15分ごろにはもう70人ぐらい並んでいました。早く並んだからといって良い席に座れるとは限らないので、要は入れる時間内に行けばいいのですが。

天気が良いほど、またゲストが良いほど早く列ができるそうです。この日は雨は降っていなかったけど、風が強くて寒かった。ゲストはCNNのキャスターの人。どちらも普通ってとこでしょうか。

ちなみに、Stand-byと言って、チケットの予約をしていない人の列も別にあります。これに並んでいれば、予約している人の中に直前キャンセルが多く出て席が余った場合に入れてくれるそうです。でも、席が余ることはめったにないようですので、これを当てにして並んでいられるのは、近所に住んでいてよっぽど時間のある人だけでしょうね。

スタジオの席は、VIP席(以前にチケットを持っていたのに入れなかった人+関係者の家族や招待客)が50席ぐらい、その他が150席ぐらい、観客は総勢200人ぐらいです。

観客層は、聞いていた通り、白人が圧倒的に多かったですねー。白人の中にアジア系がちらほら、という感じ。(もっとも、これはThe Daily Showに限ったことじゃなくて、今回NYで行ったミュージカルとか美術館とか、どこでも観客層はたいがい「白人の中にアジア系が混じっていて、黒人・ヒスパニックはあんまり見かけない」という感じでしたね。そんなもんなんでしょうか。)男女はだいたい同数か、男性がやや多いかな?年齢層は意外と幅広くて、大学生風から中年層から60代ぐらいまで、きれいにバラけていました。

スタジオに入ったら飲食禁止ですが、並んでいる間に食べるのは自由なので、あちこちでピザだのハンバーガーだの広げている人がいます。

4時ぐらいからインターンが現れて、並んでいる人たちに注意事項を説明します。これはチケットを予約している人の列で、確認メールのプリントアウトが必要であること、セキュリティチェックがあるので武器類は持って入れないこと、ポケットは空にすること、カメラや録音機器は持っていてもいいけど、スタジオ内でカバンから出さないように(<出していると取り上げられるけど、帰る時に返してくれる)、収録中に自分の街の名や友人やCellmate(刑務所の同房仲間)の名前を叫ぶ人がいるけど、どうせカットするし迷惑だからやめてほしいこと、ケーブルテレビは予算がなくてLaugh Track(録音された笑い声)を使えないので(<もちろん冗談だけど、使ってないのは本当)、大いに楽しんでほしいこと...

4時半ぐらいになると、列のはじめから順番に、メールのプリントアウトの名前を名簿と照合して整理券が配られます。整理券は単に手書きの番号を書いた紙をパウチしたもので、私のは「170」でした。(<列の最初の人が「101」なので、これは170人目ではなく70人目という意味。)

5時ぐらいになると、スタジオの扉が開いて客を入れはじめます。

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扉の上:「この扉を入るもの、すべてのニュースを捨てよ」と書いてある

入り口のセキュリティチェックは結構厳重で、金属探知機があって、カバンもしっかりチェックされます。セキュリティチェックを通過してスタジオに入ると、席を指定されます。(好きなところには座れない。)このタイミングで、申し出ればトイレに行かせてくれます。(並んでいる間に行くこともできる。)

席は全部で6段で、私は前から4段目でした。特に良い席・悪い席というのはなくて、下の方の席だと近いかわりにカメラで視界をふさがれることが多い、上の方はちょっと遠いけどその分全体が見渡せる、という感じ。あちこちにモニターがあって、テレビ放映時と同じ映像が見られるようになっています。

なんか、前段階の話だけでずいぶん長くなってしまいましたが...つづきは次回。

2009/4/6  22:14

New York 断片的な旅行記〜The Daily Show with Jon Stewart (その1)  ジョン・スチュワート

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えー、まず今回の旅行のそもそもの目的である「The Daily Show with Jon Stewart」のテーピング(収録)の話からしますね。

そもそもデイリーショーのチケットをどうやって手に入れるかと言いますと、公式ページのTicketのところから申し込むわけです。

http://www.thedailyshow.com/tickets.jhtml

このページのカレンダー、普段は全部の日付がグレイになっていますが、チケットが出る時だけ、チケットのある日付が黒く変わってクリックできるようになります。チケットのリリース日は不定期なので、このページをひたすらこまめにチェックするしかないんですけどね。一度に申し込めるのは一日だけで、その日が済むまで次を申し込むことはできません。ジョンは時々番組で、「チケットはタダなんだから!」と叫んでいますが...タダはタダでも、けっこう大変なんですよ(笑)。

(チケットがタダだっていうのは、要するに、テーピングを観に行く人っていうのは「お客」じゃなくて、撮影の参加者、ノーギャラのエキストラみたいなもんだということです。この番組の本来の「お客様」は、ケーブルテレビに加入して、コメディ・セントラルでCMと一緒に観ている人たちですから。)

私が今回(3月30日)のチケットを申し込んだのは、去年の10月20日。その時点ではまだ休暇がとれるかどうかも定かではなく、賭けみたいなもんだったのですけど。まあ行けない場合は、二週間前まではキャンセルができるので大丈夫なんですが。(ただし、キャンセル手続きをしないで当日になって現れないと、その人は当分の間申し込めなくなる。)

申し込みが受理されると自動返信メールが来て、それをプリントアウトして持って行って並ぶのですが、たいがいオーバーブッキングしているので、遅く行くと入れなかったりするそうです。ただし入れなかった場合、次に来た時に並ばずに入れるVIPチケットというのをくれるそうです。だから月曜のチケットを取ったの。万一入れなかった場合、火曜日以降に出直すことができるので…1週間の滞在中で4回チャンスがあれば、まあ確実に入れるだろうと思って。

ま、そこまで心配症にならなくても、よっぽどのこと(オバマ大統領が突然ゲストで来るとか)がない限り、早めに行って並べば大丈夫なんですけど。

さて、幸い休暇も取れることになって、飛行機とホテルの予約をして、いそいそと出かけたわけです。

上の写真はThe Daily Showのスタジオの外観。前日(日曜日)に下見に行って撮影したものです。(人が並んでいる時だと、撮影したらまずいかもしれないと思ったので。)この青い日除けの下に、ずらっと並ぶわけです。

スタジオの場所はマンハッタンはミッドタウンの西の外れ、11番街の51丁目と52丁目の間です。このあたりは「ヘルズ・キッチン」と呼ばれる地域で、その昔(1970年代ごろまで)は、とってもとっても危険なところだったそうです。でも、今はまったくそんな感じはなくて、高校とかもあるフツーの街外れです。セントラルパークで馬車を引いている馬の厩舎が近くにあって、微妙にかぐわしい匂いが(笑)。タイムズ・スクウェアから歩いてせいぜい15分ぐらいのとこなんですけどね。雰囲気はずいぶん違います。

ちなみに、数ブロック離れたところ(11番街と10番街の間、54丁目)に「コルベア・レポー(ト)」のスタジオもあります。

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つづく。



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