2009/4/9  23:30

New York 断片的な旅行記〜The Daily Show with Jon Stewart (その3)  ジョン・スチュワート

スタジオ内部を見てまず思ったのは、「おお、これがいつも見ているスタジオの現物なのね!あれがジョンがいつも座っているデスクなのね!」ということと、あと「…あのデスク、思ったより小さいんだな」ということでした。てことはつまり、ジョンが小さいってことか(笑)。(<身長156cmの私が言うことじゃないけど。)

スタジオに入ってしばらくすると、ウォームアップ(観客に注意事項を説明し、盛り上げておく係)の人が現れます。日本では「前説」と呼ばれる役割ですね。ここのウォームアップ・ガイはポール・マーキュリオという人で、ネットで下調べした限りでは、The Daily Showのウォームアップはずっと以前からこの人らしいです。

もちろん収録では、観客の笑い声や歓声というのは重要な役割を果たすので、しっかり声出すようにと念を押して、観客を立ち上がらせて何度か練習するのですが…でもこの「練習」は1、2回であっさり終わって、残りの時間は、ポールさんは観客をいじって雑談してました。(「おじさん、どこから来たの?職業は?」みたいな感じ。)ウォームアップの効果、あるんだかないんだかよくわからない雑談でしたが。まあ、ここの客のほとんどは、わざわざ見に来てるっていう時点で番組の熱心なファンばかりですから、改めてウォームアップする必要はあんまりないのかも。

ポールさんの雑談がけっこう長く続いた(<私がそう感じただけで、実際には15分ぐらいのもんだと思いますが)後…いよいよジョンの登場となり、全員が立ち上がって拍手と歓声で迎えます。

実は私、このCheer(歓声を上げる)というやつが、わりと苦手でして。ミュージカルとかコンサートとか見ていても、拍手は熱心にするし、時によってはスタンディング・オベーションもしますが、相当に感動している時でも、めったにヒューとかウォーとかは言いません。

でも、こういう時になると、言われなくても自然に声が出るもんですね。ははは(照)。

その後はQ&Aセッション。ジョンが「質問のある人は?」と言うと十数人ぐらいがいっせいに手を上げて、ジョンが適当に指して質問を受けます。時間の制限で手を上げた全員が質問することはできないので、ここで長々とまわりくどい質問をする人は他の客に嫌われるのですが(よくフォーラムのテーピングレポートで愚痴っている人がいます)…この日はわりと、あっさりした短い質問ばかりでした。

えーと、ここで言い訳しておきますが、スタジオ内では荷物は全部椅子の下に置いて、何もヒザの上にのせたり手に持ったりしないように言われるのです。つまり、メモをとることができないんですよね。なので、ここでの質問を憶えていてレポートできるかどうかは、ひとえに記憶力にかかっているんですよ。

私は記憶力があまりよくない上に、初めて生ジョン(笑)を間近に見ていることでちょと興奮状態だったのと、その後に見た番組の収録の方でメモリ容量がオーバーになってしまったことで、ここでの質問の記憶はきわめて曖昧になってしまいました。でも、憶えている限りで書いておきますね。(きわめて不正確であることを、あらかじめお断りしておきます。)

・最初はたしか、「NPR(公共ラジオ)の人をゲストで呼ぶ予定は?」という質問。どうしてこの人がNPRの人を呼んでほしいのかは分からなかったのですが…ジョンは「あなたはの地域のNPRを聞いているの?」と訊いた後、「(The Daily Showゲストの多数を占める)本の著者はヒマだけど、NPRは24時間放送しているから…」とか答えていました。

・いきなり「あなたのプロセスについて伺いたいんですが…」と質問を始めた人がいて、ジョンは「ぼくの『プロセス』って?いったい何の『プロセス』?」と焦ったふり。もちろん、質問者が言っていたのは番組作りのプロセスのことで、要はゲストへの質問はあらかじめ用意しておくのか、その場で思いつくのか、と訊きたかったみたいなんですけどね。(そんなの、もちろん両方というか、場合によりけりだと思うのですが…)ジョンはいつものself-deprecating(謙遜)モードで、「いつも準備不足なので、その場の思いつきで喋ることになる」("That's being unprepared do to you")とか答えていたように思います。

・この日の前の金曜日(3月27日)に、ジョンはヴァーモント州の大学でスタンダップのライブをやっていたので、「ヴァーモントの印象は?」という質問がありました。ジョンは、ヴァーモントは何もかもが麦わらとヒゲ(?)でできていて、人々は変なほどフレンドリーで、帽子をかぶっていて、いきなり「おはよう」とか声をかけてくるので、こっちは「ケンカ売られてんのか?」と勘違いしてしまう、みたいなことを言ってました。

「ヴァーモント」と聞いて歓声を上げた女の人がいたので(質問者とは別の人)、ジョンはその人に「あなたはヴァーモントの人?」と聞いて、ヴァーモントの話をしながら、いちいちその人に、なにかのヴァーモント名物(?)の名前を上げては「あのXXXは…あれはXXXと呼ぶんだったよね?」と確認していました。だだし、二回目ぐらいからはほとんどデタラメな名前を言っていたような。(このあたり、正確な言葉をほとんど覚えていないのがもどかしいのですが。)

・「また映画に出る予定はありますか?」…これにはジョンは「Why would I do that to people again?」(なんでまた、そんなはた迷惑なことをすると思うの?)とか答えていました(笑)。

・あと、ジョンのMarch Madness(春の全米州対抗大学バスケットボール大会。なんでMadnessと呼ばれるかというと、みんなこれでギャンブルするから)の成績はどうですか?という質問。答えはよく憶えてません。

・最後は「今まででいちばん印象的なゲストは?」という質問。ジョンは「ゲスト?ぼくはいつもゲストにはほとんど注意を払っていないから」と冗談を言った後、ある人の名前を挙げて、他の人とあまりに違うから印象に残っている、と言ったのですが…悔しいことに私、この人の名前をまったく憶えてないのですよ。私はまったく知らない名前だったのですが、名前を覚えていれば、後で調べることもできたんだけどなー。

どうも、全体に要領を得ない説明ですみません。自分の記憶力のなさが口惜しい。

ジョンはどの質問にも親切丁寧に答えていて、ちょっとまわりくどい、ズレた質問であっても、質問者に気を遣いつつ、話を面白く広げようとしているのが感じられて、本当に、人柄の良さがにじみでているというか…(はいはい、このあたりから私のファンモードも本格的になってきますよ。覚悟してください。笑)

つづきます。



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