2009/8/27 22:51
RENT The Broadway Tour ミュージカル
昨日、オフ・ブロードウェイ初演時からのオリジナルキャストで、映画版にも出演したアダム・パスカル(ロジャー役)とアンソニー・ラップ(マーク役)の出演する「RENT」の来日公演を見て来ました。
私、RENTは2000年の初来日のとき、映画を観た後の2006年のツアー、今回と、日本でばかり3回観ているのですが...やはり今回は特別でしたね〜。感動でした。(いや、初めて観たときもやっぱり特別でしたけど。)
何が特別かっていうと...もちろん、日本でオリジナルキャストが見られるってだけでも凄いことなのですが、思うにアダム・パスカルとアンソニー・ラップって、単に「オリジナルキャスト」ってだけじゃないのですよね。彼らは、ロジャーとマークを演じているっていうより、ある意味ロジャーとマークそのものなのです。
今回買ったパンフレットに掲載されていたアンソニーのインタビューによれば、「RENT」は最初はオフ・ブロードウェイの小規模な舞台だったこともあって、二人も他のオリジナルキャストのメンバーも、RENTの生みの親のジョナサン・ラーソンと、かなり個人的に親しくなったそうです。アンソニーの言葉にによれば、「単に彼の作品に雇われた役者じゃなく、彼の人生の一部になった」と...
とりわけマーク役は、ジョナサン自身を大きく反映した役であり、最初の最初から彼を演じていたアンソニーとラーソンが共同で作り上げていったという部分も大きいそうですから。
そして、初演を目前にしてジョナサン・ラーソンが急死するという悲劇があり、本来はジョナサン・ラーソン自身のものになるはずだった「RENT」のスピリットを、ある意味否応なく、オリジナルキャストメンバーが引き継ぐことになって...
他のミュージカルでも、だいたいにおいて「オリジナルキャスト」は特別、と見られることが多いのですが、「RENT」のオリジナルキャストには、他のミュージカルとは違った次元での特別さがあるような気がします。
だからこそ、8人の主役のうち6人がオリジナルキャストで映画版が作られたというのが、これがまた特別のことだったのですよね。これだけオリジナルキャストを揃えるっていうのは、そうしたいと思ったとしてもよっぽどの幸運に恵まれなければできなかったはずで、これにも運命を感じますね。
とにかく、そのアンソニーとアダムのマークとロジャーを生で見ることができて、こんなに幸せなことはありません。二人が再会するシーンの「What You Own」の素晴らしかったこと!
ふ〜、しあわせ(笑)。
追記。いま、映画版の自分の感想を読みなおしてみたら、「私はオリジナルキャスト至上主義じゃない」とかなんとか書いてますね。それが、自分がオリジナルキャストを見られたとなったら、とたんにこれだもんな〜(汗)。自分の都合の良さに赤面です。
私、RENTは2000年の初来日のとき、映画を観た後の2006年のツアー、今回と、日本でばかり3回観ているのですが...やはり今回は特別でしたね〜。感動でした。(いや、初めて観たときもやっぱり特別でしたけど。)
何が特別かっていうと...もちろん、日本でオリジナルキャストが見られるってだけでも凄いことなのですが、思うにアダム・パスカルとアンソニー・ラップって、単に「オリジナルキャスト」ってだけじゃないのですよね。彼らは、ロジャーとマークを演じているっていうより、ある意味ロジャーとマークそのものなのです。
今回買ったパンフレットに掲載されていたアンソニーのインタビューによれば、「RENT」は最初はオフ・ブロードウェイの小規模な舞台だったこともあって、二人も他のオリジナルキャストのメンバーも、RENTの生みの親のジョナサン・ラーソンと、かなり個人的に親しくなったそうです。アンソニーの言葉にによれば、「単に彼の作品に雇われた役者じゃなく、彼の人生の一部になった」と...
とりわけマーク役は、ジョナサン自身を大きく反映した役であり、最初の最初から彼を演じていたアンソニーとラーソンが共同で作り上げていったという部分も大きいそうですから。
そして、初演を目前にしてジョナサン・ラーソンが急死するという悲劇があり、本来はジョナサン・ラーソン自身のものになるはずだった「RENT」のスピリットを、ある意味否応なく、オリジナルキャストメンバーが引き継ぐことになって...
他のミュージカルでも、だいたいにおいて「オリジナルキャスト」は特別、と見られることが多いのですが、「RENT」のオリジナルキャストには、他のミュージカルとは違った次元での特別さがあるような気がします。
だからこそ、8人の主役のうち6人がオリジナルキャストで映画版が作られたというのが、これがまた特別のことだったのですよね。これだけオリジナルキャストを揃えるっていうのは、そうしたいと思ったとしてもよっぽどの幸運に恵まれなければできなかったはずで、これにも運命を感じますね。
とにかく、そのアンソニーとアダムのマークとロジャーを生で見ることができて、こんなに幸せなことはありません。二人が再会するシーンの「What You Own」の素晴らしかったこと!
ふ〜、しあわせ(笑)。
追記。いま、映画版の自分の感想を読みなおしてみたら、「私はオリジナルキャスト至上主義じゃない」とかなんとか書いてますね。それが、自分がオリジナルキャストを見られたとなったら、とたんにこれだもんな〜(汗)。自分の都合の良さに赤面です。
2009/8/26 23:19
RENT観て来ました〜 ミュージカル

RENTの来日公演を観て来ました。
アダム・パスカルさんとアンソニー・ラップさん、老けないね〜。
と言うか、実際まだ若いんだよね。初演のときいかに若かったかってことで...
他のキャストもみんなよかったです。特にトム・コリンズとミミかな〜。
いや、モリーンもジョアンヌもベニーも良かった。とにかく最高でした。
タグ: RENT
2009/8/23 21:33
デス・パネル伝説の元凶(先週のThe Daily Show with Jon Stewart) ジョン・スチュワート
デイリーショーが3週間の休みに入る直前、先週の木曜のインタビューは、元ニューヨーク州副知事のベッツイ・マッコイ。
The Daily Show With Jon Stewart | Mon - Thurs 11p / 10c | |||
Exclusive - Betsy McCaughey Extended Interview Pt. 1 | ||||
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2009/8/22 22:12
オーブリー・マチュリン「21」(その5) パトリック・オブライアン
マゼラン海峡から、「1万1千人の乙女岬(Cape of the Eleven Thousand Virgins)」(しかし、すごい名前だな)を回って、南米の大西洋側に出たサプライズ号。
これまでの航海は天候に恵まれた気持のよいものだったのですが、ひとつだけ問題は、補給のために立ち寄るアルゼンチンの港が、きわめて非友好的なことです。
イギリス軍は1806年と1807年にブエノスアイレスとモンテビデオに侵攻しているので(アルゼンチン側が撃退した)、反英感情が強いのも、まあ当然といえば当然なんですけどね。アルゼンチンとイギリスって、昔から仲が悪いのね...フォークランド紛争や、マラドーナの「神の手ゴール」に至るまで。
これまでの航海は天候に恵まれた気持のよいものだったのですが、ひとつだけ問題は、補給のために立ち寄るアルゼンチンの港が、きわめて非友好的なことです。
イギリス軍は1806年と1807年にブエノスアイレスとモンテビデオに侵攻しているので(アルゼンチン側が撃退した)、反英感情が強いのも、まあ当然といえば当然なんですけどね。アルゼンチンとイギリスって、昔から仲が悪いのね...フォークランド紛争や、マラドーナの「神の手ゴール」に至るまで。
2009/8/20 22:10
国民健康保険=ナチの政策??(The Daily Show with Jon Stewart) ジョン・スチュワート
The Daily Show With Jon Stewart | Mon - Thurs 11p / 10c | |||
Barney Frank's Town Hall Snaps | ||||
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http://www.thedailyshow.com/watch/wed-august-19-2009/barney-frank-s-town-hall-snaps
先日「デイリーショー」にゲストで来ていた、民主党上院議員のバーニー・フランクさんが、最近ヘルスケア(健康保険)改革についてのタウンホール・ミーティングを席巻しているというクレージーな人々に反撃したらしい。
ヒットラーのちょび髭をつけたオバマの写真を持った女「オバマの(ヘルスケア)政策はナチの政策です。どうしてあなたはナチの政策を支持しているんですか?」
フランク議員「ちょっと、私の民族性を出させていただいて、質問に質問で答えさせていただきますが...あなた、普段はどこの星で暮らしているんです?」
ジョン・スチュワート「その星では、混血の大統領とゲイのユダヤ人がナチになれるらしいね!」
フランク議員「あなたと会話するのは、ダイニング・テーブルと会話するようなものだ。そんなことをする気はありませんね。」
いいぞ、フランク議員!
この質問者の女、フランク議員がユダヤ系なのを分かって言っているんでしょうかね。たぶん分かってないと思いますが...
そもそも、民主党のヘルスケア改革案はまだ固まってもいないし、日本をはじめどの国だって悪戦苦闘している難しい政策だから、オバマさんの改革案にもいろいろ欠点はあるに違いないとは思いますよ。でも、共和党は、まともな野党ならそうするように、民主党の法案をよく分析して欠点をあげつらって、ずっと薄めた「現実的」な対案を提出する、ということさえしていない。(それは民主党内部でやっている。)オバマの政策はお年寄りを安楽死させるものだとか、ありもしないことをでっち上げて恐怖を煽っているだけで。
サラ・ペイリンが自分のサイトに載せた文章がひどかった。
http://www.thedailyshow.com/watch/mon-august-10-2009/healther-skelter
「私の年老いた両親や、私のダウン症の息子が、オバマの『死の委員会(death panel)』の前に立って、役人が彼らがヘルスケアに値するかどうか決めるのに従わなければならないなんて、それは私の知っている、私の愛しているアメリカではありません。こんなのは悪魔のシステムです。」
国民皆保険システムというのは、彼女に言わせるとこういうシステムらしい。(もちろんどの改革案のどこにも『死の委員会』なんてものはない。それどころか、障害のある子供のケアを手厚くするのはヘルスケア改革の骨子のひとつ。)
しかし...彼女のとこはもちろんちゃんと保険入っていて心配ないんだろうけどさ、同じように障害のある子供を抱えていて、例の「pre-existing condition」(既存の症状=保険に入る前から病気にかかっていると、民間保険会社は保険に入らせてくれない)ってやつで健康保険に入れない人も、アメリカにはたくさんいるのでは?そういう人が国民健康保険に入れるようになるのを阻止するために、自分の子供を引き合いに出すなんて、ちょっとなあ。
アメリカの国内問題で我々には直接関係ないとは言え、反対派の言い分があまりにアホなんで、思わず一緒に頭をかきむしりたくなったりしてたんで、フランク議員の反撃にはなんだかスカっとしたのでした。