2010/3/23  21:56

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2010/3/22  23:31

【映画感想】プリンセスと魔法のキス ☆☆☆1/2  映画感想 2008年〜

「知っての通り、世界を支配している力は魔術じゃない、金だ!」〜ドクター・ファシリエール

「もうちょっと深く掘ってごらん!(Dig a little deeper)」〜ママ・オーディ


ディズニーが、史上初のアフリカ系ヒロインで「王女とカエル」をアニメ化するというニュースを聞いた時は、「あら、ディズニーアニメのヒロインって、アジア系(ムーラン)もネイティブ・アメリカン(ポカホンタス)もアラブ系(アラジン)もいたのに、黒人ヒロインはいなかったのね。それはいい加減、作った方がいいと思うけど、しかし何で『王女とカエル』??」と思ったものです。こんな単純な話をどう料理するのか想像もつかなかったし、正直、ヨーロッパのおとぎ話を、そのまんま登場人物の顔だけアフリカ系にするという感じを想像していたので...

でも、実際に見てみて「なるほど!」と感心しました。テーマも、ストーリーも、音楽も、ニューオリンズが舞台であるということをキーにつながっていて、単に政治的に正しいからっていうんじゃなくて、ちゃんと黒人ヒロインでなくてはならないようになっている。

1920年代が舞台になっているけれど、このストーリーのインスピレーション源って絶対、ハリケーン・カトリーナだよね。ママ・オーディの住処である、木の上に乗っかっている船は「洪水」を表しているし。貧富の差ってものをひしひしと感じさせたあの災害...

この映画、ジャズはもちろん、ベニエなどの名物料理、マルディ・グラ、バイユー、ケイジャン訛りで喋るホタル(笑)と、名物を並べたニューオリンズ賛歌になっているのだけど...そういうことだけじゃなくて、社会の不公平や格差の問題も、それに負けないエネルギーや希望もちゃんと描いていて、軸のしっかりしたストーリーになっているところに感心しました。

昔が舞台で、アニメの絵柄は古風でも、スピリットはしっかり現代を反映しているんだなあ。

王子様の性格が「最初は軽薄で、しっかり者のヒロインに影響されて変わる」というあたり、私は「Wicked」のフィエロを思い出したのですが、これも最近の傾向ですかね。

私、ディズニー独特の擬人化された動物のアニメ表現っていうのは、実はまあそれほど好きではなくて、だからこの映画は「カエルの部分が意外と長い」ってところが私的にはちょっと難点ではあるのですが...

でも音楽は期待通り良かったし、なにより教訓的テーマのしっかりしたブレない展開が、ディズニーらしくていいなあ。PIXERの映画みたいな「すごいなこれ。こんなに深くて、子供に分かるのか?」というところはなくて、あくまで子供向きを貫いているのですが、それはそれで良いです。

カエル嫌いでなければ、おすすめです(笑)。

2010/3/21  21:53

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2010/3/17  23:56

In the Navy〜♪(最近のThe Daily Show)【ちょっぴりお下品注意報】  ジョン・スチュワート

最近の日本のマスコミの報道で、とみに不思議に思うのは、普天間基地移転の件で「日米関係が危機を迎えている」というヤツですね。だって、アメリカのマスコミでは、この件に言及した記事なんて、全〜然、見たことないんだもの。

そりゃ、アメリカでも、政府内でこの件を担当している人々は気にかけているでしょうし、聞かれりゃ「由々しき問題だ」とか言うでしょう。でも、それ以外の人は「フテンマ?何それ?」ですね。(アメリカの政治家だって自分の選挙区の有権者のことが一番なんだから、その有権者が知りもしない問題のことを、そんなに気にするかなあ。)ある問題を巡って二つの国の関係が「危機に瀕して」いたり「ぎくしゃくして」いたりしているはずなのに、一方の国民ばかりがそのことを大騒ぎして、もう一方の国民はその問題が存在するってことさえまったく知らないっていうのは...なんというか、妙なものですね。ちょっとミジメな感じ。

何しろアメリカは、それどころじゃないんですから。2つの戦争を戦い、失業率は相変わらず高く、国民生活にとってこの上なく重要な医療保険制度改革法案が成立するかどうかの瀬戸際で...そんな中でアメリカのマスコミは、エリック・マサ下院議員が男性スタッフにセクハラして辞職に追い込まれた件を報道するのに忙しいのですから(笑)。

先日パトリック・ケネディ議員が、「アフガニスタン戦争に関する重要な法案を審議しているのに、マスコミはエリック・マサのことばかり報道している」と議場でキレていたそうです。もっともな主張ですが、でもね〜、アメリカのマスコミが騒ぐのも分かる。だって、はっきり言ってこのスキャンダルって、面白すぎるんだもん

このエリック・マサという下院議員さん(ニューヨーク選出、民主党)は、自分のスタッフの男性から、「gropingされた」(つまり...触られたってこと)と訴えられて、議員辞職しました。

しかし、彼はタダでは辞めなかった。「私はハメられた、私が医療保険改革法案に反対しているから、辞職させられたんだ。ラーム・エマニュエル(大統領主席補佐官)は保険改革法案を通すためなら手段を選ばない」と訴えたのです。

これを聞いて喜んだのが、医療保険改革反対のキャンペーンを張っているFOXニュース。「医療改革をめぐるラーム・エマニュエルと民主党の悪辣な陰謀」をたっぷり暴いてもらおうと、早速、グレン・ベックの番組にマサ元議員を呼びました。

ところが、このマサさん、とんでもないオッサンだったのです(笑)。

The Daily Show With Jon StewartMon - Thurs 11p / 10c
Sour Gropes
www.thedailyshow.com
Daily Show
Full Episodes
Political HumorHealth Care Reform


http://www.thedailyshow.com/watch/wed-march-10-2010/sour-gropes

エリック・マサ元議員:私が男性スタッフに触ったかって?ああ、触ったとも!息ができなくなるまで、くすぐってやったよ。その後、4人の男が私に飛びかかってきた。あれは私の50歳のバースデー・パーティだったんだ!

それって...楽しそうなパーティだ(笑)。

グレン・ベックは一生懸命、話を「医療保険改革をめぐる民主党の陰謀」の方にもってゆこうとしたのですが、マサ元議員は逆に共和党攻撃に転じる始末。結局、ベックは番組の最後に「視聴者のみなさんの時間を、1時間無駄にしてしまいました。お詫びします」と言うはめになりました。

ジョン・スチュワート:グレン・ベックは新しい「幕切れの決まり文句」を思いついたみたいだね。彼の「グッドナイト、グッドラック」を。これからは毎日番組の終わりに、「皆さんの時間を1時間無駄にしました、お詫びします。ではまた明日」と言うそうだ。

マサ元議員は民主党で、オープンゲイなどではなく、結婚していて子供もいる人です。「家族の価値」を訴え、ゲイの権利に反対している政治家が、実はひそかにゲイだったことがバレる...というスキャンダルは共和党に多いのですが...なんか、マサさんの場合、そういう人たちともちょっと感じが違うのですよね。何しろ、男性スタッフに対するそういう態度に関しての言い訳が、「私は海軍の出身だから」だそうですから(笑)。「私がいた頃の海軍は、全寮制の男子校みたいなもんだった...」ふむふむ〜。「その頃の癖で、かなり塩辛い(salty)言葉を使って、スタッフを居心地悪くさせたかもしれない...」

以来マスコミは、マサ氏の海軍時代からの、いろいろな「塩辛い」エピソードの証言を拾ってきては騒いでいるのでした。

彼の奔放発言の中で、私が個人的に気に入ったのは、彼とラーム・エマニュエルの「確執」の件です。

エリック・マサ元議員:議員会館のジムの風呂場で、すっぱだかで座っていたら、タオルひとつ身に着けていないラーム・エマニュエルがやってきて、「どうして大統領の予算案に賛成しないんだ!」と、すごい剣幕で私の胸をつついてきた。裸の男と政治議論をするのがどんなにきまり悪いものか、想像してみたことがあるか?!

...アメリカの議員さんたちって、「裸のつき合い」だったのね。

しかし...一糸まとわぬ姿で烈火のごとく怒っているラーム・エマニュエルを想像すると、わけもなく幸せな気分になったりします(笑)。

こういうのこそ、ジョンやスティーブンにとって「格好のネタ」なんですよね〜。

つまり、私が言いたかったのは...どうしてわが国には、こんなに面白い政界スキャンダルがないんだ!

でも、上記のスキャンダルの登場人物にわが国の政治家をためしに当てはめてみて...とたんに、脳ミソを洗浄したくなった私です...(<自業自得という。)

2010/3/16  22:23

【映画感想】シャーロック・ホームズ ☆☆☆1/2  映画感想 2008年〜

ガイ・リッチーの映画は実は初めて見たのですが、演出がとにかく荒っぽくて、ガチャガチャと落ち着きなくて、あんまり好きじゃないかも。でも、でも、この映画は大好き!です。好きだという気持ちをおさえきれない(笑)。どこが好きかというと、ホームズとワトソン。もう、これに尽きますね。正確に言えば、ロバート・ダウニー・ジュニアのホームズと、ジュード・ロウのワトソン。

映画およびテレビドラマのキャラクターというのは、脚本家と俳優の合作だ、と何度か書きましたが、良い仕事をしてくれました3人とも。(いや、調べたらこの映画の脚本家って5人いるんですね。サー・アーサー・コナン・ドイルも含めると6人。だから、8人の合作?)本格的なホームズファンの方々がどう思われるかは分かりませんが、私は大いに気に入りましたね、このコンビ。

私は原作は、昔何冊か読んだ、という程度でよく知らないので、正直なところ、一番強いイメージはNHKでやっていたイギリスのテレビドラマ(ジェレミー・ブレットが出てたやつ)です。なので、私の「今までのイメージ」というのは主にそれなのですが...

で、その「今までのイメージ」と比べて、ホームズとワトソンのコンビぶり、私はこっちの方がずっと好きです。それはたぶん、今までのイメージよりワトソンがいろんな意味で強くて、二人が対等に近くなっているからかなあ。

前にも書いたのですが、私は男同士の絆の話は大好きですが、主君と臣下はダメ、軍隊の上官と部下もダメ、主人と執事もダメ、とにかくどちらかが一方的に尽くすとか従うとか面倒見るっていうのはダメで、対等の関係じゃないと惹かれないのです。だから、ジャックとスティーブン(「マスター・アンド・コマンダー」)がこんなに好きなの。単なる個人的「萌えツボ」の話ですが。

とにかく、この映画の最大の功労者はロバート・ダウニー・ジュニアとジュード・ロウだと思います。「演技力」というと、シリアスな感情表現とか外見をガラリと変えたりとかいうことばかりが評価されがちですが、「魅力的なキャラクターを創り上げる」という演技力ももっと評価されていいんじゃないかと、これも以前から言っていることですが...この二人はその点で「アカデミー賞もの」だと思う。

全編、ときどき「どうも、忙しないなあ」とか「あ〜、そこんとこはもうちょっとじっくり見せて...」とか思いながらも、楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。考えてみりゃ、この落ち着きのないハイパーな演出というのは、気に入った人は何度もリピートするだろうという前提で、わざとやってるのかな。だとしたら、なんとなく納得ですが。

蛇足:ちょっとアホなことですが...この映画のアイリーン・アドラーが峰不二子に見えてしょうがなかったのは私だけ?(あの、ポジション的に。)つられて、ホームズがルパンに、ワトソンが次元に、レストレード警部が銭型警部に見えちゃったよ(笑)。



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