2007/5/31  22:15

デッド・ゾーン#2-2「地の底へ」〜ジョニーとウォルト  海外ドラマ:デッドゾーン

この「地の底へ」と次の第3話「再び地上へ」は、"Descent"(下降)/"Ascent"(上昇)という原題から分かるように、一対のエピソードになっています。私、この前後編、もうめったやたらと好きなんですわ。

第1のフィナーレであんなに本格的に本筋の幕を開けておいて、いきなりまたこんな脇道…と言う人もいるでしょうけど、まあいいじゃない。これがテレビシリーズの醍醐味ですよ。

このペア・エピソードのテーマは、一言でいうと、「ジョニーとウォルトの世にもややこしい友情」。この二人の微妙な関係って、脚本家にとっても面白くてたまらないんだろうなあ。

ウォルトは、主役のジョニーを除いて、一番出番の多いキャラ。(ブルースよりも、実はサラよりも、登場回数が多いのです。)そのわりに、今までウォルトのキャラを掘り下げたエピソードはありませんでした。まあそれを言うなら、他の脇役陣もそうなんですけどね。あくまで主人公中心のこの番組。いやそれでいいのですけど。

でも、この2つのエピソードでは、ウォルトのキャラクター…というより、ウォルトとサラの関係、ウォルトとジョニーの関係がじっくり描かれていて、何がいいって、ウォルトって人がいかに愛すべき男であるかが、しみじみとわかるあたりが…

<以下、第2シーズン2話までネタバレ>

…こんなにいい奴のウォルトに対して、サラとジョニーったらまったく何てことを…(<第1シーズンフィナーレの一件。)

あの件でさすがに気がとがめているサラ、最近やけにウォルトに気を遣うようになっているようです。デートの時ウォルト好みの映画を選んだり、スポーツ観戦につき合ったり、平日のランチタイムに署におしかけデートしたり、夜にジョニーに電話しなくなったり(…って、今までしてたんかい!)

…ウォルトでなければ、即、浮気を疑っているところだよなあ。

でもさすがに怪しく感じたのか、「どういう風の吹き回し?」と聞くウォルトに、サラは「ジョニーとどうつき合ってゆくか、距離を見きわめているところ」とごまかすのですが…ウォルトは「どっちかと言うと、こっちとどうつき合うか考えているみたいだ」と、鋭いつっこみ。

ぐっとつまったサラですが…ウォルトの携帯にかかってきた緊急呼び出しに救われたようです。

一方、その後のジョニーはというと…スティルソンのアルマゲドン・ヴィジョンの衝撃があまりに大きかったせいで、サラとのことは深く考えているヒマもない様子。自宅の地下室にこもって、暗〜くインターネット調査に明け暮れる毎日。

「ひとりごとは言うし、世界の終末の幻は見えるし、しつこくインターネット検索はするし、メンタルヘルスの危険信号三連発」とかなんとか、ひとりで自嘲ネタしてるジョニーが笑えます。…いや、自分でわかってるうちは大丈夫だから。多分。

そこへウォルトから、高校生が4人行方不明になったという呼び出しが。ここの「犬がだめな時は僕を呼ぶのかい?」という台詞も好き。

犬より優秀なジョニー、高校生たちが銅の廃坑に入り込んで迷子になっていることを突き止めます。

この銅鉱、ジョニーの祖父が所有していたもの。オーナーである彼が安全対策を怠った上に強引に生産拡大したため、1940年代の落盤事故で多くの死者を出し、廃坑になったという曰くつきの場所でした。

祖父の名前はジョニーと同じ「ジョン・スミス」だし、彼が廃坑に足を踏み入れると、落盤事故で死んだ労働者のヴィジョンが「ミスター・スミス」と敵意のこもった声で挨拶してくるし、「ジョン・スミスに死を」なんて彫られた柱はあるし…なんだか因縁めいた話になってくるのですが…

(ジョニーが祖父のヴィジョンを見るシーンがあって、ヴィジョンの中の若き日の祖父は、例によってジョニーの姿になっているのですが…これが、なんとなくビル・ゲイツに似てた。いや、「バトル・オブ・シリコンバレー」でアンソニー・マイケル・ホールが演じたビル・ゲイツに似てた。…当たり前か。)

ウォルトは捜索のため、地元のレスキューチームを呼ぶのですが…このチームの責任者のコリアーってのが嫌な奴でね。祖父のせいで起こった落盤事故のことで、ジョニーにちくちく嫌味を言うし。何だこいつ?じいさんがどんな横暴冷血な資本家であったとしても、孫のジョニーには関係ないじゃん。その前に、夜中に呼び出されて無償ボランティアで協力している民間人に対して、プロとしてひとこと感謝しろっての。

…とかなんとか腹を立てているうちに、坑内が洪水になり、コリアーは流されて死んでしまうのでした(あらら)。

ジョニーが居場所を見つけたおかげで、4人の高校生のうち2人は救出したものの、残る2人は依然行方不明。コリアーが死んだことで、ウォルトは別の都市から鉱山専門のレスキューチームを呼び寄せることにします。

しかしあいにく、女の子が閉じ込められている坑道がどんどん浸水していて、レスキューの到着を待っていたら間に合わないことが「見えて」しまったジョニー。「プロに任せた方が…」と渋るウォルトを説得して、二人で救助に向かいます。落盤の危険が大きい、どころか、必ず落盤が起こると予知していながら、「起こる場所が分かっているから、避けられるかもしれない」ということに賭けて…

とりとめのない書き方をしていたら長くなってしまったので、分けますね。



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