2007/7/6  1:05

デッド・ゾーン #2-19「ヴィジョンズ」〜 未来は霧の中  海外ドラマ:デッドゾーン

AXNでは第4シーズンが始まったというのに、いまさらズレたところを書いているようですが、なんだか、書き始めると順番どおりに行きたいのよね。これも性質でしょうか。まあ急がなくったって、このペースでゆけばそのうち嫌でも追いつくと思うし。

AXNの見られるみなさま、第4シーズン楽しんで下さいね〜。(私はアメリカ版DVDで見てます。)第1・2シーズンあたりの異常なまでの充実ぶりに比べたら、さすがに勢いが落ちた感じもするでしょうけど、他のドラマに比べたらまだまだ断然面白いと思うので、あまり過剰な期待はせずに、大らかな目で…って、余計なお世話ですね。

さて、第2シーズンの話に戻ります。

第2シーズン・フィナーレは、通称「アルマゲドン・ストーリーライン」と呼ばれる、スティルソンと世界の終末に関係する話に戻っています。と言っても、この話にはスティルソンは直接は出てこないのだけど。このあたりから、シーズン・プレミアとシーズン・フィナーレはアルマゲドンの話、その間は一話完結系、というパターンが出来てきていますね。

実は私、「アルマゲドン」という言い方自体、あまり好きじゃないのですが…破壊がどの範囲までなのか分からないので「世界の終末」という表現は正確ではないし、どうやら核攻撃は含まれるらしいけど「核戦争」かどうかもまだ分からないので…便宜上、「アルマゲドン」と呼ぶことにします。

で、アルマゲドン系のエピソードは…語りにくいのだよなあ。ここで決着する話じゃなくて、ずっと先の話に繋がってゆくので、どう書いても先のネタバレになってしまうような気がするし。

だいたい、この原作を上回る大風呂敷を、ドラマ版では最終的にはどう決着させるつもりなのか…第5シーズン終了時点でも、まだわからないし。制作者たちもまだ決めていないのかもしれないし。…まあ実は、アメリカで放送中の第6シーズンでは、そろそろ結末に向かって動き出しているんじゃないか?という気はしているのですが。いずれにせよ、それはまだまだ先の話。

このドラマの場合、最悪「視聴率低下により打ち切り」とかなったら、「…ということで世界は滅びます。悪しからずご了承下さい」ってことになるんでしょうかね(笑)。まあ、それはないと思いますけどね。

<以下、第2シーズン19話ネタバレ&ちょっとした理屈語り>

「嵐」と「マウンテン」の回に現れていた、ホームレス風の謎の男が再びジョニーの前に現れ、ジョニーが世界の終末と多くの人の死をもたらすと非難する。彼は狂人のストーカーなのか?それともヴィジョンなのか?

ジョニーは「ヴィジョンじゃない、ヴィジョンはこちらを見て話しかけたりしない」と言っているけど、第1シーズンの「シャーマン」の一件を忘れたのかなあ。

そう、「シャーマン」の回は、この話の伏線になっていたのですね。謎の男の名はクリストファー・ウェイ、ジョニーと同じ能力を持った未来の人間。彼は「アルマゲドン後の」未来で、廃墟の中にジョニーの杖の握りのところ発見して持っている。二人はそれを通じて、「シャーマン」の時と同じ理屈で「交信」できるのでした。

ウェイは2003年(第2シーズン時点の「現在」)に起こるある事件で頭を殴られて昏睡状態になり、ジョニーと同じ能力を身につけたようです。ジョニーとブルースはその事件を防ごうと奔走するのですが…一方で、ジョニーは「ウェイを助けて(彼の能力を目覚めないままにして)しまったら、未来との唯一の繋がりが失われ、アルマゲドンがどのように始まるか、どうしたら防げるかを教えてくれる人がいなくなる」と心配します。

実は私、よく考えてみたのですが…それには疑問があるのですよね。

ウェイのヴィジョンは、「会話が成立している」ということで、定まった、確実なものと錯覚しがちですが…実はウェイ自身も、彼の語る「未来」も、「未来のヴィジョン」に過ぎないのです。そして、いつもジョニーが見ている「未来のヴィジョン」の原則がここでも当てはまるとすれば…それは刻々と変化しているはずなのです。

ジョニーが何か行動を取るたびに、未来は変化する。しかも理屈から言えば、遠い未来であるほど、ひとつの行動が広げる波紋は大きくなるので、変化の「揺れ幅」も大きくなるはず。ということは、ウェイが「アルマゲドンはどのように起こったか」を調べて教えてくれたとしても、聞くたびに話が違うという事もあり得るわけです。

それに、ウェイは「彼の世界で」アルマゲドンが「どのように起こったか」を調べることはできても、「どうしたら防げるか」は分からないはず。「ここでこうしていれば、防げたのではないか」と考えたとしても…その考えが間違っていて、それで事態がかえって悪化することもあり得る。(時期が早まるとか、破壊の範囲が広がるとか。)

つまり、結論:「未来のヴィジョンの言うことは、あまり当てにしない方がいい。」…と、私は思う。

だから、見るほうとしても、ウェイが語る「未来」は、「それがどのように実現してゆくか(または実現しないか)」よりも、「それを聞いたことが、現在のジョニーにどのようなインパクトを与えるか」というのがポイントなのだと思います。

このドラマの中心はキャラクター・スタディだと思っているので。(というか私は、何を見てもキャラクター・スタディ中心になっちゃうのですけど…ま、これは癖ですね。)



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ