2010/1/16  22:28

Wicked〜Defying Gravity深読み(その1)  ミュージカル

昨年ブロードウェイで初めて観たミュージカル「Wicked」。



Wicked "Defying Gravity"

舞台を観た時に感動したのはもちろんなんですが、そのあとCDを買って、何度も繰り返し聴いているうちに、このミュージカルの「歌詞」にすっかり惚れ込んでしまいました。聞けば聞くほど、ニュアンスに富んだ素晴らしい歌詞です。(もちろん、メロディや歌唱が良いからこそ歌詞の良さも生きるのですが。)

私が夢中になったミュージカルは数あれど、これほど「歌詞」に惚れ込んだのは、高校一年の時に惚れ込んで歌詞を全部憶えた「ジーザス・クライスト・スーパースター」以来かもしれない。(<ちなみに...私が今英語ができるのは、このお陰がかなり大きい。)

特にこの「Defying Gravity」(重力に逆らって)は素晴らしい。MP3プレーヤーにおとして電車の中で聴いていても、最初の10数回ぐらいはこれを聴くたびに目がうるうるして困ったものです(笑)。

で、こういう時の私の癖として、しつこい分析を書きたくなったわけです。

最初にお断りしておきますが、私は日本語版歌詞についてはまったく知りません。オリジナルの歌詞に思い入れちゃうと、翻訳でニュアンスが失われているんじゃないかと怖いんですよね。いや、歌詞というのは普通の翻訳と違ってメロディに合わせなきゃならないから、ニュアンスが失われるのはしょうがないのですけどね...

あくまでこれは、英語版オリジナルの歌詞を前提とした話と思って下さい。

<以下、「Wicked」前半部分ネタばれ>
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タグ: Wicked Defying 歌詞

2009/12/16  23:01

NY 断片的な旅行記(その14)In The Heights  ミュージカル

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「旅行記」最終回です。(コレだけ書いていないのを忘れていました。)「The Daily Show with Jon Stewart」の収録の後に、TKTSで割引チケットを買って観たミュージカル。

月曜日にやっているミュージカルって限られているのですよね。コレか「Next to Normal」だったのですが...最終選択には、やはり「トニー賞ミュージカル作品賞受賞」がモノを言ってしまった(笑)。

えーと、私はこのミュージカルについてはあまり予備知識がなくて、いろいろカン違いをしていました。つまり、「黒人の若者が主人公の」「音楽はヒップホップの」「Rentのような、若者コミュニティを描いた現代的な青春もの」だと思っていたのです。

ところが観てみると、「ラテン系の若者が主人公の」「音楽は主にラテンの(ヒップホップ+ラテンの組合わせもあり)」「Rentとはまったく似ていない、おばあさんや中年も登場するご近所を描いた昔風の下町人情物語」でした。
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2009/11/15  22:32

NY 断片的な旅行記(その5)Ragtime  ミュージカル

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日曜日の朝はニューヨークシティマラソンを見に行って、そのあと「Ragtime」。

「Ragtime」は、1998年初演のミュージカルです。今回のリバイバルは、正式オープンが11月15日からということで、まだプレビューの段階。

実はこれを観たのにはわけがありまして...この日はこの後ニュージャージーまで行く予定だったので、5時の電車に乗らないといけなかったので、3時スタートじゃなく2時スタートのミュージカルを探していたのです。で、たまたまこれがそうだったと。まあ、そういう消極的理由で選んだのですけど、良かったですよ!

20世紀初頭のニューヨークとその近郊を舞台に、裕福な白人(WASP)家族、貧しい黒人家族、東欧から移民してきたばかりのユダヤ人家族という3つの家族が、運命的に関わり合いながら、それぞれのドラマを生きてゆくというストーリー。

曲や歌唱のすばらしさは、もちろん言うまでもないのですが、ストーリーも面白いです。いや、私はこういうの好きなんですよ(笑)。
以下ややネタばれ(メールフォームのお返事もあり)
タグ: Broadway musical Ragtime

2009/11/14  22:29

NY 断片的な旅行記(その4)Wicked  ミュージカル

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土曜の夜はWicked。

ちょうどハロウィーンだったせいか、仮装して来ている人たちがいましたね。魔女の帽子をかぶった女の子の一団とか...いや、これはハロウィーンだからじゃなくていつもそうなのかも。あと、きれいな色のファーのケープに、お尻のところがストッキングみたいな薄い生地になったパンツの、なんともステキな仮装をした男性二人組とか。写真を撮れなかったのがくれぐれも残念です。(う、でもこれも仮装じゃなくて彼らの普段のファッションなのかもしれん...違うか。)

これもハロウィーンのせいか、子供の観客は意外に少なかった。でも少しはいました。うん、これを見に連れてきてもらえるんなら、「トリック・オア・トリート」できなくてもいいかも。

で、肝心の舞台ですが...私はこのミュージカル、日本版も含めて観たことがなかったのですよね。ストーリーも全然知らなかった。でね...ちょっと照れくさいのですが、全編、「うわ〜、次はどうなるの!!」という感じでハラハラドキドキしながら観ていました。いやマジで。
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タグ: Broadway musical Wicked

2009/11/12  22:03

NY 断片的な旅行記(その3)Jersey Boys  ミュージカル

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とりあえず順番に...土曜日のマチネは「Jersey Boys」。前回(今年の3〜4月)行ったとき2回見たので、これで3回目です。

いや私、同じプロダクションの舞台を2回以上見るのって初めてなんですよ。同じミュージカルでも違うプロダクションとか(RENT)、同じ劇団が一度の来日に2演目やったときに両方とか(レイフ・ファインズの劇団が来日した時)はあるのですけどね。

ま、それを言うならそもそも、私の見たブロードウェイ・ミュージカルって、前回見た6本と今回の4本を除けば、10年前に「Chicago」を観ただけなんですけど。(ロンドンでは5回ぐらい観てる。その昔にラスベガスで「コーラスライン」を1回。あとは来日公演。)

NYもロンドンもそんなに頻繁に行けるわけじゃないので、なるべく幅広くいろいろ観たいのですけど、なんか、「Jersey Boys」は、リピートしたくなる舞台なんですよね。確実にいい気分になれることが分かっている舞台というか...

主役の4人のうち、ニック役(マット・ボガート)とトミー役(ドミニク・ノルフィ)は前回と同じでした。フランキー役は、今回はマチネだったのでコーリー・グラントさん。ボブ・ゴーディオはジェイク・スペックさん。

前述したように、私は舞台をリピートしたことなんてめったにないので、同じ役の役者を比べたのなんて「ジーザス・クライスト・スーパースター」のジーザス役ぐらいしかないのですが(これは、CD買い集めて「ゲッセマネ」ばかり連続リピートするテープ作ったりしてたからね〜)...

フランキー役は、私は前回のジャロッド・スペクターさんがけっこう強烈なイメージに残っていたのですが(連続して2回観たし)、今回のコーリー・グラントさんも、別のイメージで良かったです。ジャロッドはとにかく「天才!」というオーラが満ちていて、いかにもミュージカル舞台の人という感じだったのですが、コーリーさんはどちらかというと、もしこれが映画で、映画のひとつの役として「キャラクター・ディベロップメント」したらこういうイメージになるだろうな、という感じ。(いや全然わからんですねこの書き方では。すみません)

ボブ・ゴーディオ役の方は...前回のアンドリュー・ラネルズが懐かしかったかなあ。いえ、スペックさんが悪いというわけじゃないのですけど、ラネルズさんは歌もさることながら、とにかく外見が若くて、「顔はカワイイけど生意気で、年下のくせに妙に世なれてビジネスライクな天才少年(でも童貞)」という感じにどんぴしゃりだったのですよ。スペックさんは、他の3人より年下に見えないところが痛い。

ぐちゃぐちゃ書きましたが...とにかく楽しい舞台です。若い人にも楽しいと思うのだけどなあ。どうしてこう客の年齢層が高いのだろう?土曜のマチネだったせいか、前回にもまして白人シニア率が高いような気がしました。休憩時間なんて、アメリカのどっかの郊外の高級老人ホームにでも迷い込んだような...

でも、そういうおばあちゃんが連れの人に「連れてきてくれて本当にありがとう!何て楽しい舞台なの〜」とか言っているのを聞くと、ほほえましかったですけど。



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