2009/1/27  0:37

2008年ベストテン 2〜1位  映画ランキング

2位 アメリカン・ギャングスター(感想:2008年2月3日のエントリー)

ニュージャージーの警官リッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)は、ニューヨークからきた警官にこう言った。「知らないのか?ニュージャージーではみんな狂ってるんだ。こっちでは、警官は悪党を逮捕するんだ。」

そのニュージャージーとニューヨークの間にある川に飛行機を不時着させた機長はこう言った。「普段から訓練していることをやったまでです。」

その飛行機が不時着したところからほんの数ブロック先のスタジオで番組をやっているジョン・スチュワートはこう言った。「ぼくは自分が才能があると思えるやり方でしか反撃できない。」

こういうことを言える人たちって、最高にカッコいいなあ、と思う今日この頃。

1位 ペルセポリス(感想:2008年2月21日のエントリー)

この映画は2007年公開だけど、私が観たのが遅くて2007年のベストに入れられなかったので…まあそのへんはアバウトで。

ここ1年ぐらい、このブログの文章がなんとなく以前より暑苦しく(?)なっていたとしたら、それは一部にはこの映画のせいなんです。

自由のある国に生きている人には、「自由な国に生きててよかった」と思ってるだけじゃなくて、その自由を一生懸命、最大限に使う義務があるのだなあ、なんて考えたり…まだまだ、実践はできていませんけど。

主人公とおばあちゃんが、イラン.イラク戦争の戦時下に「ゴジラ」を観て、「日本の映画ってヘン、切腹と怪獣ばっかり」とか言っているのが印象に残っています。正しいと思ったことを口にしただけで射殺されたり、本当に爆弾が降ってくるような環境で生きている人にしてみれば、平和な国でわざわざ怪獣に都市が破壊されたり、腹切って死んだりする映画を作るなんてヘンだ、と思うのも無理はない。でも、「ゴジラ」も原爆の経験から生まれているのよ。(まあ少なくとも、初期のやつはね。)

2009/1/26  23:54

2008年ベストテン 4〜3位  映画ランキング

4位 ジュノ(感想:2008年4月21日のエントリー)

私はこういう映画が好き。つまり、ストーリーは単純でも、ひとつひとつのセリフが辛辣なユーモア、ウィットに富んでいる脚本というのに弱いのです。

でも、インターネットで日本のファンの反応を読んでみると、あんまり人気ないんですね、これ。深刻な問題をドライなユーモアで描くっていうタッチは、日本では抵抗があるのかなあ。それとも、養子縁組っていうこと自体に抵抗が大きいのかしら。うーん...

3位 WALL−E(感想:2009年1月9日のエントリー)

感想に書き損ねたあれやこれや。

その1. 私はこの映画の背景について「センシティブで理解力の高い子供ならトラウマになるんじゃ」と書いたのですが…

思い出したけど、私は小学生の頃、「ソイレント・グリーン」という映画のストーリーを聞いただけで(その映画を見てもいないのに)怖くなってしまって、「ほんとうに未来がそうなったらどうしよう?」と、かなり長い間怖がっていたのを思い出しました。センシティブな子供だったんですよ、これでも。いやほんとですってば。

その2.テレビで言っていたそうですが、ピクサーって従業員全員が必ず午後6時には帰れるようにしているそうです。ひょっとしたら、そういう環境からしかこういう映画は生まれてこないのじゃないか、とか思いました。

その3.この映画の前半を見ながら、「ミュージカルの魅力はゴミ処理ロボットにすらわかるのに、なんで人間のくせにわからない人がいるんだ!」…なんてことも考えてたりしてました(笑)。

その4.冒頭に流れる歌はミュージカル「ハロー!ドーリー」の「Put on Your Sunday Clothes」ですが、字幕が出ていなかったので...どうぞ。

外の世界には
このヨンカーズの外にも世界があるんだ
この田舎町のずっと向こうには、バーナビー
カッコいい街があるんだよ、バーナビー

外の世界は
キラキラして、ピカピカしたものでいっぱいだ
目を閉じて、その輝きを想像してごらん、バーナビー
聞いて、バーナビー…

日曜の晴れ着を着よう
外には広い世界が広がっている
髪型をキメて、葉巻を持って出かけよう
夕べの風の中に冒険を見つけよう
かぐわしい夜の中に白い服の女の子を見つけよう
ライトが星のように輝くところで!

日曜の晴れ着を着て、街まで出かけよう
新型のオープン馬車に乗って出かけよう
レストラン・デルモニコスでショーを見よう
つむじ風みたいに街中を回ろう
女の子にキスするまで戻らないぞ!


残り二本は、だいたい見当がおつきかと思いますが、次回。(<ひっぱりすぎ)
タグ: 映画 ベスト

2009/1/24  21:21

2008年ベストテン 7〜5位  映画ランキング

7位 ラースと、その彼女(感想:2009年1月19日のエントリー)

この映画についてはこの間書いたばかりなので省略しますが、ひとつだけ。

ラースがお医者さんに「ハグされると痛い」と言うシーンがあるのですが…あれはラースには感覚過敏があるってことなのかな?それとも、「精神的なもの」ってことになっているのでしょうか?そのへんが、映画の最後までどうもはっきりしなかったのが気になっていたのでした。

6位 魔法にかけられて(感想:2008年3月10日のエントリー)

観たいと思った映画が、日本公開まで4ヶ月も5ヶ月も待たされてしまうと、その間に私は「勝手に内容を想像して脳内映画を作ってしまう」という悪い癖が出てしまうことがあって…こういうことをすると、いざ観たときに、映画はちゃんと良くできているのに、勝手に「脳内の理想の映画」と比べてがっかりしてしまう多いのです。ほんと、こんなに待たせないで欲しいのですけどね、マジで。

この映画についても、ちょっとその傾向があったのですけど。でも、公平に観れば十分に良くできた映画だと思います。なのでこの位置。

ちなみに、私の脳内映画をちょっと告白すると…

予告編から見て、ジゼル姫と現代ニューヨーカーのパトリック・デンプシーが結ばれることは間違いないから、アニメの世界からジゼルを追ってくる王子様の方は、現代ニューヨーカーの女性と結ばれるに違いない。そのニューヨーカー女性はきっと弁護士で、バリバリのキャリアウーマンで超現実的で容赦なく有能なタイプ。でも実は隠れロマンチストで、家には昔の恋愛映画やディズニー映画のDVDをたくさん隠し持っていて、夜中に一人で見ては泣いていたりする。で、理想の王子様と出会って一目惚れ、二人でアニメの世界に行って、彼女は弁護士てとしての弁舌を発揮して王子様の敵を追放、彼を無事に王様の地位につけて結婚してめでたしめでたし、とか…

なんかこの想像、微妙に部分的に当たっていたりしたので(笑)、それがまたフクザツだったのです。

5位 スウィーニー・トッド フリート街悪魔の理髪師(感想:2008年1月24日のエントリー)

この映画のスウィーニー・トッド役、ラッセルが演じるかも?ってことで噂になったこともありましたね。結局、ティム.バートンが監督になったことで必然的に(?)ジョニー.デップになったのですけど…舞台の画像を見ると、従来の舞台版のイメージにはラッセルの方がずっと近いですね。

ティム.バートンは舞台版とはかなり違ったイメージのビジュアルを打ち出していて、それは成功しているのですけど、ラッセル版もちょっと見てみたかった気もします。

ちなみに、歌の実力という点ではラッセルとジョニーは似たりよったり、どんぐりの背比べってとこだと思います(笑)。

2009/1/23  0:22

2008年ベストテン 次点〜8位  映画ランキング

恒例、2008年個人的ベストテン。

一応、2008年日本公開のものを対象にしています。いつものように、映画の評価っていうより個人的好き度合いのベストです。

映画そのものについては観た後に一応感想を書いているので、今回はどうでもいいトリビアみたいなものを。

次点 トロピック.サンダー 史上最低の作戦(感想:2008年12月8日のエントリー)

ロバート・ダウニー・ジュニア、アカデミー賞助演男優賞ノミネートおめでとう!(ま、受賞はヒース.レジャーにもってかれると思うけどね。)

彼が演じた「アカデミー賞を5回受賞しているハリウッド一の演技派俳優」が、オーストラリア出身だとか暴れん坊だとか女優と噂になったことがあるとか、細かいとこでラッセル・クロウをモデルにしているのがちょっと嬉しかった。だって、それってつまり、ラッセルが演技派俳優として「一番」だと見なされているということでしょ?

10位 ダークナイト/アイアンマン(感想:2008年8月14日/2008年10月12日のエントリー)

どっちにしようか迷ったのですよね。映画としての完成度は「ダークナイト」の方が高いけど、キャラは「アイアンマン」の方が好きだし…でもまあ考えてみりゃ、別に迷うこともないか…ってことで両方。

バットマンの執事はマイケル.ケイン、アイアンマンの執事はポール・ベタニーだったわけですが、ポールの方は姿が出ない上に声もだいぶん変えてあったのが残念。

アメリカ人は「執事」というものに対して妙なファンタジーを持っていると思う…日本人ほどじゃないけど(笑)。英国の、本当に執事がいるような階級の人はどう思っているんでしょうね。

9位 つぐない(感想:2008年5月1日のエントリー)

去年のアカデミー賞のとき、ジョン.スチュワートがこの映画について、「ヨーム・キップール(Yom Kippur)のセクシーさを表現した史上初の映画…(今の笑い声で、ユダヤ人がどこに座っているかわかるね)」と言っていたのは、たぶん授賞式の中で一番分かりにくいジョークだったと思います(私もその時は分からなかった)。

この映画の原題は「The Atonement」(贖罪)。ユダヤ教の祭日「ヨーム・キップール(Yom Kippur)」は別名を「Day of Atonement(贖罪の日)」と言って、その一年間の罪を反省する日なのです。

キリスト教の場合、それにあたるのが四旬節(復活祭までの約40日)で、ユダヤ教徒は一日で済むからお得、とジョンは言っていましたけどね(笑)。

映画自体とはまったく関係ない豆知識でした。(Cワードの話をするよりはマシか。)

8位 フィクサー(感想:2008年5月4日のエントリー)

ティルダ・スウィントンは「ナルニア国物語」で魔女を演じていますが、この映画の彼女の方がずっと怖かった。

考えてみれば、この映画のティルダと「ワールド・オブ・ライズ」のラッセル(エド・ホフマン)は、「自分の仕事の目的を達成するためには死人が出るのはしょうがない」というところでは同じなんですね。なのに、彼女の場合は「これはアカン、狂気への一線をあまりにカジュアルに踏み越えている」と思ったのに、ホフマンの場合はある程度納得できたのはなぜだろう。

彼女は化学会社の法務部長なのに対してホフマンはCIA、彼女の仕事の目的が会社の損失を防ぐことなのに対してホフマンはテロを防ぐこと、という違いはあるのだけど…どうも、そういうことだけじゃないような気がする。

なんかね、同じ「業務の一部」でも、ホフマンは自分が見捨てた人が死ぬってことの意味をよくわかった上でやっているのに対して(まあ、それでもモラル的にOKってわけじゃないけど)、ティルダの法務部長は、人を殺すってことの意味をよく考えもせず、ただデータベースから名前を削除するみたいに、「この人を放っておくと会社が裁判に負ける」→「じゃ、殺してもらおう」となっているような感じで…そういうところが、なんだかぞわっとしたのでした。

7位からは次回。

2008/1/20  22:48

2007年ベストテン(2〜1位)  映画ランキング

2位 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

1位 ヘアスプレー

原作をこよなく愛してしまっている映画の場合、どんなによく出来ていても、長い時間をかけて脳内で作り上げてしまった「理想の映画」にはかなわない、という宿命(?)をしょっているわけです。

でも、そんなハンデをのりこえて、「ああ、あれを2時間そこそこの映画にするという制限を考えると、まずこれ以上のものはあり得ない」と思わせてくれる映画があります。そういう映画を観ると、コレを愛していた自分はラッキーだと思い、その原作の映画化にお金と才能と情熱を注ぎ込んでくれる人々がいたということに感謝を捧げたくなるのです。

この2本で特に感じたのは、キャスティングの重要さ…それも名優の中からよりどりみどりするわけにはゆかない若いキャストの重要さですね。

ハリポタの3人といい、ヘアスプレーの若手組といい、まあよくこんだけの子たちを見つけてきたもんだと…

ダニエル・ラドクリフ(18歳)
エマ・ワトソン(17歳)
ルパート・グリント(19歳)
ニッキー・ブロンスキー(19歳)
ザック・エフロン(20歳)
イライジャ・ケリー(21歳)
アマンダ・バインズ(21歳)

彼らの人生とキャリアに末永く幸あれと、おばさんは祈っているよ、うん(笑)





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