2010/9/25  23:01

「我々の仕事を奪え」from 移民労働者(コルベア氏、ワシントンへ行く)1  スティーブン・コルベア



http://www.youtube.com/watch?v=k1T75jBYeCs

昨日、スティーブン・コルベアは議会の公聴会で、移民労働問題について証言を行いました。ユニークなのは、彼は、番組(The Colbert Report)で演じているキャラクターの『スティーブン・コルベア』のままで証言を行った、ということです。

議会で証言したキャラクターは彼が初めてでなく、数年前にはセサミ・ストリートのエルモも証言したことがあるようですが。

さて、彼が移民労働について証言することになったのは、The Colbert Reportのあるセグメントでの経験がきっかけです。

アメリカでは、メキシコからの流入する不法移民労働者が問題になっています。彼らの多くは農場で季節労働者として働いていて、現実のところ、農場の方でも収穫の時期には彼らなしではやってゆけないのが現状です。ところが、どこでもありがちなことですが、アメリカでは彼らが「アメリカ人の仕事を奪っている」と叩くことが、人気のある政治的言説になっています。特に選挙の時には、「オバマ政権は(不法)移民に甘い」という風に言うのが、鉄板の叩き方になっています。

それに答えて、メキシコからの移民労働者と彼らの支援者たちが立ち上げたキャンペーンが、「我々の仕事を奪え」キャンペーンです。

http://takeourjobs.org/

農場で収穫するという低賃金で過酷でなんの福利厚生もない仕事を、「奪われている」と文句を言うなら、どうぞそちらから奪って下さい、というキャンペーン。アメリカ国民なら、誰でも応募できます。

さて、このキャンペーン、スティーブン・コルベアがだいぶ以前に番組で取り上げて宣伝したにもかかわらず、応募者はたった14人だったそうです。

その14人のうち1人が、われらがスティーブンというわけ。ちゃんと(?)農場に行って、一日働いています...が、何せ『スティーブン』のことですから、働きぶりはご覧の通り。

The Colbert Report 2010/9/23

最後にスティーブンは農場の人に「ぼくは移民農場労働者になれますか?」と聞き、「いや、あんたは失格だね。」と言われ、「ああ、よかった!」と安堵のため息をついてリムジンでニューヨークに帰ってゆきました(笑)。

この時の経験を、彼は議会で証言したわけですが...内容の翻訳は後日。

(つづく)

2010/8/23  22:39

拍手コメントお礼  スティーブン・コルベア

8月20日にコメント下さった方へのお礼です。
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2010/8/19  23:48

ゲイ・マリッジを防ぐ方法(ちょっと前のThe Colbert Report)【ファンガール注意報】  スティーブン・コルベア

The Colbert ReportMon - Thurs 11:30pm / 10:30c
How to Ruin Same-Sex Marriages
www.colbertnation.com
Colbert Report Full Episodes2010 ElectionFox News


The Colbert Report 2010/8/5 How to Ruin Same Sex Marriages

The Daily ShowやThe Colbert Reportのセグメントを紹介するなら、もっと、アメリカ社会の理解が深まるような、そういうセグメントを選んだ方がいいとは思いますが...今回は、全米の腐女子系ファンを大喜びさせたこのセグメントにしたいと思います。

だって暑いんだもん。暑いといろんなものが腐りやすくなるよね(笑)。

カリフォルニア州の最高裁が、同性婚を禁じる「プロポジション8」を「違憲」と判断した、という決定についてのセグメント。

もちろん、「ばりばりの保守派」ということになっているキャラクターの「スティーブン」は、同性婚に反対の立場です。

なのでここでは、「ゲイが結婚するのを防ぐ方法」というのを披露しています。

Okay guys, here's how we'll stop the gays from marrying.
それでは、これからゲイの結婚を防ぐ方法を教えよう。

Step one: I want all of my straight male viewers to start hanging around in gay bars.Make friends with a gay man. Now you're going to be spending a lot of time together, so make sure you find one that you really click with. It might seem like all the best ones are taken but don't get depressed, he's out there, you'll know him when you meet him.

ステップ1:これから、ストレート男性の視聴者全員に、ゲイバー通いを始めてほしい。ゲイの男たちと友だちになるんだ。一緒に長い時間を過ごすことになるから、気持ちがぴったりくる相手を選ぶんだよ。いい相手はみんな売約済みみたいに感じるだろうけど、諦めてはだめだ。きっと見つかるから。運命の相手は、出会ってみればわかるものだよ。

Step two: make him fall in love with you.

ステップ2:その男が、君に恋をするように仕向ける。

Step three: move to California. Get a cosy little cottage in Venice Beach, maybe open an upscale dog grooming boutique - you're good with business and Jonathan is AMAZING with animals! You meet his parents, he introduces you as his roomate- TENSION! Really Jonathan?! It's been two years! You have a fight. He apologizes, tells his parents- and they're not surpised. They just want what's best for the both of you.

ステップ3:カリフォルニアに引っ越す。ベニス・ビーチに気持ちのいい小さなコテージを買って、高級な犬の美容室をオープンする。君はビジネスの才能があるし、ジョナサンは動物の扱いがすばらしく上手だ。君は彼の両親に会う。彼は君をルームメイトだと紹介する...緊張が高まる!ジョナサン、本当に?もう2年にもなるのに!君たちはケンカをする。彼は謝る。彼は両親に打ち明ける。両親は驚かない。二人の幸せだけを願っている。

Step four: you're wine-tasting in Sunoma. You stop at this great little antiques place- hide a ring inside of this roll-top Credenza he's been eying for weeks. He opens it- BAM!! You drop to a knee and ask him to make you the luckiest man on earth!! He says yes, of course- 'cause you're a catch.

ステップ4:君たちはソノマにワインを飲みに行く。君たちは、すてきな小さなアンティーク店に立ち寄る。君は、彼が二週間前から目をつけていたロールトップのクレデンザに指輪を隠す。彼がそれを開いた瞬間...君は片膝をつき、「ぼくを世界一幸福な男にしてくれるかい?」と言う。彼の返事は、もちろんイエスだ!君はいい結婚相手だからね。

STEP FIVE. Stall. Do NOT. NOT. set a date. Say wait till you're financially stable. Say you can't honeymoon in Bali in the summer, it's monsoon season. Say anything, just drag it out! Before you know it, six years have passed. You're not getting any younger, he's threatening to leave- FINE, JONATHAN. November 2nd in Big Sur.
The day is perfect. It's on the beach, white linen casual, no shoes. Cupcakes instead of a cake, that's fun. You let his cousin play the oboe- he's not that good but it means the world to him. And as the sun is setting over the pacific, you've both recited your hand-written vows, the rabbi asks if you take this man to be your lawful-wedded husband, and you look him in the eyes and say...

ステップ5:引き伸ばす。何があっても、結婚式の日取りを決めるな。収入が安定すうまで待つって言え。夏はモンスーンの季節だから、バリ島のハネムーンに行けないって言え。何でもいいから言い訳して、とにかく引き伸ばせ!そしていつの間にやら、6年の月日が経ってしまう。君たちは年をとる。彼はもう別れるって脅す。いいよ、ジョナサン、ビッグ・サーで11月2日だ。完璧な日だ。ビーチでの結婚式、ドレスコードは白リネンのカジュアル、靴はなし。ウェディングケーキ代わりにカップケーキ、楽しいだろう。彼のイトコにオーボエを演奏させてあげる-下手だけど、すごく演奏したがっていたんだ。太平洋に夕日が沈みかけ、二人は手書きの誓いの言葉を言う。ラビは君に、この男性を正式な夫とするかと聞く。君は彼の目を見て...

NO WAY, FAG!! I AM NOT GAY!!!!
YEAH!!!

とんでもない!このオカマ!おれはゲイじゃない!!
ああ、そうだ!!!

SO ALL THAT SEX WE HAD WAS STRAIGHT SEX!!

おれはゲイじゃないから、おれたちが今までにしたセックスは、全部ストレートのセックスだ!

It will DESTORY him!! He will forever be embittered against the IDEA of marriage! Then, your trap sprung, you turn on your feet and march right back UP that aisle, past your loved ones, secured in the knowledge that HE will never... (face crumples.)

彼は回復不可能なほどの傷を負う。彼は一生、結婚というものを疎んじるようになる!罠は作動した。君はきびすを返して、バージンロードを引き返す。愛する人を後にして、彼がもう一生...(泣き出す)

...that he will be married to anyone. Certainly not you. (crying) And you can't forget the look on his beautiful face when you told him. His eyes were like two dead birds! Oh god. (sob sob sob) There's only one person who could comfort him and that's you! But he will never talk to you again! And neither will his amazing mother Janet- what a pill. For valentines day she sent him a bouquet of acorns! She loves you so much....

...もう一生、誰とも結婚しないだろうと思いながら!少なくとも、君とは。(泣く)そして君は、その時の彼のきれいな顔を忘れることができない。二羽の死んだ鳥のようなその目!ああ、何てことだ。(泣きじゃくる)彼を慰められる人間は一人しかいない、君だ!でも、彼は君とは二度と口をきかないだろう!彼のすばらしいお母さんのジャネットも。バレンタインデーには、どんぐりで作ったブーケを送ってくれた人だ!彼女は君が大好きだった...

..what have I done....

...ぼくは何ていうことをしたんだ...

(shakes head) Saved marriage, that's what.

(頭を振って)いや、結婚の神聖さを守るため。そのためにやったんだ。


「スティーブン」の泣き顔って、どうしてこんなに可愛いのでしょうか(笑)。

さて、どうしてこれがアメリカのファンガールを大喜びさせたかというと...わざわざ「ジョナサン」という名前を使っているからです。しかもラビ!(ジョン・スチュワートのジョン(Jon)はジョナサン(Jonathan)の略。ラビはユダヤ教の司祭)

ファンガールサービスもおこたりないスティーブンでした。すてき。

2010/8/12  23:03

State the Obvious 当たり前のことを言う(先週のThe Colbert Report)  スティーブン・コルベア

The Colbert ReportMon - Thurs 11:30pm / 10:30c
Consumer Protection Agency - Barney Frank
www.colbertnation.com
Colbert Report Full Episodes2010 ElectionFox News


The Colbert Report 2010/8/3 Consumer Protection Agency - Barney Frank

先日アメリカで、金融機関のアコギな商売から消費者を保護する金融規制法案がめでたく可決成立しました。

http://www.cnn.co.jp/usa/AIC201007220005.html

この法案の成立に尽力したのが、以前The Daily Showに来た時のことを書いた、エリザベス・ウォーレン教授(http://navy.ap.teacup.com/kumiko-meru/1017.html)と、民主党下院議員のバーニー・フランクです。

フランク議員は「コルベア・レポート」には何度か登場している「Friend of the show」ですが、今回は衛星中継のインタビューに登場。

フランク議員は、外見はくたびれた熊のぬいぐるみみたいですが、なかなか鋭くてユーモアのセンスのある人です。

医療保険改革について全米で喧々諤々やっている頃、タウン・ミーティングでヒットラーの口髭を描きこんだオバマの写真を掲げて「(国民皆保険制度は)ナチの政策です!あなたはどうしてナチの政策に賛成するんですか?」とまくしたてるクレージー女に、「あなたはどこの星から来たんですか?あなたと議論するより、台所のテーブルと議論した方がマシだ」と切り返していたほど。

今回のインタビューも、非常に面白かったです。何が面白かったかと言うとですね...

あの、何かについて議論していて、相手の議論があまりにむちゃくちゃなので論理的に反論するのが難しくてつい呆れて黙りこんでしまい、相手はそれで「議論に勝った」と思いこむ、ってことありませんか?

まあ普通の生活をしていたら、リアルライフではないかと思いますが...インターネット上ではよくありそう。

このインタビューでは、そういう時にどう切り返したらいいか、フランク議員がお手本を示してくれています。

バーニー・フランク議員が、なぜこの法律が必要なのかを説明するのですが、規制に反対の「スティーブン」は、例によってめちゃくちゃな論理で反論します。

スティーブン:でも、それは(顧客から金を絞り取ろうとするのは)銀行の本能ではないですか?虎に向かって毛皮のシマシマをなくせと言うようなものじゃないですか?鋭い歯を持っていることでサメから罰金を取るようなものじゃないですか?

フランク議員:いや、それは...(口ごもる)

スティーブン:そうでしょう?!

フランク議員:その喩えの問題点は、あまりにも意味がないので、かえって反論するのが難しいということだ。

スティーブン:つまり、ぼくが議論に勝ったってことですよ!

フランク議員:いや、勝っていない。まず、銀行は虎ではない。クレジットカードの契約書は、シマシマ柄ではない。...どうして君が、トラとチェース・マンハッタン銀行の区別がつかないのかが分からない。君が動物園に行くときは、よく気をつけた方がいいよ。

スティーブン:どうしてリベラルは、エリザベス・ウォーレンがこんなに好きなのですか?たしかに、魅力的な女性ですが。

フランク議員:そうだが、私が彼女を称賛する理由はそれじゃないということは分かっているだろう?(※フランク議員はオープンゲイ。)


つまり、相手があまりにハズれたことを言ってきた場合、相手の術中にはまってシュールな議論に引きずりこまれないようにするためには、まず「State the obvious」-当たり前のことを指摘する、というのも手かな、と。ここでは「銀行は虎ではない。クレジットの契約はシマシマではない。」ということですね。

他に例をあげると、たとえば...「夫婦別姓は家族を崩壊させる共産主義者の陰謀だ!」←「今までに、夫と妻の姓が違うことが原因で共産主義になった国はありませんよ。」とか。

そんなかんじ(笑)。

2010/8/7  21:13

メールフォームお礼  スティーブン・コルベア

今日メッセージ下さった方

メッセージありがとうございます。

スティーブン・コルベアがスパイダーマンに出演したものは、現物のコミックは入手していないのですが、ファンブログの「No Fact Zone」に紹介がありました。

http://www.nofactzone.net/2008/11/05/stephen-colbert-wins-the-presidential-election-in-the-marvel-universe/

それによると、2008年の大統領選に出馬したスティーブンは、選挙に勝ったかに思われたのですが...

http://www.nofactzone.net/2008/11/05/art-imitates-life-in-marvel-universe-stephen-colberts-victory-report-premature/

得票数ではオバマとマケインを上回ったものの、アメリカ大統領選挙独特の票のカウント方式のせいで(2000年のゴアのように)オバマに負けてしまった、というストーリーであったようです。



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