「ずれる。変形させる。たわませる。」
アミノ酸にはいろいろな結合がありますが、
髪の形状を確定する結合は、SS結合の硫黄結合です。
1剤の還元剤が作用し、SS結合が切れだした頃からズレは生じてくるのですが、還元が終了、もしくは終了させ、その分子間のズレを安定させるための時間をクリープ期という。
前々から、このクリープ期をしっかり置いたほうが、持ちのいい、理想のカールが出せるとわかっていたらしいが、15分のプレーンリンスや、還元後の30分放置、など実際のサロンワークに当てはめることは、現実的に無理が多く、置き去りになっていた。
濡れていると水素結合は切れ、乾くと再結合。
パーマ液や補修剤も水がベース。
それで乾燥させないとだめなのか。。。
でγケラトースはエタノール水で希釈されてて、すぐに飛ぶから
このクリープ期にもってくる、
一つの理由になっているのかもしれない。
還元終了後、分子再配列が起きる。
そのとき、共有結合以外の2次的結合が起き、最終的な酸化後のウェーブの持ちを最大限にもっていくには、1剤の還元を速やかに除去し、チオール基の活性をプレーンリンスや、アルカリ土類金属塩などで封鎖し、穏やかに約30分以上放置しなければならない。
でないと、2次的な分子再配列のズレをコントロールできない。
長時間のクリープ期を設け、結合的に安定させるロッドを巻いたままの乾燥や、外側からしっかり形状を支える補修をし、固定乾燥が必要になるわけです。
デジパーの肯定では、1剤をしっかり流し、
そこからワイディング、その後加熱して放置。
この時間帯がまさしくクリープ期。
このクリープ期があることで
理想のパーマに近いといえる。
このクリープ期にしっかり乾燥させてあげたほうが持ちはよくなるってことになるのかな?
そうすることによってダメージが気になる。蒸しパーはダメージは少ないが持ちはデジパーより劣るというこになるのかな?
で、次の課題の「乾燥」?「湿潤」?へ。
参考文献は、尊敬する師匠MAGOさんのblogからです。
http://blog.livedoor.jp/oxy3456oxy/archives/2005-05.html

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