「『Kenny Burrell & John Coltrane』(Prestige)/Kenny Burrell,John Coltrane」
愛聴盤(JAZZ)
う〜ん、良いですね〜。このアルバムも。
バレルとコルトレーンって、あんまり音楽的な共通点もなくて相性悪そうですが、意外にマッチしてますね。A面の3曲で聴かせてくれるテーマ部分の2人のユニゾンの美しさときたら...
さらに、デュオで演奏されるB面1曲目の「Why was I Born?」...バラードのお手本みたいなプレイですね。沁みます...
バレルのすでに完成の域に達しているかのような安定感のあるソロと、コルトレーンの「シーツ・オブ・サウンド」完成一歩手前みたいな感じの、やや荒削りながらも勢いのあるソロとの対比も非常に面白いです。
とまぁ、色々書きましたが、私がこのアルバムで一番好きな曲は、B面2曲目の「Big Paul」ですね。それまでのやや緊張感の漂う曲達とは違い、リラックス・ムードのジャム・セッション風の演奏です。こういうのが好きなんです...
チェンバースのイントロが格好良すぎます...テーマと先発のソロを受け持つフラナガン先生も完璧!コルトレーンのソロが、この曲の雰囲気にマッチしてないかな?という気がしないでもないですが、後を受けるバレルのソロがまた素晴らしいのでございます!!
私もこういったソロを弾けるようになりたいものです...
チェンバースもイントロだけではありません。バッキング、ソロ共に彼のベスト・プレイなのではないかと思える程の快調なプレイを展開しております。ピチカートだけでも超一流の男でございます。
バレル、コルトレーンのプレイに気を取られがちですが(当たり前ですけど)、フラナガンのプレイも聴き逃してはいけません...ほんと、いい仕事してますね...

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