JAZZ、ROCK、そして帆船．．．

またギタリストです。
以前にも書きましたが、私は白人より黒人のプレイヤーの方が好きです。
タル・ファーロウは白人です。白人ですが、この人は凄い！！

とにかく上手い！フィンガリング（左手）、ピッキング（右手）共に欠点が見当たりません。完璧です。
この神業テクニックを駆使して独創的なフレーズが次々に溢れ出てくるのですから．．．何も言えません。脱帽．．．

ウエス・モンゴメリーのように派手に聴き手にアピールする部分は少ないかもしれませんが、テクニックに関して言えば、タル・ファーロウを超えるギタリストはいないんじゃないでしょうか？玄人好みのギタリストと言えるでしょう。

ジャズギターを学ぶのであれば、必ずチェックしておかなければいけないギタリストです。

彼のアルバムは、どれを聴いても聴き手を失望させる事はありませんが、その中でも、この『Tal』は特に気に入ってます。
スタンダード中心の構成で、神業テクニックを何気なくさらっと繰り出してきますので、ボーっとして聴いていたらつまらないアルバムに思えるかもしれません。

共演のエディ・コスタも絶品です！この人も只者じゃないです。凄いピアニストだ！