日本も負けてしまったので、これからは純粋にレベルの高いサッカーを楽しむことにします...
さて、今日のアルバムですが、いかにもブルーノートって感じの、典型的なハード・バップ物です。
ドナルド・バードは、私の好きなトランペッターの一人です。当時、バリトン・サックスのペッパー・アダムスと双頭コンボを結成していた関係上、バードのブルーノート作品には、どうして彼との共演盤が多くなってしまいます。
ペッパー・アダムスのプレイスタイル自体は決して悪くないのですが、私はバリトンの音があまり好きではありません。バリトンはE♭管ですから、同じ調子のアルトとかにしてくれていれば良かったんですけど...
このアルバムには、幸いにも(?)ペッパー・アダムスが参加しておりません。
それどころか、代わりに大好きなマクリーン、モブレイがバードの相方をつとめているのです!理想的な組み合わせですね〜。私にとっては...
ただ、3管セクステット編成ではなく、マクリーンバージョンと、モブレイバージョンの2管クインテットの別セッションをカップリングしたアルバム構成となっています。
私は、フロントが2管編成の方が好きなので、これまた理想通り。まさに私の好みにぴったりのアルバムなのです。
ジャケットデザインは今いちかな?と思いますが、肝心の中身の方は、快適そのものでございます。
どちらのセッションも、甲乙つけ難いほど出来が良いですが...マクリーン入りの方がいいかな〜
中でも「Bo」が一番のお気に入りですね。渋いっす...
デューク・ピアソンの曲「Gate City」、「My Girl Shirl」が、それぞれの面の最後を飾っておりますが、この2曲も良いです。
「Gate City」は、ピアソンの『Profile』にも入ってますね。いい曲だと思います。ここでのモブレイのソロがまたいいんですわ...ぜひ聴くべし。
「Bo」もピアソンの曲なので、このアルバムで気に入っている曲は全てピアソンの作品ということになりますね。
A面2曲目に「Little Boy Blue」という曲がありますが、これはもろ「Little Girl Blue」です。バードの茶目っ気なんでしょうね。沁みるソロ吹いてます。
いや、やっぱりバードのオリジナル「Ghana」、「Lex」も捨て難いな〜
要するに、つまらない曲が1曲もないということです...いいアルバムだと思います。

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