「『Soul Summit』(Prestige)/Gene Ammons,Sonny Stitt,Jack McDuff」
愛聴盤(JAZZ)
大好きなアルバムです。ジーン・アモンズ、ソニー・スティット、ジャック・マクダフ...クレジット見ただけでわくわくするメンツです。。。私だけかも知れませんが...
以前、アモンズさんスティットさんの競演盤『Boss Tenors in Orbit!』を紹介したことがありました。『Boss Tenors in Orbit!』の方にギターが入っている点を除けば、編成・録音時期共に非常によく似たアルバムなのですが、実際に聴いてみると微妙に違います。。。
『Soul Summit』の方が全然黒いです。。。オルガンの差がもろに出ておりますね。
録音データは以下の通りです。
Gene Ammons (ts),Sonny Stitt(ts),Jack McDuff(org),Charlie Pership(ds)
Rec. Feb. 19, 1962.
A-1 Tubby
A-2 Dumplin'
A-3 When I wish upon a Star
B-1 Shuffle Twist
B-2 Sleeping Susan
B-3 Out in the Cold Again
なかなかバラエティに富んだ選曲となっております。「When I wish upon a Star」...ボス・テナーが吹く白雪姫もなかなかのものでございます。。。あの恐〜い顔と曲とのギャップをお楽しみください。
「Out in the Cold Again」もじっくり聴かせてくれます。ブローだけじゃないんです。この人は。。。
ただ、個人的に好きなのは「Tubby」、「Shuffle Twist」あたりのこってりした曲になってしまいますね。。。
中でも「Shuffle Twist」が私のベスト・トラックとなっております。タイトル通りのシャッフル・ビートの曲ですが、こういう曲を演らせたら無敵ですね。この人は。。。堪らんです。
スティットさんもマクダフさんもすばらしい!みんなリラックスし切っているんですが、ルーズなだけの演奏にならないのがこの人たちの凄いところです。
あと、ドラムスのチャーリー・パーシップさんも良いです。この人、もっとハード・バップ寄りのドラマーというイメージがあったのですが...ノリノリです。
「Tubby」でのプレイ振りなど鳥肌ものでございます。上手いドラマーです。。。
ダラダラ書いてしまいましたが、このアルバムは何にも難しいことを考えずに名人たちの貫禄のプレイをただ楽しむ...といった聴き方がベストなんじゃないでしょうか?お勧めの1枚です。
先日、HMVでこのアルバムを見かけました。こんなアルバム(?)までもがCD化されていることにまずびっくりしましたが、一番の驚きはその値段。。。何と1,000円!!これは安い!
買いでしょう。。。黒いのが好きな人なら。。。

1