「『Hank』(Bluenote:1560)/Hank Mobley」
愛聴盤(JAZZ)
やっぱり、ハンク・モブレイの演奏は、50年台の方が安定してますね〜
つまらない作品がほとんどありません。
ブルーノートの1500番台には、音楽的に1番充実していた時期のモブレイのリーダ作が6枚ほどリリースされていますが、私はこの『Hank』が1番好きです(『Peckin' Time』も悪くはないですが...)。
まず、A面(CDだと2曲目まで)がいい!
2曲ともモブレイのオリジナルですが、「これぞハードバップ!」みたいな演奏で、聴いていて嬉しくなってきます。
いい曲書きますね〜この男は。
2曲目の「Hi Groove, Low Feed-Back」におけるボビー・ティモンズのプレイがイケてます。バッキングもソロも、ホレス・シルバーそっくり。
B面は、人の曲を演ってます。「Easy to Love」、「Time After Time」
あたりのスタンダードナンバーにおける原曲の解釈、歌心溢れるプレイはさすがです。
バド・パウエルの名曲「Dance of the Infidels」(異教徒たちの踊り)は、ちょっとまとまりがないかな?という印象を受けますが、各メンバーの熱気は伝わってきますので、これはこれでいっか....

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