Dear Friend,Gentle Heart
2009/7/24  ディア・ドクター  テレビ/映画

笑福亭鶴瓶さんが、いろんなタレントといっしょに、
田舎を訪ねるNHK番組をときたま見る。

「いいおかあさんや〜」
「ええ子ですよ〜ほんまにかわいい子等よ〜」
「やさしいおとうさんやなあ!」
「美人ですよ〜美人やわ〜おかあさん!」
「ほんま、ええ家族ですやん!」
「しあわせやないの〜ほんまに〜」

毎度毎度、誉め倒しがすごいですよね〜

「これおいしいわあ。もうちょっともらえますか?」

気さくで、甘え上手でもある。

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この男、油断ならんな〜と思うごろ寝。

え?思いませんか?!
ただのやなやつか〜い、わたしィ(笑)

そうかなあ。

あのほそーい目の奥に、
なにか得体の知れん暗いもんがあるように思えて、
どうしても、100%信頼できませんねや。

落語家さんって、そういう雰囲気の人多いような気がする。
桂三枝さんも、小朝さんも、亡くなった志ん朝さんも、
明暗併せ持つ二重人格のような、ふしぎな雰囲気がある。

もしかしたら、その得体の知れんところを、鶴瓶さんは、
本業の落語に、生かしてはるのかもしれん。
いや、その本業で培われたのがその雰囲気なのか。

鶴瓶さんの人懐こいところや飾らない人柄に隠れた、
どうも得体の知れんところ、薄暗いところ、
この監督さんも見抜いたんや、きっと。

さて、映画はいきなり臨終の場面!?

いまや瀕死の老人役をやらせたら天下一品の高橋昌也が、
冒頭から笑わせてくれます。
しかしこの始まりからして、
尋常じゃない雰囲気がムンムンであります。

息を殺して見なければ、大事な場面を見逃して、
わかるものもわからないまま、過ぎてしまう。
せりふのひとつひとつも、????の連続。
もちろんここに書いてしまいたいような、
素晴らしいセリフもあるんですけど、
書きませんから、ご心配なく。

これは、もうねえ、かの大河や朝連ドラマみたいな、
せりふでなんでも説明するドラマばかり見ている人には、
わからないんじゃないかな、本当の筋書きもテーマも。

とにかく、わかりにくいところが気に入った。

現実が、わかりやすいわけがないのじゃ。
日常って、せりふと感情があってないことの方が多いし。
わかりやすいのは幼稚園児くらいで。
いやそれだってわからないさ、幼稚園児だって人間だ。

とにかく必死に見ましたよ〜こんなのも珍しいよ!
思い出して、今頃「あ!!そうかあっ!!」って、
言ってる私も、充分どんより鈍いわけですが(笑)

「剣岳・点の記」で、山の案内人を好演した香川照之が、
ここでは正反対の営業マンで、すごくいいっ!
この人はこういう役の方が、だんぜん魅力的。

中村勘三郎がちょこっと出てるんですが、
これが不思議にリアルなんだよね、なんでかなあ。

やはり、、ですか。。。。。。。。

そんでもって、ああ〜最後、どうなるんだ???え?え?
このあんた、最後がまた!!

。。。。。。この村は、「これで」機能しているのだ。
いやはや、鶴瓶さんの得体の知れなさに酔いました。
いやいや、これは監督さんの腕前でしょう!
余貴美子、八千草薫、ストーリーも俳優も、美しい田畑も、
なにもかもしっくりはまって、これは名作。

とにかくどこもかしこも簡単じゃない、一口で括れない、
それでいて大いに笑える面白い映画ですので、必見!

西川監督の以前の映画も、見てみようかな。

NHKドラマ「ハゲタカ」DVD、字幕ない。
NHKのバカ。。。。





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