Dear Friend,Gentle Heart
2011/6/15  イーストウッドの映画2本  テレビ/映画

5/10DVD「グラン・トリノ」2008年アメリカ
監督 クリント・イーストウッド 製作 クリント・イーストウッド
キャスト
ウォルト・コワルスキー:クリント・イーストウッド
タオ・ロー:ビー・ヴァン
スー・ロー:アーニー・ハー
ヤノヴィッチ神父:クリストファー・カーリー

物語は、妻の死から始まる。
戦争で悪鬼となった過去を引きずる老人コワルスキー。
今回は人種のルツボ、アメリカの一面が描かれる。

クロもシロもイエローもイタ公もいっそ悪口が軽快だぜえ。
意味不明な「大人の男の口のきき方」、サイコー!
そして、男の生き方のシンボルとして描かれる、名車グラン・トリノ。
車って、こういうものだったんだね。
新しくって、安くって、便利で、よく走ればいいってもんじゃないんだ。

イーストウッドが素晴らしいよ〜、かっこいいよ〜!
綿密な計画と、土壇場のクソ度胸。最後の最後で、涙の大逆転だ。
まじめで頼もしい、愛すべき若者のためなら、老い先短い命なんて!
こりゃもう、ああた、☆5つですわ!

6/9DVD「ミリオンダラー・ベイビー」2004年アメリカ
監督 クリント・イーストウッド
キャスト
フランキー・ダン:クリント・イーストウッド
マギー・フィッツジェラルド:ヒラリー・スワンク
エディ・“スクラップ・アイアン”・デュプリス:モーガン・フリーマン

暗く、深い影のある映像が続きます。
影で、老俳優たちのしわが、なおさら深く刻まれる。
そういえば、シャドーボクシングってあるよね。

ひとり暮らしでがんこもののダンは、ボクシングのトレーナーだ。
疎遠になった娘に、毎週手紙を書いているが、宛て先不能で、
毎回返信されてくる。

かたや31歳のボクサー志望マギーは、貧しいトレーラーハウス育ち。
13歳からウェイトレスで家族を養っているやさしいしっかりものだ。
レストランの残飯を持ち帰って夕食にするほど、切りつめて母親に家を買う。
だが、その母・妹夫婦(子供あり)は、生活保護で遊び暮らしているのだ。

ふたりはチャンピオンを目指し、トレーニングを始めた。。。。。。

「まず、自分を守れ!」
世の父親よ、娘にはこのことを第一に教えようじゃないか!
「ボクシングは理屈じゃないんだ、やりたいことの逆をいけ。」か。
むむむむ、テニスにも通じるな〜(笑)

女性版「ロッキー」をめっちゃ楽しんでいたら、物語は急転し。。。。。。

どちらの映画にも主人公に揶揄される神父さんが登場します。

病んでいるアメリカと建前ばかりの教義で救えない教会。
相棒の裏切り、働こうとしない国民、反則だらけのボクサー、
ふたりの地道なトレーニングとは裏腹にこの世は汚いことばかりだ。
しかし、映画は、こんな人間たちの存在を否定せず、
教会を批判しているんですよね。

だけど、イーストウッドの目はとてもやさしくて、教会はダメだし、
神父は滑稽だが、心からまじめに「神父業」をしようとしている人たちや、
教会を信奉する名もなき人々には愛情にあふれた目を注いでいるんです。

さて、我々にも教会にも付きつけられたダンの運命は?!
天国か地獄か!?
私は、主人公ダンに肩入れします!
彼のそばにはいつも、今も、イエスが寄り添っているはずです。
人間の尊厳は、命や肉体ではなく、その意思なのだ。
アブラハムが選ばれたのも血統ではなく、信仰だった。
って、そういうことだよね、監督?!ん?!ピントはずれかいっ?!
☆5つ!

ああ、「ヒア・アフター」、いつ見られるのかしら。。。。。。。




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